東京下町おうちご飯#6 自分で煮るなめ茸

常備菜は便利なのだが、私は気分が乗らないと とことん 手をつけず。お恥ずかしながら 冷蔵庫の中で ああもう危険かも と してしまうので あまり種類は作らない。

日持ちがして なお 家族が朝ごはんのおかずとして よく食べるもの。その上 自分も好きな物なら 頻繁に常備する。そう、自分の好みの味でなければいけない。

市販のなめ茸。夫は好きなのだが 私はあまり好きではなかった。 メーカーによって味も変わるのだろうが、甘い味付けが多いのではなかろうか。夫用に買う度に味見はしてみるものの それ以降は手はつけなかった。

しかし なめ茸 が 簡単に自分で作れて しかも日持ちもするものだと知ってからは 自分でよく作るようになった。

鍋に 醤油と酒 各50cc と みりんと砂糖 各大匙1を 煮立たせて バラバラにほぐしたえのき茸を入れる。煮始めは 鍋の中で汁気が少ないように見えるが 煮ていくうちにえのきから水分が出て汁だくになる。その汁気がなくなるまで煮るだけなのだ。
味も自分好みに調節できるし 私も途端になめ茸が好きになってしまった。

これで冷蔵庫で1週間以上日持ちすると知れば
今迄好きでもないのに買っていたのがバカみたいである。

えのき茸だけでなく 椎茸 しめじ を加えても
美味しいきのこミックスになる。

白飯に添えるだけでは飽きてきたら ナメコならぬ なめ茸おろし蕎麦を作る。これがまたとても美味しい。

かけ蕎麦に 大根おろし、なめ茸きのこミックス、薬味の白ネギを小高く盛り付け 七味と揚げ玉を 振り入れていただく。
なめ茸の トロリとしたお醤油と大根おろしと温かいお蕎麦を ずるずるっと頂く。
体も心も温まる。

揚げ玉は 天ぷら屋さんの店先で 無料か50円程で置いてあるような揚げ玉を買って冷凍しておく。我が家では 冷凍庫の中の置き場所が決まっている位 必需品だ。
入れると入れないとでは全然違うし 解凍せずにそのまま パラパラと使えるので とても重宝する。スーパーで売っているものと 味も全然違うと思うので 知らない方は是非試してみて欲しいと思う。

#料理 #コラム #なめ茸 #揚げ玉 #蕎麦 #エッセイ


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