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KAITOでカバー曲作ってみた。

去年の12月、「1枚絵動画投稿祭」向けに「Peppermint Rainbow」を作っていた時、急な思い付きでKAITO V3をお迎えしました。
以降コーラスや掛け声に起用したものの、まだ単独では歌わせていませんでした。

夏のボカコレも中止となったことだし、なまった腕磨きとKAITOの学習も兼ねてカバー曲に挑みました。
まあ「MEIKOソロも早よ」という声があるかもしれませんが。

今回選んだのは、『ウルトラマンレオ』(1974)の挿入歌として、主演の真夏竜さんが歌った「星空のバラード」です。

主題歌と挿入歌は前作『タロウ』に続き、阿久悠さんが詞を手がけ、川口真さんが作曲。
昭和の歌謡曲のクオリティを上げてこられたふたりの巨匠による名曲です。

特オタ界隈では、KAITOの声が真夏さんに似てると指摘されており、ニコニコでも主題歌「ウルトラマンレオ」のカバー動画、歌声比較動画が投稿されておりました。
原盤のインスト音源が使われてるので紹介は控えますけど。

この「星空のバラード」は真夏さんのソロ曲ですが、意外にも初音ミクのカバーしかなかったし、川口サウンドを吸収してみたいこともあり、じゃあオケ作りからやってみるかという次第です。

そして取り掛かって4日で公開しました。

オケは耳コピで、いつものiPadでKORG Gadgetを使ってます。
完璧に拾いきれなかったのは、拙者の聴き取り能力不足ゆえですごめんなさいすいません。

オケはPCへWAVエクスポートし、StudioOneでPiapro Editorを立ち上げてKAITOを調声。
さらにKAITOをパートごとにiPadのCubasisにWAVインポートし、オケとミックスするという、ボカコレのルーティンで仕上げました。

全部PCで作りゃいいじゃんと思われる方も多いでしょうが、生楽器風の曲だとiPadがベストなんですよ、僕の場合。

KAITO V3のライブラリは、甘めのAメロとサビにSOFT、ハモリにWHISPER、実直なBメロにはSTRAIGHTと3つを使い分けました。
WHISPERはキャラクターによって埋もれやすい子音がありますが、KAITOについては結構ハッキリ聴こえますね。

Bメロの入り(青い夜空に)は、ベタ打ちだけでも「真夏に激似」と唸るほど。
ベンドやポルタメントを薄らかけると真夏度がさらにアップします。

とりあえず「美川憲一も行けそうだな」と思いましたが、カバーはキリがないので、次はオリジナル曲で登板させたいと考えております。

ちなみにイラストと動画も作ってますが、こちらも「KAITOが1974年にいたら」というテーマで描いてます。



ラジオ局勤務の赤味噌原理主義者。シンセ 、テルミン 、特撮フィギュアなど、先入観たっぷりのバカ丸出しレビューを投下してます。