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徒然、思考

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#言葉

7月1日は、昨日6月ではないということ

悲しい。神が死んだからではない。

彼は生きていると言えよ、カント。

サイコロのように転げ落ちる、明日の予定。

歌うことで歌は生まれ、活けることにより花は死ぬ。

そういった木綿豆腐みたいな贅沢は、

悲しい日々を癒すための練習だったのか。

け。狼は海を広げながら言った。

じゅわ旨。と唐揚げは腹の底から声を出す。

深夜に迷惑な花火の音に、

辟易するよ、香り高く。

友人の安否がただただ

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W杯というオナニー

W杯をはじめ国民的スポーツは、いつから"日本国民"を総動員させる「オナニーのおかず」になったのか。SNSはW杯の話題で溢れ、渋谷の街には若者が溢れ出す。日本人だから、という理由で日本のチームを応援してしまえる理由が、ぼくにはわからない。「日本人である」ことと「日本のチーム」を応援することに、なんら関連性はない。そんな自己目的的な思考停止に陥ることは気持ちいいのだろうが、その「考えることの放棄」それ

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目を開けたこともないのに、瞼を閉じて眠れない。

弱視の天才写真家に自身を投影させた102分。河瀬直美監督の映画「光」を観た。奇しくも、あなたの目の前にいる、ぼくは、右目腕で隠している。何度も視力を失うことを恐れてきた。24年間。絵を、太陽を。女性やプラネタリウム。鳥の羽ばたきに、ヨハン・シュトラウス
ピカソ
に花。器、言葉、声。ミニスカート通して、見ることを学び、見ることから愛するということを学んでいる。目を開けたこともないのに、瞼を閉じて眠れ

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名刺に肩書きを載せずに生きていく

名刺に肩書きを載せずに生きていく

 ぼくは、写真家やアーティスト、そういった肩書きを一切廃して生きて行きたいと思っている。なので、名刺には2年前から肩書きを書くことをやめた。写真家、文筆家、芸術家、など。いくらでもかける。名乗るとそれに縛られる。これまでやってきたことは「select」して、じぶんの名前に.comをつけたここに載せている。だから、これからの話をするぼくがどんな人間なのか興味が沸いたら、「shinzomakoto.c

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「W杯 ゴミ拾い」は日本の美徳なのか

ぼくはサッカーへの関心が薄いから、知識も少ない。だからよくわかってない人間の、的外れな考えかもしれないけど。けれど、知識がなくても考えることはできる。

「ゴミ拾い」は日本人の美徳ではないサッカーの試合終了後、観客がスタジアムのゴミ拾いを率先してやっている、というのをSNSで見かけた。素直に「素晴らしい」と思った。が、見出しや、中身を読むと歪んだナショナリズムなのかと、一歩引いた。

 「W杯 ゴ

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机という名詞を様々な辞書で引いてみると、似たような説明文がどの辞書にも載っていた。例えば広辞苑には以下のように記載されている。

①飲食の器物を載せる台 食卓「高坏に盛り−に立てて母に奉りや」
②書を読み、字を書くのに用いる台。ふづくえ。「−を並べた仲」

読書や飲食の時にそれは使用されるようだが、机には、もちろんだが他にも様々な使い方がある。例えば、授業中の居眠りや、一時的にものを置くスペースと

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