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私の旅行記録

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これまでに行った旅行の記録をまとめました。
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#この街がすき

吉田初三郎を見に、府中へ

吉田初三郎を見に、府中へ

吉田初三郎さん、という絵師。すみません、「推し活」したいくらい、大好きです(笑)!

その初三郎さんの展覧会が、何と我が家の近く、府中市に来ていると聞いたので、これは行くしかないと思い、行ってきたのでした。

■吉田初三郎さん とは?

吉田初三郎さんは、主に大正時代から戦前・戦中・戦後にかけて活躍した鳥瞰図を多数書いた方です。鳥瞰図といっても、例えば、私鉄の沿線の路線案内図のようなものを手掛けた

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札幌での少しばかりのお散歩

札幌での少しばかりのお散歩

先日、土木学会関係で、「北海道土木・建築未来技術展」という催しに参加することになり、札幌に行ってきました。

札幌の地を訪れるのは、実は2月以来4か月ぶり。2月の時は、しっかりお休みを頂いて、冬の北海道を満喫しました。(その時の記事はこちら)

今回は、すっかり暖かくなり、ちょっと暑い予想気温になっている初夏の札幌へ。会場入りする際に少しだけ歩いた記録を書きたいと思います。

■羽田→札幌への空の

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【おすすめ散策コース】穴守稲荷駅から羽田空港へ(前編:穴守稲荷駅から羽田空港の中に向かう)

【おすすめ散策コース】穴守稲荷駅から羽田空港へ(前編:穴守稲荷駅から羽田空港の中に向かう)

ドボクな街歩きの聖地と言えば、東京では、渋谷や品川、日本橋のような場所を連想されるかもしれませんが、もう一つ外したくない(行くと絶対ワクワクする)場所があります。それは・・、

羽田空港

です。今回、羽田空港だけでなく、その入口付近から歩き、その歴史に触れながら、ちょっと設計的なことも知る、という歩くコースを考えてみたので、ご紹介したいと思います。

■今回のコース紹介

今回のルートは、こちら

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『豊後土工』(ぶんごどっこ)のふるさとへ

『豊後土工』(ぶんごどっこ)のふるさとへ

「豊後土工」(ぶんごどっこ)って、ご存じですか?多分ご存知でない方がほとんどだと思います。大分県の南部、佐伯市近くにルーツを持つ、土木の技能集団のことを指します。そんな方々の故郷の一つである、今は大分県佐伯市、合併前は上浦町の浅海井(あざむい)という町を訪ねてきました。

■「豊後土工」とは?

大分県の南部、佐伯市付近は、豊後水道に面したリアス式海岸が続くエリアです。大分県の地図を国土地理院の地

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◎山梨へのプチ旅◎:④中央本線各駅下車の旅(その2:笹子駅)

◎山梨へのプチ旅◎:④中央本線各駅下車の旅(その2:笹子駅)

中央本線の勝沼ぶどう郷駅を訪れ、そこから1駅ずつ下車している旅、前回は笹子トンネル西側にある、甲斐大和駅を訪れました。静かな町の中に、見どころが多い場所でした。(前回の記事はこちら)

今回は、甲斐大和駅から笹子トンネルを越えて、笹子駅まで1駅乗車し、次の電車までの間、散策してみることとします。

■元・スイッチバック駅の笹子駅

笹子駅周辺の地図を、「今昔マップ」で見てみましょう。

スイッチバ

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◎山梨へのプチ旅◎:③中央本線各駅下車の旅(その1:甲斐大和駅)

◎山梨へのプチ旅◎:③中央本線各駅下車の旅(その1:甲斐大和駅)

GW中のプチ旅で目指した場所は、中央本線の勝沼ぶどう郷駅でした。廃線トンネルを活用した遊歩道に、戊辰戦争の戦跡、大正時代の美しい砂防堰堤、国宝のぶどう寺、昭和初期のアーチ橋、そして何より美味しいワイン、が揃うような、とても素晴らしい場所でした。(前回の記事はこちら)

勝沼ぶどう郷駅付近の各駅、実はどの駅もとても魅力的で、是非訪問してみたいところばかりだったので、一駅ずつ下車しながら次の電車に乗り

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◎山梨へのプチ旅◎:②中央本線に乗って勝沼へ旅する(後編:勝沼の街の楽しさ)

◎山梨へのプチ旅◎:②中央本線に乗って勝沼へ旅する(後編:勝沼の街の楽しさ)

大型連休期間中に訪れたプチ旅の記録。私の住む、東京都八王子市からだと、中央本線の各駅停車に揺られて約1時間で到着できる、山梨県甲州市(もとは勝沼町)の勝沼ぶどう郷駅。笹子峠を越える鉄道のスイッチバック跡ならびに、トンネルを利用した旧線路の遊歩道など、楽しい施設を紹介しました。(前回の記事はこちら)

