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東京下町 おうちご飯

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小さくて偏食な子供達の世話の合間にどうにか自分好みの美味しいご飯を食べて幸せを得ようとする食いしん坊。
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2017年1月の記事一覧

東京下町おうちご飯#15 安ワインと炭酸水

夫がハイボールが好きなので うちには砂糖もフレーバーもついていない 炭酸水が常備してある。

高い原酒は殆ど買わない。手軽なバーボン、ウィスキー等を 好みの濃さで割って飲むのが好き。レモンがあれば搾り入れたり その時々で楽しくやっている。

私は弱いが 呑むのは好き。
自分で薄ーく作れるお酒はアルコールを取り過ぎないし クタクタに帰って来て さあご飯を作らなきゃという時の ガソリン代わりに良い。

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東京下町おうちご飯#14 真鱈子の醤油煮

スケソウダラの生鱈子は高いけど、真鱈の子は大きくて安い。
魚売り場が充実しているスーパーで 今の時期売られているので 見つけると毎回3、4パック、あるだけカゴに入れてしまう。貧乏性の食いしん坊である。

煮てしまえば 味に劣りはないように思うのは
私の舌が不味いのか。見た目は確かに見慣れない 黒っぽくて 謎の物体だけれども 煮てしまえば変わらない。安くて多くて美味しい方がいいではないか。

鍋に酒

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東京下町おうちご飯#13 おやつにスコーン

大寒波。足元から深深と冷えてくる。子供達の外遊びに とても付き合っていられないので
おうちでスコーンを焼く事にした。
スコーンを焼いて食べようよ、と温かい家に誘い込んだというわけだ。

お菓子はあまり作らない方だったのだけど
家にフードプロセッサーがやってきてから
クッキーやスコーンなら作るようになった。

フードプロセッサーを使うと 粉とバターの切り混ぜが簡単で絶妙な加減でできるのだ。我ながら本

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東京下町おうちご飯#12 クリームチーズが濃厚になった

朝ごはんに 食パンをトースターで焼きながら
冷蔵庫にまだ残っていた “先日作ったクリームチーズ” を取り出した。

もともと 放っておいてしまった ヨーグルトから 作ったものである。恐る恐る味見をしてみた。
あら。美味しくなってる。酸味がまろやかになって 付けたガーリックの風味も柔らかくなっている。

昔は 食品が腐る事にとても敏感だった。
食卓を預かる身になってからか 中途半端な綺麗好きから

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東京下町おうちご飯#11 母のチーズオムレツ

東京に 年に1回か2回あるかないかの 雪予報である。布団から出がたい朝 雪こそまだふらないけれど 堪らず暖房を全開にしてしまう。

今朝のお腹予報は チーズオムレツ。

ボウルに卵を4、5個 割り入れて
溶けるチーズ 塩 胡椒 を入れて よくかき混ぜる

油をひいて 熱したフライパンに
ジュゥと流し入れ お箸で 焼けた所を崩す様に かき混ぜる フライ返しで 半分に折りたたみながら 形良く整えて

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東京下町おうちご飯#10 絶品タルタルソース

玉ねぎのぬか漬けを試してみた。
3日位は漬け込んだか、生でも辛くない漬けあがりになった。少し酸味のある、ラッキョウみたいかな。これを 包丁で なるた〜け 薄く切って 削り節と醤油を回しかける。良い酒のつまみといった感じ。

最近は ぬか漬けは 大根、人参、きゅうり、蕪、小松菜等の中から 3、4種類を細かく刻んで常備するようになった。ご飯に添えて食べても お茶漬けにしても食べやすく バリバリボリボリ

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東京下町おうちご飯#9 胡麻の醤油ふりかけ

間違えて 洗い胡麻を買ってしまった。
使用分を 小さいフライパンで 中火で煎る。火に近づけたり離したりサラサラと揺すりながら。プチっと 一粒の胡麻が跳ねる。 もうそろそろ 良い頃合いか。なかなか、朝の台所で 優雅な時間だと思う。

