KEIICHI NAKAYAMA

ベーシスト 広島県福山市を拠点にBETTY NOTEというバンドで活動中 音楽レッスン…

KEIICHI NAKAYAMA

ベーシスト 広島県福山市を拠点にBETTY NOTEというバンドで活動中 音楽レッスンルームb laboを開設しています https://twitter.com/Keppu_Bass  https://www.youtube.com/user/betty5801/videos

記事一覧

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 音楽とは会話、コミュニケーション b labo vol.100(最終回)

音楽とは会話、コミュニケーション 「音楽は世界共通の言語である」と昔からよく言われています。 国・人種・文化などが違っても、音楽を聴けば気持ちがひとつになれるよ…

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 録音・チェックはすべきか? b labo vol.99

録音・チェックはすべきか? 今では簡単にスマホで録音・録画できますが、みなさんはどうでしょう? やはり自分のプレイを客観的に聴くことは大切です。 できなかったと…

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 悩んだら基本にかえれ b labo vol.98

悩んだら基本にかえれ 音楽に限らず仕事でもなんでも「壁」みたいなものにぶつかることがよくありますね。 若い人の歌では壁が大好きなようで、乗り越えることで新しい景…

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 アウトロ b labo vol.97

アウトロ 曲のエンディング部分でイントロの対義語と考えてもらえばよいです。 ほとんどの曲では、イントロや間奏部分などを少しだけ変化させて引用しています。 アウト…

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ライブと恋愛は似ている b labo vol.96

ライブと恋愛は似ている この音楽講座ではメンタリティに関することは書かない主義ですが一回だけ。 若い頃初デートの前日はいろいろと妄想したのもです。 「明日はこれ…

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ボーカルほど楽器のことを知ってほしい(その2) b labo vol.95

ボーカルほど楽器のことを知ってほしい(その2) 演歌歌手の坂本冬美は師匠である猪俣公章から厳しいレッスンを受けました。 デビュー曲の「あばれ太鼓」ですが、歌の出…

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ボーカルほど楽器のことを知ってほしい b labo vol.94

ボーカルほど楽器のことを知ってほしい 若い女性シンガーにありがちですが、バンドとカラオケを混同している人が時々います。またこういう人は楽器や音楽的なことを理解し…

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 譜面は絶対的なものではない(その2) b labo vol.93

譜面は絶対的なものではない(その2) 譜面は便利なツールです。メリットとしては、 音源がなくても音楽を再現できる、 記録することで覚える必要がない、 他者とのコミュ…

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 譜面は絶対的なものではない b labo vol.92 

譜面は絶対的なものではない 美空ひばり、ジミ・ヘンドリックス、バディ・リッチ 彼等に共通しているのは「譜面が読めなかった」ということ。 ほかにもデビュー当時の桑…

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ごまかす感覚で音をたすのはダメ b labo vol.91

ごまかす感覚で音をたすのはダメ 先日ラジオから「雨あがりのダウンタウン」アグネス・ラムが聴こえてきた。歌唱力はおろか日本語もたどたどしいが、とても魅力的であった…

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ♯シャープと♭フラット(その2) b labo vol.90

♯シャープと♭フラット(その2) C♭?Bじゃねーのかよ! この現象はたとえばG♭キーのときに出てきます。 G(ソ)のサブドミナントである4度の音はC(ド)です。…

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ♯シャープと♭フラット(その1) b labo vol.89

♯シャープと♭フラット(その1) 紛らわしくて誤りも多い問題ですね。 C♯なのかD♭なのか?同じ高さの音なのに? 例外はあることを前提に簡単に書きます。 まず譜面…

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 古典落語とスタンダードジャズ b labo vol.88

古典落語とスタンダードジャズ 落語とジャズの共通性はよく語られていますし、林家正蔵(こぶ平)などはジャズマニアとして有名です。 ストーリーや落ちまで知っているの…

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ジャズの聴き方(その4) b labo vol.87

ジャズの聴き方(その4) エンディング前の繰り返しですが、いくつかのパターンがあるので 一番定番のもので説明します。 例題曲「All Of Me」でキーはC テーマの最後…

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ジャズの聴き方(その3) b labo vol.86

ジャズの聴き方(その3) ドラムアドリブの際によくやるバースという形式ですが、 簡単にいえばドラム対メンバーとの「アドリブ合戦」みたいなものです。 たとえばテーマ…

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ジャズの聴き方(その2) b labo vol.85

ジャズの聴き方(その2) 最初のテーマ演奏のときベースは2ビートで弾くのが通常です。 といってもドーン・ドーンみたいな単調なフレーズではなく、ハネたり細かなアクセ…

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 音楽とは会話、コミュニケーション b labo vol.100(最終回)

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 音楽とは会話、コミュニケーション b labo vol.100(最終回)

音楽とは会話、コミュニケーション

「音楽は世界共通の言語である」と昔からよく言われています。
国・人種・文化などが違っても、音楽を聴けば気持ちがひとつになれるような感覚がある。

私のように歌のないインストゥルメンタルの楽曲、それもオリジナルをやってきた者にとっては、とても強く感じました。
その日会ったばかりなのに「Fucking cool!」と興奮してくれたときは最高に嬉しかったものです。

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 録音・チェックはすべきか? b labo vol.99

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 録音・チェックはすべきか? b labo vol.99

録音・チェックはすべきか?