今回は、大日影トンネルの遊歩道を歩いたあとで、谷を下り、勝沼の街を歩いた部分について書きたいと思い

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■新宿まちあるき■変わり続ける街を眺める(2024年5月)

■新宿まちあるき■変わり続ける街を眺める(2024年5月)

2022年の年末に、「まいまい東京」という街歩きを多く手掛ける団体から、土木系の街歩きガイドをお願いされ、2023年の5月に新宿の街をぐるりと回る街歩きのツアーを初めて実施しました。それに続いて、2023年9月に2回目を実施。そして、2024年6月16日に、3回目のガイドを実施することになりました。

同じコースを歩くというと、季節や時間帯で少し雰囲気が違うだけ・・のような気もしなくはないですが、

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◎山梨へのプチ旅◎:①中央本線に乗って勝沼へ旅する(前編:笹子峠の越え方)

◎山梨へのプチ旅◎:①中央本線に乗って勝沼へ旅する(前編:笹子峠の越え方)

今年のGWは、特に遠出もせず、近場で過ごしました。といいつつ、中日の平日に、山梨までプチ旅に出かけましたので、その模様をご紹介したいと思います。

■中央本線で、勝沼ぶどう郷駅へ

今回は、我が家である八王子からだと、実はそんなに遠くない、山梨県へ。大月駅を越えてしばらく走ると、笹子トンネルを抜け、甲府盆地に入っていきます。盆地が開け始めた坂の上にあるのが、勝沼ぶどう郷駅です。

■中央本線の線形

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福島という街で見たものは・・

福島という街で見たものは・・

今回は、4月の初旬の週末に、土木学会のとあるミッションに関連して、福島市に日帰りで滞在しました。滞在時間はわずかでしたが、色々と見たものを記録しておきたいと思います。

■福島という街

福島という街は、阿武隈川の中流部にある町で、城下町であり、奥州街道の宿場町でもありました。明治時代以降は、東北本線と奥羽本線の結節点であり、養蚕などの産業でも栄えた町でした。

■山形新幹線のアプローチ線新設工事

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▼北陸への旅▼⑥:北陸新幹線開業に湧く、敦賀へ(後編:日本海の玄関口の凄い街)

▼北陸への旅▼⑥:北陸新幹線開業に湧く、敦賀へ(後編:日本海の玄関口の凄い街)

北陸新幹線開業を契機に訪れた、福井県敦賀の街。通称・敦賀港線は、なかなか見ごたえ十分な廃線跡でした。(前回はこちら)

前回あるいたルートは、廃線マニア以外の一般の観光客はほとんどいらっしゃらないような場所でしたが(苦笑)、たどり着いた敦賀港駅(金ヶ崎)周辺は、お祭り開催中で人が賑わっていました。ここから、敦賀の街の(表側の)魅力に迫ってみたいと思います。

■お祭りムードに湧く、金ヶ崎

桜の花

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▼北陸への旅▼⑤:北陸新幹線開業に湧く、敦賀へ(前編:敦賀港への廃線跡を歩く)

▼北陸への旅▼⑤:北陸新幹線開業に湧く、敦賀へ(前編:敦賀港への廃線跡を歩く)

3月末に訪れた、北陸への旅の記録の続き。前回までは富山県内を回っていました。富山市という場所が、とても興味深い発展を遂げていたことを改めて知ることができました。(前回の記事はこちら)

今回は、富山から「敦賀回り」で東京に戻るルートを用いた北陸の旅の一つのメインイベントとして、3月16日に開通した、北陸新幹線に乗車して敦賀の街を訪れた記録について書きたいと思います。

■北陸新幹線で敦賀駅へ

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▼北陸への旅▼④:富山の2つの「はいせん」を歩く

▼北陸への旅▼④:富山の2つの「はいせん」を歩く

富山市内に滞在しています。前日に、神通川の馳越線を歩き、その後待つ川沿いを少し散策して、とても楽しかったので、次の朝、出かける前に松川散策の続きをしようと思いました。(前回の記事はこちら)

松川は、神通川の「廃川(はいせん)跡」です。あと、富山駅の北側には、昔のJR富山港線が富山ライトレールになった際の「廃線(はいせん)跡」がはったはず。ということで、富山駅周辺にある2つの「はいせん」跡を散策し

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▼北陸への旅▼③:富山市内の神通川の今昔

▼北陸への旅▼③:富山市内の神通川の今昔

3月末に、富山県の黒部川流域に訪れる所用を済ませ、その後西に向かってぐるっと回る旅を続けています。前回は、富山市内にある、富岩運河の環水公園や、船に乗るクルーズを楽しみました。(前回の記事はこちら)

今回は、そこから、これは神通川を見なきゃ、と思って、夕暮れの神通川沿いを歩き始めたので、そのもようをお伝えしたいと思います。

■神通川と「馳越線」のものがたり

ここで、今回歩いている神通川(じん

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