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クリスマスじゃなくても鮭を食べよう。

 最近、我が家では塩鮭をよく食べている。

 脂の乗った鮭も最高だが、旨みがいっぱい詰まった脂身の少ない鮭の美味しさは筆舌に尽くし難いものがある。

 寿司屋でも、鮭はいつだって外さない。回転寿司もそう、回らない寿司屋だって。わたしが寿司でいちばん好きなネタはマグロ。でも、もっとも信頼しているネタは鮭だったりする。春夏秋冬、どの季節にいただいても美味しい。(よほど変な創作ネタでない限りは……)

 まだ二十代前半なので、揚げ物や味の濃い料理も平然といただけるが、最近、和食にのめり込みつつある。単刀直入に言うと、ファストな食べ物、ジャンキーな食べ物に飽きてしまった。

 今思うと、二十代に差し掛かる頃、ひたすらにインド料理やタイ料理にのめり込んでいったのが、その発端だったな。ダルバートも、グリーンカレーも、トムヤムクンも、決してヘルシーを求めていだだく料理ではないものの、きわめて天然主義的な料理といえる。今も、ときどき専門店に足を運ぶ。

 わたしが友達と食事へ行く時は、長年にわたって、かなりの確率で海外料理店が選ばれがちだった。

 ここ数ヶ月は、それに定食屋が増えた。まちの定食屋も、チェーンの定食屋も、両方。まあ、ひとりで行く時は、なるべく個人で営業している定食屋を選ぶようにしているのだけども。定食なら、わたしもあなたも好きなものをいただけるでしょう?

 あと、鮭の話から遠くへ行ってしまうけれど、個人的に、だし巻き卵が好き。 自宅のフライパンに入りきらないくらいの、贅沢に何個も卵を使った、大きなだし巻き卵はお店でしかいただけない。ひとくち齧ると、とっても幸せな気持ちになる。

 もちろん、スーパーのお惣菜と違って、出来立て!

 (新卒の会社を退職した次の日にスーパーのだし巻きを食べたが、あれはあれで美味しかった)

 延々と脱線しそうな気がするので、話を元に戻そう。

 わたしの両親は鮭の皮を「脂っこいから」と言って、滅多に食べない。たしかに、歳を重ねた方の胃には、皮の脂っこさはちょっとキツイかもしれない。ただ、わたしは皮が大好きで、皮と繋がっている部分の、天然ものの脂が載った部分をいつも楽しみにしている。

 今日は和布蕪のスープがあったので、そちらをお供にいただいたが、味噌汁や赤だしと一緒に食べるのがいちばん好き。

 豪華でも、凝ったものでもなく、ごくシンプルな和食に惹かれる。極論、メインにご飯と味噌汁があれば、あとはなんだって構わない。シンプルであれば、どんなものと組み合わせても美味しいのだ。

 そんな食生活のいま。あなたは中秋の名月を見ましたか?

 2024.9.17
 坂岡 優

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