Yuu

兵庫県在住の23歳。青春と怪獣の表現者。詩や小説、エッセイを紡いでいます。音楽、映画、…

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兵庫県在住の23歳。青春と怪獣の表現者。詩や小説、エッセイを紡いでいます。音楽、映画、ウルトラマン、THE ALFEE、野球とモータースポーツが大好きです。大阪音楽大学卒業。作品タグは「#優の惑星」です。ご感想・ご依頼はyuusakaoka@gmail.comまでお願いします。

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  • GO AHEAD -僕の描く夢-

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【自己紹介】はじめまして、坂岡 優(さかおか ゆう)です!

 はじめまして、坂岡 優(さかおか ゆう)です!  兵庫県加古川市出身・在住、2000年生まれの今年24歳。大阪音楽大学卒業。高校時代から主に作詞と物語を作り続けていて、現在も平日は食品関係のセレクトショップで社員として仕事をしながら、兼業で作家活動を続けています。  わたしの人生におけるミッションは「社会に創作をもっと身近にする」です。すべての出来事に創作の種があり、あらゆる手段で人は表現できます。ただ、そこに辿り着けなかったり、始めようというきっかけがないという方が多

    • 夏模様へと向かう人生の解れ | 20世紀生まれの青春百景 #91

       高校を卒業してから、叱られることが減った。それと同時に、人間関係によそよそしさを感じるようになった。他人に対して、本音で話せないようになって、いつしか他人と話すこと自体も減り、わたしから声をかける機会が一週間でも数えるほどにまで少なくなった。  こうして歪に変貌した人間関係は、あらゆる業を抱え込んだままに破綻していく。やさしさも、きびしさも、すべてが通り過ぎた後に、相手は何もかもを決めてから、三行半を突きつけられる。もはや戻る術はなく、去っていくのを見送るしかない。最後に

      • 締め切りがある時、ない時。

         某関西の豚まんが有名なお店のようなタイトルをつけてしまったが、例の如く、何を書こうかまったく決めないまま、こうしてペンを走らせている。きっと、なんらかの気づきがあったが為にこのようなタイトルをつけたのだろうが、その気づきが何だったかまるで思い出せない。  頭の中はサルバドール・ダリの『記憶の固執』のような状態だ。ふわふわとした記憶と、あいまいな出典ばかりの記録と、その他の雑多な何かがひしめき合ったまま、稀に作品として出力される。そういった状態で日常を生きているから、よくわ

        • 「凛の季節」から「情の時代」へ -ことばとこころとからだに参加して-

           今日は一年ぶりに『ことばとこころとからだ』に参加した。これまでは休日の都合でなかなか顔を出せなかったのだが、会社を離れた今は予定を調整しやすくなったので、予定を動かして合わせることが出来た。  いつもは大阪の福島駅にあるGRANDSLAMというコワーキングスペースで開催されていたのだが、今回は阪急中津駅の近くにあるフリーペーパー専門店のはっちという空間。ここがかなり素晴らしい場で、全国のフリーペーパーが集められ、手作りならではの温もりと、おそらくここに関わる人々が醸成して

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        • 夏模様へと向かう人生の解れ | 20世紀生まれの青春百景 #91

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          碧空への飛翔体 | 20世紀生まれの青春百景 #90

           もうすぐ七月が終わろうとしている。ゆっくりとした時の流れの中で、たしかに終わりゆく物事たち。現実にはまだ片付けるべき物事が残っているのだが、それはそうとして、ひとまず八月はゆっくりしようと計画を立てているので、ここ二週間くらいで先のことはすべて片付けてしまおうかと考えている。  転職活動は上手くいっていない。理由は単純で、他者に寄りかかりすぎた。これまでは自分ですべてを決めてきて上手くいかなかった分、今回はできるだけアドバイスを聞き入れ、そこから膨らませるようにしてきた。

