東京下町おうちご飯 #2 お安い鶏胸肉のカツ

鶏胸肉って安い。ササミより安いのは何故?
私の偏食の子供も絶対に食べるレシピを開発してからスーパの安売りや生協の安売りで見つけると 必ず冷凍庫にストックするように買ってしまう。

皆さんはクレイジーソルトってご存知だろうか。あれの裏の表示見てビックリするのはアミノ酸系が入っていない事。うま味調味料系が入っていないのにあんなに美味しいお手軽スパイスは そうそうない。

私が胸肉でよく作るのは このクレイジーソルトを使ったチキンカツ。唐揚げサイズに作るから、小さい子供も食べやすく よく食べてくれる。

ところで カツって作るのが非常に面倒くさい。揚げ油を使うのも面倒なのに 小麦粉をはたいて卵液つけてパン粉をつけるなんて。バット等の洗い物もたくさん出てしまう。

牛乳パックを四角く開いた物の 四辺を短く折り曲げ四つ角をつまんで ホッチキスで止めて 簡単なバットを作ってみた。洗い物を減らす涙ぐましい努力である。そういう事をしてしまう程に一手間でも二手間でも減らしたいものなのだ。

手間を減らす為に 味付けパッター液を作っている。
ボウルに小麦粉を水にマヨネーズ位の硬さになるように溶かし、そこにクレイジーソルトを振り入れて 指先チョンして味見。 良い味加減のパッター液が簡単に出来上がる。

そこに脂の皮を取り除いて一口サイズに切り分けた胸肉を入れる。
パッター液にまみれた胸肉を バットに広げたパン粉につけて 揚げる。

パン粉は自家製のことが多い。
自家製と言っても もったいない精神から生まれた産物なのだけど。
ホームベーカリーで焼いたパンの どうしても出るパンの耳を冷凍して 貯めておいて ある程度の量になったらフードプロセッサーに 凍ったままのパン耳をぼきぼき折り入れてガーッとやるだけで出来上がる。それをジップロック袋に入れてまた冷凍保存するのである。解凍せずにパン粉として使えるので便利に美味しく使っている。

このお手軽チキンカツは冷めても美味しい。
外側はカリッとして 中は胸肉だけれども充分柔らかい。手順も簡単だし、胸肉は火の通りも早い。何よりも分かりやすい味なのか 子供がよく食べるのだ。そして極め付けに"安い"とくれば もう文句なしの我が家の定番料理なのだ。

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