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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 音楽とは会話、コミュニケーション b labo vol.100(最終回)
音楽とは会話、コミュニケーション
「音楽は世界共通の言語である」と昔からよく言われています。
国・人種・文化などが違っても、音楽を聴けば気持ちがひとつになれるような感覚がある。
私のように歌のないインストゥルメンタルの楽曲、それもオリジナルをやってきた者にとっては、とても強く感じました。
その日会ったばかりなのに「Fucking cool!」と興奮してくれたときは最高に嬉しかったものです。
カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ライブと恋愛は似ている b labo vol.96
ライブと恋愛は似ている
この音楽講座ではメンタリティに関することは書かない主義ですが一回だけ。
若い頃初デートの前日はいろいろと妄想したのもです。
「明日はこれやってあれやって、それから・・・」
期待が大きければ大きいほど、欲が深ければ深いほど、空回りになって徒労に終わったものです。
またデートコースを綿密に下調べして計画実施したとしても、意外とつまらなかったり、予定外のことが発生したりす
カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ボーカルほど楽器のことを知ってほしい(その2) b labo vol.95
ボーカルほど楽器のことを知ってほしい(その2)
演歌歌手の坂本冬美は師匠である猪俣公章から厳しいレッスンを受けました。
デビュー曲の「あばれ太鼓」ですが、歌の出だしである「どうせ~」のワンフレーズだけで何日間もダメだしされたそうです。
注意して聴いてみてください、どうせ~のフレーズの直前にはコブシがかかった「ん」が入っています。この「ん」から連動する「どうせ~」がうまく歌えずに苦しみました。
カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ボーカルほど楽器のことを知ってほしい b labo vol.94
ボーカルほど楽器のことを知ってほしい
若い女性シンガーにありがちですが、バンドとカラオケを混同している人が時々います。またこういう人は楽器や音楽的なことを理解していない場合が多い。バックの演奏がどうであれ、歌詞や音程を外さずに歌っていればそれでよい、という感じがする。
確かに歌モノの主役はボーカルですし、オーディエンスの関心はそこに集まります。植物でいうなら花の部分がボーカルです。
しかし、
カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 譜面は絶対的なものではない(その2) b labo vol.93
譜面は絶対的なものではない(その2)
譜面は便利なツールです。メリットとしては、
音源がなくても音楽を再現できる、
記録することで覚える必要がない、
他者とのコミュニケーションをスムーズにできる、などでしょうか。
デメリットとしては
ニュアンスなどを深く理解することができない、
覚えていないので譜面がないとなにもできない、
という危険を孕んでいます。
とくにニュアンスについては、ニューオリン
カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 譜面は絶対的なものではない b labo vol.92
譜面は絶対的なものではない
美空ひばり、ジミ・ヘンドリックス、バディ・リッチ
彼等に共通しているのは「譜面が読めなかった」ということ。
ほかにもデビュー当時の桑田佳祐、エロル・ガーナーなども読めませんでした。あと読めないわけではないが音符を見ながらベースを弾いたことがない、と細野晴臣は断言しています。
またスティーヴィ・ワンダーやダニー・ハサウェイは目が見えません。
こうして考えてみると
カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ごまかす感覚で音をたすのはダメ b labo vol.91
ごまかす感覚で音をたすのはダメ
先日ラジオから「雨あがりのダウンタウン」アグネス・ラムが聴こえてきた。歌唱力はおろか日本語もたどたどしいが、とても魅力的であった。
アレンジが大袈裟でない、これが大切であり彼女の歌の下手さを逆にうまく使っていると思う。素朴というか牧歌的な仕上がりだ。
とても少ない音数のなかでソプラノサックスが一番の味付けをしているのだが、フレーズはあくまでも歌のメロディを基本
カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ♯シャープと♭フラット(その2) b labo vol.90
♯シャープと♭フラット(その2)
C♭?Bじゃねーのかよ!
この現象はたとえばG♭キーのときに出てきます。
G(ソ)のサブドミナントである4度の音はC(ド)です。
これにフラットがつくのでC♭となるわけです。
Bとしてしまうと3度となってしまうため意味や役割が変化してしまう、という理屈です。またこれだとドが存在せずにシがふたつ存在するおかしな音列になってしまいます。
これまでツーファイブなど
カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ジャズの聴き方(その2) b labo vol.85
ジャズの聴き方(その2)
最初のテーマ演奏のときベースは2ビートで弾くのが通常です。
といってもドーン・ドーンみたいな単調なフレーズではなく、ハネたり細かなアクセントを入れてきますので惑わされないようにしましょう。
昨日も書いたようにしっかりと拍とテンポをキープすることが大切です。
テーマが終わるといよいよアドリブへ突入です。ここからベースが4ビートとなってランニングします。ボン・ボン・ボン