小さいすり鉢と 小さいすりこぎを持っている。
これで 煎りたての胡麻を擂る。
ゴリゴリと音を立てて胡麻の香りが広がる。

擂った胡麻に 醤油を回し入れて スプーンで混ぜ

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東京下町おうちご飯#8 クリームチーズを作ってみた

ヨーグルトを放っておいてしまった。
賞味期限が切れてどれくらいか。
恐る恐る匂いを嗅いでみたら そうでもない。
容器もカビていない 大丈夫の様だ。
さすがは発酵食品。

味見をすると少し酸味が強いか。思いつきで このヨーグルトでクリームチーズを作ってみた。

コーヒーフィルターをドリッパーにセットし ヨーグルトをこす。冷蔵庫の中で半日以上。ホエーという液体と固いヨーグルトになる。
この固いヨーグル

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東京下町おうちご飯#7 豚コマの醤油煮

あまり種類を作らない常備菜だが
豚コマ肉の醤油煮や 挽肉の肉味噌は ご飯にのせるだけで 子供達の食べが良いので よく作る。

挽肉や豚コマを 酒と醤油とみりんと砂糖 それと擦った生姜と煮るだけだから とても 簡単。
味を濃くすれば 日持ちもするのでとても重宝する。

生姜は 擦って フリーザーバッグに 平らにして 冷凍しておけば いつでも そのままポキポキ折って 使えるから とても便利。
ニンニク

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東京下町おうちご飯#6 自分で煮るなめ茸

常備菜は便利なのだが、私は気分が乗らないと とことん 手をつけず。お恥ずかしながら 冷蔵庫の中で ああもう危険かも と してしまうので あまり種類は作らない。

日持ちがして なお 家族が朝ごはんのおかずとして よく食べるもの。その上 自分も好きな物なら 頻繁に常備する。そう、自分の好みの味でなければいけない。

市販のなめ茸。夫は好きなのだが 私はあまり好きではなかった。 メーカーによって味も変

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東京下町おうちご飯#5 挽肉でとるスープ

調理師の夫が 簡単にスープをとりたいなら挽肉が簡単 という事で 挽肉を出汁にしたスープをたまに作る。
コツは 塩を最初から入れない事だ。

なぜ塩を最初から入れないかというと、肉から旨味をスープに出したいのに、塩を入れると肉に味が入ってしまうという。
スープの水加減や肉の量にもよるのだろうけど、なる程と思った。

これを知ってから シチューなど 作る時にも
最初から 塩を入れないように注意している

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東京下町おうちご飯 #4 ぶ厚い豚かつそしてカツ丼

私の夫は調理師で 家庭でも料理を作ってくれるタイプである。

その夫が とんかつを作るのに スーパーで売っているとんかつ用の豚肉のあまりの貧弱さに憤り、肉のハナマサ で大きい豚ロース塊肉を買い
それを太っ〜く切り分けて 上手にからりと
すごく ぶ厚いとんかつを作ってくれた。

これが美味しくて、贅沢で、材料費的にも合格。
だって3センチ程度の厚さのとんかつが5枚できてお肉の材料費が1000円位だっ

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東京下町おうちご飯 #3 出汁を簡単に常備する方法

水出しの緑茶やコーヒーが美味しいと気付いたのはやっぱり夏の暑い日。
専用の容器だって様々世の中に売っているんだから 私が知らなかっただけでポピュラーな方法なのだろう。

緑茶はポットに茶葉と水を入れて冷蔵庫に入れるだけ。私は濃い目が好きなので700mlに25グラムくらい。4ー6時間くらいで 苦味の少なく ほんのり甘さ さえ感じる 冷たい緑茶が手軽にいただける。だって仕込んでおけば冷蔵庫から出してコ

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東京下町おうちご飯 #2 お安い鶏胸肉のカツ

鶏胸肉って安い。ササミより安いのは何故?
私の偏食の子供も絶対に食べるレシピを開発してからスーパの安売りや生協の安売りで見つけると 必ず冷凍庫にストックするように買ってしまう。

皆さんはクレイジーソルトってご存知だろうか。あれの裏の表示見てビックリするのはアミノ酸系が入っていない事。うま味調味料系が入っていないのにあんなに美味しいお手軽スパイスは そうそうない。

私が胸肉でよく作るのは このク

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