東京下町おうちご飯#13 おやつにスコーン

大寒波。足元から深深と冷えてくる。子供達の外遊びに とても付き合っていられないので
おうちでスコーンを焼く事にした。
スコーンを焼いて食べようよ、と温かい家に誘い込んだというわけだ。

お菓子はあまり作らない方だったのだけど
家にフードプロセッサーがやってきてから
クッキーやスコーンなら作るようになった。

フードプロセッサーを使うと 粉とバターの切り混ぜが簡単で絶妙な加減でできるのだ。我ながら本当に美味しく出来るので 作るようになった。

スコーンは たまに 無性に食べたくなる。
焼きたてのスコーンを 二つにパカリと割り クリームチーズと苺ジャムを塗って パクリと食べる。外側カリカリで内側はしっとり。英国風を気取って 紅茶とともに。本当はクロテッドクリームなのだけど 手に入りやすいクリームチーズと苺ジャムで充分 とっても美味しい。

横着で フードプロセッサーの容器を 測りにそのまま乗せて 小麦粉や砂糖ベーキングパウダーを測りいれていく。機械にセットし 途中パルスしながら バターと卵黄と牛乳 ポロポロの塊になるまで混ぜ合わせる。できた生地は冷蔵庫でしばし寝かせる。

生地ができてしまえば スコーンは本当に簡単で。
焼き上がりが縦に伸びるように 折り畳みながら伸ばしてを何回か。最終的に3センチ程度の厚さにして 丸いコップのフチで型抜いて
200度に予熱したオーブンで焼き上げる。

小麦粉とバターと砂糖の塊がこんなに 美味しいものに化けるんだから 凄いなぁっていつも思う。

料理は魔法。私は魔法使い。と ウキウキしながら オーブンから鉄板を取り出した。

できた?と歓声をあげる子供達。
お皿の端に クリームチーズと苺ジャムを盛り付けて 焼きたてのスコーンを パカリと二つに割ると 美味しい香りの湯気が現れ 立ち上っていった。

#料理 #エッセイ #スコーン

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