みくばんP

らじみくの中の人業。老人会系ボカロP。人懐っこいクソコラ師。 名古屋国のラジオ局で日夜…

みくばんP

らじみくの中の人業。老人会系ボカロP。人懐っこいクソコラ師。 名古屋国のラジオ局で日夜炭を焼きながら、雑感を発作的に書きます。 得意な楽器はテルミン(2024年2月現在)。 なお投稿については半官半民。都合の良い方で書いています。いちいち考えるな。

マガジン

  • イラスト描いてみた

    2021年以降、音楽よりもクソコラよりもイラストを描くことが増えてきました。 主に『RADIO MIKU』(らじみく)の番組バナー向けですが、なんとなくバリエーションが増えてきたので、過去エントリーをまとめてマガジンにしてみました。

  • ラジオのハナシ

    たまに本業についても書き散らします。

  • 音楽作ってるマガジン

    はてなブログの転載。 ちょっとお小遣いを貯めればなんとかなるシンセを語るお題目。

  • 霊感雑感第六感

  • らじみく界隈

    担当番組『RADIO MIKU』界隈のハナシを書いてる好事家向けマガジン

最近の記事

101匹メイちゃん大行進

先日長谷川町子さんリスペクトでクリプトンキャラクターを6体コンプで描きあげました。 この中で最初に描いて、一番「ああ長谷川」と感じたのは、今年で発売20周年となるMEIKOでした。 なぜ最初に描いたのかというと、特に検索しなくてもオリジナルの絵柄が脳にインプットされていたからです。 番組用に描いていたポメイコ含め、そのくらいMEIKOとその亜種を描いてたんだと。 それでどれくらいMEIKOを描いたんだろうと、iCloudに残していたArtStudioのプロジェクトファイル

    • ビバ昭和・クリプトンキャラクターシリーズ完結。

      タイトルだけ見てもよくわからないと思いますが、たぶんこの後を読んでもますますわからないと思います。 お気の毒ですが仕方ありません。そういうアカウントなんです。 ふと「MEIKOを長谷川町子風に描いてみよう」と思いついたのが、一連のお絵かきのきっかけです。 そして続けざまにKAITOも描いてみたのです。 そして、この流れでクリプトンのキャラクター6体をすべてこのタッチで描いてみることにしました。 MEIKO(16年)KAITO(18年)と来れば、当然次は初音ミク(19年)と

      • 聴取率セッツ3%台の衝撃。

        一部のラジオファンの間で、この記事の見出しが嵐を呼んでいるようです。 折しもDIMEがこんな記事を投下するほど、ラジオの動静はいい意味で注目されています。 この春には『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)が東京ドームでイベントを開催し、会場の他、パブリックビューイング、配信合わせ16万人が観たという活況を呈し、ラジオ文化ここに極まれりと言わんばかりのブームとなっているかのように見えたのです。 それだのにそれだのに、セッツインユースが3%台。 つまりは首都圏

        • 無意識な昭和が止まらない。

          Xのおすすめをザッピングしてたら、こんな動画に出会いました。 一発でネタだとわかりましたけどね。 1996年に北海道テレビ放送で開始され、テレビバラエティ番組の歴史を変えた『水曜どうでしょう』ですから、なにしろ。 面白い発想なので見入ってしまいました。 悪いこと言わないから、みんな観ろ。 この動画を作られたのはフィルムエストTV。 動画でアナウンサー役も担当する主宰のにしいさんが、この企画についてnoteを書かれています。 悪いこと言わないから、みんな読め。 このネ

        101匹メイちゃん大行進

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        記事

          マーケティングで団塊ジュニアに再評価?

          『日刊合同通信』という業界紙がありまして、放送業界の情報が日々発表されています。 上のリンクで7月5日発行分のヘッドラインが掲載されていました。 この「LTV4-59」、別に新型ウイルスの名称ではなさそうですが、なんだろうと思ってXを調べたところ、こんなポストを捕獲しました。 発信者のプロフを見ると、マイナビニュースの記者さんのようです。 つまりTBSテレビはターゲティングの幅を広げるよ、ということのようです。 つかさ、電波媒体のコアターゲット戦略についてはずっと批判的

          マーケティングで団塊ジュニアに再評価?

          うらじみく報6/24

          風前の灯 担当番組が金曜深夜から日曜夜へと時間移動して3ヶ月。 聴取率調査の結果はまだ出ないので、この移動がどの程度プラスになってるのか、まだわかってません。 時間移動については、単に「平日の深夜枠にお笑い番組を揃えよう」という戦略を立てることになり「どうぞどうぞ」と退いてから「さてどうしよう」と引越先を考えたので、戦略的なものではありません。 最近我が陣営では、ほとんどの30分番組がスポンサードとなっているので、いつ「役目を果たした」と言われるか、常にヒヤヒヤしており

          うらじみく報6/24

          ラジオと品位。

          替え歌が不適切 先日こんなニュースが界隈で吹き荒れました。 これに関し、生真面目極まりないラジオマンのひとりとして居ても立っても居られず、筆を取らせていただく所存であります。 まず悲報に接してのファーストインプレッションは「いまどき替え歌はなぁ」という思いです。 著作権云々はある程度広まっていて、何でもかんでも「JASRACのせいだ」という情弱な方も減っていて、知識が正しく広まっていくことはめでたいことです。 そんな状況ゆえ、昨今の替え歌はメディアに関わる者なら「得な