今では簡単にスマホで録音・録画できますが、みなさんはどうでしょう?
やはり自分のプレイを客観的に聴くことは大切です。

できなかったところを確認して修正する。
日々の練習課題が見つかりますね。

走ったりもたったり、間の取り方などは特に意識して振り返ってもらいたいです。

ライブはテンションが上がった精神状態ですから、気持ちよくできた!
と思った時は大抵走っているもの

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 悩んだら基本にかえれ b labo vol.98

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 悩んだら基本にかえれ b labo vol.98

悩んだら基本にかえれ

音楽に限らず仕事でもなんでも「壁」みたいなものにぶつかることがよくありますね。

若い人の歌では壁が大好きなようで、乗り越えることで新しい景色が見えるそうだ。新しいことにチャレンジしたり、高い目標をクリアしようとして努力することは否定しません。しかし方法論には疑問符が多く、精神論にすりかわっている気がします。

よく聞く「自分さがしの旅」みたいなことを実行したとしても、あま

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 アウトロ b labo vol.97

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 アウトロ b labo vol.97

アウトロ

曲のエンディング部分でイントロの対義語と考えてもらえばよいです。

ほとんどの曲では、イントロや間奏部分などを少しだけ変化させて引用しています。
アウトロというテーマで何か書いてみようかな?と考えて調べてみたら
「これがヤバイ」とかされているのは、すべてギターとかのアドリブで終わる曲のことでした。

(星野源の恋とか)

いやそうじゃなくて、独自のコードやメロディが突然最後にポーンと出

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ライブと恋愛は似ている b labo vol.96

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ライブと恋愛は似ている b labo vol.96

ライブと恋愛は似ている

この音楽講座ではメンタリティに関することは書かない主義ですが一回だけ。

若い頃初デートの前日はいろいろと妄想したのもです。
「明日はこれやってあれやって、それから・・・」

期待が大きければ大きいほど、欲が深ければ深いほど、空回りになって徒労に終わったものです。

またデートコースを綿密に下調べして計画実施したとしても、意外とつまらなかったり、予定外のことが発生したりす

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ボーカルほど楽器のことを知ってほしい(その2) b labo vol.95

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ボーカルほど楽器のことを知ってほしい(その2) b labo vol.95

ボーカルほど楽器のことを知ってほしい(その2)

演歌歌手の坂本冬美は師匠である猪俣公章から厳しいレッスンを受けました。

デビュー曲の「あばれ太鼓」ですが、歌の出だしである「どうせ~」のワンフレーズだけで何日間もダメだしされたそうです。

注意して聴いてみてください、どうせ~のフレーズの直前にはコブシがかかった「ん」が入っています。この「ん」から連動する「どうせ~」がうまく歌えずに苦しみました。

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ボーカルほど楽器のことを知ってほしい b labo vol.94

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ボーカルほど楽器のことを知ってほしい b labo vol.94

ボーカルほど楽器のことを知ってほしい

若い女性シンガーにありがちですが、バンドとカラオケを混同している人が時々います。またこういう人は楽器や音楽的なことを理解していない場合が多い。バックの演奏がどうであれ、歌詞や音程を外さずに歌っていればそれでよい、という感じがする。

確かに歌モノの主役はボーカルですし、オーディエンスの関心はそこに集まります。植物でいうなら花の部分がボーカルです。

しかし、

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 譜面は絶対的なものではない(その2) b labo vol.93

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 譜面は絶対的なものではない(その2) b labo vol.93

譜面は絶対的なものではない(その2)

譜面は便利なツールです。メリットとしては、
音源がなくても音楽を再現できる、
記録することで覚える必要がない、
他者とのコミュニケーションをスムーズにできる、などでしょうか。

デメリットとしては
ニュアンスなどを深く理解することができない、
覚えていないので譜面がないとなにもできない、
という危険を孕んでいます。

とくにニュアンスについては、ニューオリン

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 譜面は絶対的なものではない b labo vol.92 