          碧空への飛翔体 | 20世紀生まれの青春百景 #90

          今年もパワプロの季節がやってきた | 20世紀生まれの青春百景 #89

           わたしは野球が好きだ。実際にプレイしたのは学校の授業や草野球程度だが、球場へ行ってプロ野球の試合を観戦したり、テレビやウェブで世界中の野球を楽しんだり、わりと野球にはどっぷりと浸かってきた方だと思う。ただ、野球部の人もいるだろうし、周囲にもっと野球が好きな人が多かったので、ほとんど野球の話はしないようにしてきた。それが野球に打ち込んできた人への礼儀だと考えているのだ。  そうは言いつつも、野球の話題になると、乃木坂46に在籍していた頃の山崎怜奈さんのようにナチュラルに話題

          今年もパワプロの季節がやってきた | 20世紀生まれの青春百景 #89

          真夏のスーツ事情 | 20世紀生まれの青春百景 #88

           今日は面接だった。朝は尼崎で、夕方はオンライン。七月中に転職活動を終わらせようと考えているので、ここからの二週間はかなり慌ただしい。  それにしたって、この夏は異様に暑い。そもそも夏になっていないんだよね。梅雨明け間際なのに、かつての真夏を越えるくらいの暑さに列島が覆われている。熱帯雨林のようなスコールがやってくるようになったし、気候の変化がより大きくなった。そんな中でスーツで仕事をされている方は本当に大変だろうし、なんとか暑さを和らげる方法はないものかと会社や自治体も考

          真夏のスーツ事情 | 20世紀生まれの青春百景 #88

          THE ALFEEと共に歩んだ10年間 | 20世紀生まれの青春百景 #87

           「中高生の頃に出逢った音楽とは一生付き合うことになる」とよく言うけれども、今のところ、その通りになっている。YMOは未だにより好きになり続けているし、ムーンライダーズも元々はというと高橋幸宏さんの音楽活動からの繋がり。ビートルズも、クイーンも、吉田拓郎さんも、加藤和彦さんも、わたしの60年代から70年代の音楽を愛好する嗜好はこの頃から連綿と受け継がれていったものだ。  そんな繋がりの中で、もっとも大きな変化をもたらしたのがTHE ALFEEとの出逢い。2014年の夏、中学

          THE ALFEEと共に歩んだ10年間 | 20世紀生まれの青春百景 #87

          最後のランチは何にする? | 20世紀生まれの青春百景 #86

           おにぎりと味噌汁、ラーメンとおにぎり、コッペパンとパスタ、焼きそばと味噌汁などなど……  わたしの職場の近くには徒歩圏内で行ける飲食店がないので、お弁当かコンビニで買えるものから昼食を選ぶことになるのだが、日を重ねるごとにどんどんパターン化されて、最後はほとんど決まった昼食をいただくようになっていった。  以前もエッセイとして綴ったように、それほど健康的な食生活ではないので心を痛ませてはいたのだが、たまに出てくる新作や期間限定の美味しさに舌鼓を打ちながら、それはそれなり

          最後のランチは何にする? | 20世紀生まれの青春百景 #86

          納豆との上手な付き合い方

           最初に納豆をいただいた時のことをわたしはよく憶えていない。それでも、納豆にまつわる失敗はよく憶えている。  何度目かに給食で納豆を食した際、醤油をお道具箱にこぼしてしまった。無計画に袋にハサミを入れた結果、盛大に飛び散ってしまったのである。そのお道具箱は小学校を卒業するまで使っていたが、小学生のわたしには醤油という“難敵”をうまく対処する能力が備わっておらず、卒業する頃までほのかに醤油の香りがした。  このような出来事があっても納豆が苦手になることはなく、むしろ納豆があ

          納豆との上手な付き合い方

          音楽青年たちはどこへ行った

           わたしは1960年代後半を生きていないけれども、あの頃の音楽青年たちと話をすると、必ずと言っていいほどアコースティックギターが登場する。ボブ・ディランや彼に影響を受けたシンガーソングライターたちが各々の声を世界に届け、街にはギターの音色が飛び交っていた。  放課後の教室で、好きなひとがギターを弾いていた。ある日、なにも歌が好きなんて言ったこともなかったのに、あなたはギターを携えながら、弾き語っていた。あなたの歌はかなり巧くて、普段見せる一面とはまた違った顔を見られたような

