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片思い、不倫、ケンカ中、孤独、後悔、喜び、珠玉のアンソロジー

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様々な恋のシチュエーションをテーマに等身大の感情を読み込んだ詩集です!
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2024年7月の記事一覧

したたかさ(詩)

したたかさ(詩)

知っているわけでも
わからないことでもないさ
ひとすじ縄でいけないのは
見せるそぶりに含まれているだけ

たぶん
どこからともなく
芯の強さが
見え隠れしてる

秘密(詩)

秘密(詩)

すんなりと くちびるから

もれた本性…

どこに 包み隠せるの?

引き出しとなる 逃げ道

用意しなくては

私とコーラとそして男友達(詩)

私とコーラとそして男友達(詩)

【note月さんの「毒のようなもの」の記事より詩作】

私が飲まないコーラ いつも飲む男友達

押しては引いて返す波の中に漂う海月(クラゲ)
時々彼はピリッと私を刺す生き物になる

意地っ張りな私たち
時々海の月の影の様に静かにケンカ
だけども賢くユーモラスな男友達
本心を覗こうとすると
深い深い海面の底に隠された

ねぇ?苦しかったの?
ねぇ?コーラの原価をバカにしながら何で飲んでたの?
もっと

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熱意 (詩)

熱意 (詩)

惜しみなく 絆(ほだ)されました

あなたの人格に

だからもう

気づいてください

澱み(よどみ)なく

あなたに惹かれているのです

【詩】はぐれたままの私

【詩】はぐれたままの私

発作的に
勾配(こうばい)の色が 差してきた
美化した想い出が 切なく現れ
いたたまれないほどの想像
あなたが好きだという稀な事実を
意識した

どんな月夜でも

いくつかの愛しい季節が

過ぎ去っても

あなたとの恋の夢を見て
出口の扉を開けずに
はぐれたままの私でいるの

【詩】【月光恋花】

【詩】【月光恋花】

紅い花びらに 

託す想いを伝えます

銀色をした露の雫たちが憧れる

おごそかに白く輝き放つ

月(あなた)だから

私はその優しい光に照らされ

静かに揺らいでいる

清く儚い一輪の花なのです…

愚かな花姿だと思ってください

あなたを見つめ続けることができた私は

嬉しくて 花びらいっぱいに
幸せを感じてゆく

せめて秘めやかに秘めやかに
美しく咲かせて

あなたが雲隠れした時

静かに散

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【詩】【異次元】

【詩】【異次元】

幻覚の夢の色の花の種を蒔いた

あなたの中心点は ふところ深い

もし愛されたなら
慈しむ様な無条件な愛で
見返りを 期待されず
私に訪れる幸せを与えるだろうか…

もしも愛したなら
恵みの豊かさと
忍び寄ったゆとりの中で
あなたは足音立てず
くつろぎ涼むだろうか…

底無し気配のない私と

華々しく メルヘンな ままで…

【詩】【後回し】

【詩】【後回し】

愛の深さにうごめいて

不思議と悪い思惑もひしめきます
こんな私にした おおらかなあの人よ
なぜ 遠い距離感があるの

何も変わらない現実だけど
大切にしている彼女は
情が豊かな人でしょうね

「惚けなすッ」とあの人に
この前 口走った
せせこましい私

いつか ありがとうと言える日まで
その二人を見届けていたいの

感服の至りは
後回しにしてもいいですか?

【詩】【男友達】

【詩】【男友達】

今更 たくさんのまぶしい優しさ
くれるのは なぜ?
はちきれそうな気持ち おさえつけたの
友達だったから
彼女と別れた噂 信じてもいい?
吹き抜ける風 すこしひんやりする
虹の涙 ぬぐう時 腹が立つほど
いつも ひとりぼっち
居心地が良くて
永く
分かち合える仲の友には
なっていなかったのに…

【詩③】

【詩③】

白い小鳥

一方的に
不平等に
片思いが始まると息が苦しいよ
たぶん
私の心の下は
誰にも知られずに不安定感
あなたにも秘密に悟られなくて
赤色できらきら光る水面下

伝えれば楽になるだろうけど
ちょっと はにかんで
ちょっと 防備して
ちょっと 勇気なくて
ちょっと 拒絶反応
ほとんど足場が わからなくなって
逃げ迷う
白い小鳥に
なっていきそうです

【詩②】

【詩②】

偽りと呼ぶ

張りつめた雰囲気も

ウソの演技に宛てがう

彼無かりせば
自分はこのように掌を反らしていなかったのだろう

【詩】

【詩】

持久走

恋の持久走

苦手な分

いつもビリでした