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 譜面は絶対的なものではない b labo vol.92 

譜面は絶対的なものではない

美空ひばり、ジミ・ヘンドリックス、バディ・リッチ

彼等に共通しているのは「譜面が読めなかった」ということ。

ほかにもデビュー当時の桑田佳祐、エロル・ガーナーなども読めませんでした。あと読めないわけではないが音符を見ながらベースを弾いたことがない、と細野晴臣は断言しています。

またスティーヴィ・ワンダーやダニー・ハサウェイは目が見えません。

こうして考えてみると

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ごまかす感覚で音をたすのはダメ b labo vol.91

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ごまかす感覚で音をたすのはダメ b labo vol.91

ごまかす感覚で音をたすのはダメ

先日ラジオから「雨あがりのダウンタウン」アグネス・ラムが聴こえてきた。歌唱力はおろか日本語もたどたどしいが、とても魅力的であった。

アレンジが大袈裟でない、これが大切であり彼女の歌の下手さを逆にうまく使っていると思う。素朴というか牧歌的な仕上がりだ。

とても少ない音数のなかでソプラノサックスが一番の味付けをしているのだが、フレーズはあくまでも歌のメロディを基本

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ♯シャープと♭フラット(その2) b labo vol.90

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ♯シャープと♭フラット(その2) b labo vol.90

♯シャープと♭フラット(その2)

C♭?Bじゃねーのかよ!
この現象はたとえばG♭キーのときに出てきます。

G(ソ)のサブドミナントである4度の音はC(ド)です。
これにフラットがつくのでC♭となるわけです。
Bとしてしまうと3度となってしまうため意味や役割が変化してしまう、という理屈です。またこれだとドが存在せずにシがふたつ存在するおかしな音列になってしまいます。

これまでツーファイブなど

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ♯シャープと♭フラット(その1) b labo vol.89

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ♯シャープと♭フラット(その1) b labo vol.89

♯シャープと♭フラット(その1)

紛らわしくて誤りも多い問題ですね。
C♯なのかD♭なのか?同じ高さの音なのに?

例外はあることを前提に簡単に書きます。

まず譜面の左上のト音記号の横をみます。ここにシャープとかフラットがいくつ付いているか?でその曲のキーがわかります。

シャープ1個ならGメジャー、フラット1個ならFメジャーという具合です。もちろんCにはどちらも付きません。

原則としてくっ

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 古典落語とスタンダードジャズ b labo vol.88

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 古典落語とスタンダードジャズ b labo vol.88

古典落語とスタンダードジャズ

落語とジャズの共通性はよく語られていますし、林家正蔵(こぶ平)などはジャズマニアとして有名です。

ストーリーや落ちまで知っているのに聴いてしまう。
演者によって噺の印象が変わる。
本題に入る前の枕とかルバートのように感じる。

重要なのは同じ噺(曲)なのに「もっと聴きたい」と思う演者もいれば
「あまり入ってこない」演者もいること。

両者の違いとは結局リズムだと思

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ジャズの聴き方(その4) b labo vol.87

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ジャズの聴き方(その4) b labo vol.87

ジャズの聴き方(その4)

エンディング前の繰り返しですが、いくつかのパターンがあるので
一番定番のもので説明します。

例題曲「All Of Me」でキーはC

テーマの最後の4小節のコード進行は

Dm→G7→C→C

繰り返すときはG7の次をEmそしてA7といきます。
勘のいい人はお解かりでしょうがツー・ファイブです。

Dm→G7→Em→A7

「すぐにツーファイブが見つからないよ」という

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ジャズの聴き方(その3) b labo vol.86

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ジャズの聴き方(その3) b labo vol.86

ジャズの聴き方(その3)

ドラムアドリブの際によくやるバースという形式ですが、
簡単にいえばドラム対メンバーとの「アドリブ合戦」みたいなものです。

たとえばテーマの長さが16小節の曲で考えてみましょう。

前半の8小節をリーダーなりだれかがアドリブをして、9小節目のアタマでブレイクしてドラムだけにする。
ドラムはここで後半の8小節をソロアドリブで返します。

このように8小節単位で区切ってアド

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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ジャズの聴き方(その2) b labo vol.85

カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ジャズの聴き方(その2) b labo vol.85

ジャズの聴き方(その2)

最初のテーマ演奏のときベースは2ビートで弾くのが通常です。
といってもドーン・ドーンみたいな単調なフレーズではなく、ハネたり細かなアクセントを入れてきますので惑わされないようにしましょう。

昨日も書いたようにしっかりと拍とテンポをキープすることが大切です。

テーマが終わるといよいよアドリブへ突入です。ここからベースが4ビートとなってランニングします。ボン・ボン・ボン

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