          音楽青年たちはどこへ行った

          最後の三日が始まる前に、想う。 | 20世紀生まれの青春百景 #85

           あと三日で、わたしは今の会社を離れる。今回の決断はわたし自身の将来のために進めたことだ。  なにかが強烈に嫌になったわけでも、いまの仕事に満足していないわけでもない。愚痴のようなものは他人に迫られて生成されただけであって、そんなものは本質でもなんでもない。いま携わっている事業に参画した時点で「ここまで積み上げたら離れよう」というのは決めていて、それが達成されたので離れることにした。「より専門性を高め、わたしなりの人生を形作っていこう」という機が熟したのである。  仮に関

          最後の三日が始まる前に、想う。 | 20世紀生まれの青春百景 #85

          わたしは書籍を出したい | 20世紀生まれの青春百景 #84

           この際だから、あらためて宣言しておこう。わたしは商業で書籍を出したい。  創作を始めてから、どちらかといえばウェブに特化してきたし、最初は商業で書籍を出せるようになるまでは、紙媒体には手を出さないでおこうと思っていた。装丁や構成へのこだわりがありすぎて、わたしには手に負えないだろうと思っていた。  だが、いざDTPを触ってみるとおもしろくて、紙媒体のポスターやパンフレットを作っているうちに、ちゃんと文字組みや書籍の作り方を学んでみようかという気持ちが強くなっていて、実際

          わたしは書籍を出したい | 20世紀生まれの青春百景 #84

          小学生のわたしは小林可夢偉に夢を見ていた | 20世紀生まれの青春百景 #83

           2012年の秋、突如舞い込んできた「来季、ザウバーは小林可夢偉を起用しない」という一報にわたしは驚いた。ティモ・グロックの代役として鮮烈なデビューを飾ったあと、トヨタの撤退を機にザウバーへ移籍し、メキメキと頭角を表してきた。特に2012年はチームメイトのセルジオ・ペレスとともに一貫して高いパフォーマンスを発揮し、連続入賞こそなかったものの、鈴鹿では日本人として佐藤琢磨さん以来となる3位表彰台を獲得。  まさに「これから!」という段階でシート喪失の一報が飛び込んできた。

          小学生のわたしは小林可夢偉に夢を見ていた | 20世紀生まれの青春百景 #83

          夏に冷たい蕎麦をいただくということ | 20世紀生まれの青春百景 #82

           七月に入ってから、ほんとうに暑い。命の危機を感じるレベルで、どうしたものかと気象を問い詰めたくなる。  ある映画で主人公の神様が太陽を説得して気象を変えさせるというシーンがあるが、今こそその出番だと思う。あの映画はもはや公式に観られる手段が存在しないけれども、お酒を飲みながらぼーっと鑑賞するには素晴らしい作品だった。  そんなこんなで、わたしは親に連れられ、兵庫県三木市の蕎麦屋『一休庵』へ行ってきた。三木市の中でもかなり有名な蕎麦屋で、つなぎを一切使わない蕎麦が名物であ

          夏に冷たい蕎麦をいただくということ | 20世紀生まれの青春百景 #82

          いま23歳のわたしが見た、今回の都知事選。 | 20世紀生まれの青春百景 #81

           いま、わたしの住む兵庫県は斎藤元彦知事のパワハラ疑惑で揺れている。議会によって百条委員会が設置され、今後どのように検証が行われていくかに注目が集まっていたが、この疑惑を告発した職員の男性が本日自殺していたことが明らかとなった。  今回の件はまったく他人事ではなく、わたしも有権者として斎藤知事が誕生した2021年の兵庫県知事選挙に投票していたので、当時の選択をわたしなりに振り返ってみた。兵庫県知事は2001年から20年にわたって、井戸敏三さんが知事を務めていた。わたしは井戸

          いま23歳のわたしが見た、今回の都知事選。 | 20世紀生まれの青春百景 #81