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ドラムマシンと音楽ジャンルの関係性と考察 前編 (黎明期~TR-808の登場まで)
何故自分はドラムマシンを集めだしたのかのきっかけの一つに、聴いてきた音楽の中に多くの特徴的なドラムマシンの音が存在していたという事があります。
気になるドラム音があるとそのミュージシャンがどのマシンを使っているかなどを調べていた時期がありました。
ドラムマシンが数々の音楽ジャンルを生み出した!って、そんな大げさな事は思いませんし、実際そのジャンルのオリジネーターが偶然そのマシンを用いて音楽を作り
11-5.イメージ・シンセサイザー●「企画書」1980年書下ろし
人間は死ぬ間際になると、自分の一生が走馬燈のように映像化されて、目の前に現われるのだそうだ。その時、目の前に繰り広げられる映像は、決してムービーではないだろう(ムービーだったら、時間の進行がリアル・タイムなわけでして、自分の一生を見るためには、自分の一生分の時間が必要なわけだから)。おそらくはそれは、極度にスピード・アップされた、早回しの時間映像だろう。人間はいくつもいくつもの個的ドラマを複合的
もっとみるRoland SH-101のハナシ(2024/3追記)
SH-101は、ローランドが1982年の秋に発売したアナログシンセサイザーで、当時中学1年生だった僕が最初に所有したシンセでもあります。
日本においてシンセサイザーという楽器がティーンにまで普及したきっかけは、間違いなく1980年のYMOブームでしょう。うわ、40年も前か。
肩にかからない程度の長髪が許されていた中高生であれば、ちょいと刈りあげ、もみあげを落としたテクノカットを気取り、文化祭の
Klaus Schulze の『Moondawn』を聴いてみた編
こんばんは、内山結愛です。
ジャーマンプログレシリーズ!
今回は Klaus Schulze の『Moondawn』を聴いてみた編をお届けします。
焦らすように緩やかに展開していくシンセサイザー、奥行きを生み出すドラム、トランス感覚に襲われるスペーシーなサウンド。
2曲で50分越えの大作。
ぜひ、読んでみて聴いてみてください!
1.Floating
怪しげな始まり方。キラキラ宇宙。あ
【初心者向け】シンセサイザーの音作りに迷わない3つのステップ
初心者の頃、高価なシンセ音源を買ったのに使い方がわからず、結局プリセットを選ぶだけだったダサメロンパンです。
シンセサイザーのつまみが多すぎて苦手意識があったり、どうすれば狙った音になるんだろうかと困っていませんか?
実は、シンセサイザーは、ある程度基礎を理解すれば、誰でも音を作ることは簡単です。
そこで、今回は初心者でもプリセットに頼らず、狙った音が作れるようになる方法を3ステップに分けて