          ラジオと品位。

          ULTRAMANはエース推し

          1969年生まれの僕は、幸いにして第二次ウルトラブームに間に合いました。 そこで物心ついた時に観たのが『ウルトラマンA(エース)』(1972)でした。 初めて観たウルトラマンゆえ、僕にとって最初の女、グリニッジ天文台、世界の基準なのです。 唯一無二の男女合体など、本作特有の設定は、当時すべて当たり前のことと受け入れていました。 後年の第三次ブームで、第一次世代が二次ブームについて「ドラマが薄い」だの「お子様ランチ」だの抜かしてるのを知っても、「ああ老害はやだやだ」と流して

          ULTRAMANはエース推し

          クソコラ始めて16年(たぶん)

          片手間にデザイン この10年ほど、ずっと番組バナーのデザインをやっています。 小学生の頃に漫画家を目指したという程度の絵心でしたが、30代も半ばとなってビジュアルに目覚めたのは、ニコニコ動画との出会いがきっかけでした。 その自由な世界に自分も何かを投下したいと考えるようになったのです。 最初はニコニコムービーメーカーを使い、背景を透過した画像を重ねただけのクソコラ動画程度でしたが、やがてレイヤーにボカシや陰影や汚れを入れれば、ひとつの世界観が作れると知りました。 20

          クソコラ始めて16年(たぶん)

          ニコニコ障害で、思わぬ収穫。

          6月8日未明からニコニコがサイバー攻撃を受けて、サービスを停止しています。 どうやら日曜の復旧は難しいようですね。 ニコニコはドメスティックなポータルなので、海外のハッカーたちには認知されてない、攻撃の甲斐のないサービスだと思ってたんですが、こんなことになろうとはごめんなさいごめんなさい。 拙担当番組『RADIO MIKU』ではニコニコの「ボカコレ」とメディアパートナーを結んでいることもあり、自分たちの完成楽曲はニコニコにしかアップロードしていません。 つか、よ⚫︎つべに

          ニコニコ障害で、思わぬ収穫。

          なんとなくあるラジオ局の2010年代を振り返る(前編)

          前置き まあぶっちゃけ職場のハナシなんですけどね。 別に機密を明かすわけでも暴露するわけでもないので期待すんなよ。 拙者を知る人には、現在の立ち位置を察してもらえるかもしれませんし、預言者1級の国際資格をお持ちの方なら、我が陣営の行く末も予測できると思いますので、ぜひお試しください。 前提 そもそも自分の職場に絞って具体的に書くのは、ラジオ局を編成面で語る際、千差万別になってしまうからです。 全国ネット番組が大半を占めるテレビと違い、ラジオの編成はその大半が自社制作

          なんとなくあるラジオ局の2010年代を振り返る(前編)

          Rolandの”606Day”に思うことなど

          まあ最初に結論を書いちまうと、「Rolandさんは実に罪深いな」と思ったわけですよ。 4年前のことですが、AIRAブランドでTR-6S、Roland BoutiqueのTR-06、ソフトウェアTR-606が同時発売。 これがまあ、とんでもない罪深さなわけですよ。 そもそもどいつもこいつも「T」と「R」と「6」が被ったわけですが、これはTR-606というリズムマシンを連想させるネーミングなわけです。 この606のボディは、高値で取引されていたベースマシンTB-303に似て

          Rolandの”606Day”に思うことなど

          【リンク集】Rolandリズムマシンエピソード(6/5追記)

          RolandのTR-6Sにすっかりのめり込んでおります。 ステッププレイやらフィルインやらランダムパターンやらサブステップやらと、パターン再生だけでもかなり自由に遊べているのですが、やはりACBによるビンテージ機音源は、改めて素晴らしいなと思います。 前回書いたように、これまでTR/CRシリーズにはさほど愛のなかった拙者。 例えば808のクラップやカウベルは90年代に使われ過ぎて(おそらくサンプル)、JB「SEX MACHINE」のリフみたいな、サンプルネタ程度の認識だ

          【リンク集】Rolandリズムマシンエピソード(6/5追記)

          大遅刻!やっとRoland TRシリーズの良さを知るの巻。

          もはやRoland箱推しとも言っていいアタクシですが、ひとつどうしても乗れないものがありました。 それが同社のリズムマシンであるTRシリーズです。 元祖TR-808(の試作品)がYMOの武道館ライブ(1980年末)や、超名作アルバム『BGM』『テクノデリック』(ともに1981年)に使用されたことは知ってましたし、後継機のTR-909が細野晴臣さんの、これまた超傑作アルバム『S-F-X』(1984年)で大活躍しているのも、リアタイで存じ上げております。 そして80年代半ば、

          大遅刻!やっとRoland TRシリーズの良さを知るの巻。

          奇跡の2021年

          もう5月も半ばとなりましたんで、文字通り誠に遅ればせながら、担当番組『RADIO MIKU』がなんとか改編を乗り越えましたことを、謹みに謹みを重ねて報告いたします。 自慢じゃありませんが、非主流プロデューサーのわりに、立ち上げた番組はそれなりに長命で、日曜の朝ワイドは現在13年目に入り、また名古屋おもてなし武将隊の番組もなんだかんだで8年続きました。 デビュー作となった『電磁マシマシ』は3年で終わりましたが、その遺伝子は現在の『RADIO MIKU』へ濃厚に移植されており

          奇跡の2021年

          他人のハナシを聞く副作用

          管理職になってまもなく2年となりますが、この間に最も大きく増えたのが、「他人の話を聞くこと」です。 部下のハナシはもちろん、会議では他部署のハナシを聞いたり、よその会社のハナシを聞いたりするわけです。 単に報告を聞くだけなら「よきにはからえ」と言っておけばラクチンなわけですが、時には部下の身の上相談、管理職の会議なら「何かアイディア出せ」的なブレストもあるし、ひそひそと「ここだけのハナシ」もあるわけですから、とりあえず右から左で済まないことも多いのです。 氷土のように凍

          他人のハナシを聞く副作用