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エッセイ

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日々感じたことや面白かったことなどを書いていきます。 (駄)多発注意報が 常に発令されています。くだらなくても怒らないでくださいね。
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2021年4月の記事一覧

エッセイその93.  野菜作り(1)根っこのついた野菜

エッセイその93. 野菜作り(1)根っこのついた野菜

2019年の春に、それまでやっていた庭の畑を一旦お休みすることにしました。

庭に立てた畝から大根、人参、蕪、二十日大根などを全部収穫したあとは、
その年の4月の春夏の種まきや植え付けをやめたのです。
そのタイミングで帰省することになり、世話ができなくなるからでした。

庭は手入れしないとすぐに荒れてしまいますので、
簡易温室のカバーを外して、横たえました。
何も入っていなくてビニールが被せてある

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エッセイその93.恐怖のエアポート!②アデル見損なうとこだったの章

エッセイその93.恐怖のエアポート!②アデル見損なうとこだったの章

2017年3月のニュージーランド帰省は、
我が家にとっては思い出深いものになりました。

一つには、長女の大学最後の春休みであり、とりあえず、
一家揃って帰省できる最後の機会となりました。

また、祖父母の世代が過ぎ行き、子供・孫と一同に集まることが絶えていましたので、親戚の一人が企画して、100人規模で集まる計画がありました。
海外から参加する私たちに、予定を合わせてくれていたので、
これには是

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エッセイその92.恐怖のエアポート!①危うく置いていかれるとこだったの章

エッセイその92.恐怖のエアポート!①危うく置いていかれるとこだったの章

映画「ターミナル」では、トム・ハンクス演じる架空の国の男が、
アメリカに着いたときに祖国がクーデターで倒れ、ビザが無効になってアメリカに入国もできなければ、国に帰ることもできません。
長い間エアポートに、お金もなく、言葉もわからずで閉じ込められます。

とてもよくできた映画で何度も見てしまいますが、
私には他人事でない経験があります。

あれは、まだ子供が2歳と4歳ぐらい。
その年も無理してやりく

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発酵で遊ぼ! その10.バケツコンポストは大失敗の巻

発酵で遊ぼ! その10.バケツコンポストは大失敗の巻

私は一体に、ビギナーズラック、まぐれあたり人間で、
最初にうまくいっても、続かないことが多いです。

2年間ぐらいダンボールコンポストがうまくいったので、去年12月末に、
ふとした思いつきでバケツコンポストをぽちったときも、密かに自信満々。
米ぬかと発酵促進剤、腐葉土なども 園芸を休んでいても とってありましたので、始めるだけはすぐ始められました。

ダンボールコンポストの菌は、おそらく好気性だと

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発酵で遊ぼ! その9.生ゴミコンポスト(上)・段ボール箱でコンポスト

発酵で遊ぼ! その9.生ゴミコンポスト(上)・段ボール箱でコンポスト

今朝、久しぶりに、バナナ生姜コンブチャの瓶を日に透かして見たら、
コンブチャ本体の大瓶の、水面をピッタリ覆うような、
しっかりした層になったスコビーではありませんが、
ふわふわと頼りないものが浮かんでいました。
なんというか・・・・エクトプラズム?

冬の間、コンブチャの発酵を止めておくためには、別容器に入れて冷蔵しておくのですが、我が家のものは少し成長しすぎて、それができません。
寒い台所に、ほ

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エッセイその91. 2020年お買い物の旅(5)3月〜6月の3ヶ月

エッセイその91. 2020年お買い物の旅(5)3月〜6月の3ヶ月

人の見た夢を話して聞かされるほどつまらないものはないと言います。
私のこれも、自分だけ「ふむふむ・・・コロナだなぁ」と思えるということで、
記録のために残したいと思ってたまに書いて、もう5回目。
今日の(駄)も淡々といきます。
・買った順番です。
・本はほぼ全部と、家族のために買ったものは除きます。
・全てアマゾンでぽちくりしたものを見ています。

20年以上愛用しているフィスラーの部品です。

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エッセイその90.翻訳の沼(6)紳士はマニキュアはしていなかったの巻

エッセイその90.翻訳の沼(6)紳士はマニキュアはしていなかったの巻

誤訳あるあるの一つの例です。

自分の誤訳は、(自分では気づけないだけに) 思いっきり棚にあげ、
面白かったものを記録します。

以下は、米国人翻訳家A氏とのやりとりです。
全く手を加えていませんので、
A氏の日本語の素晴らしさがおわかり頂けると思います。

From: 私tamadoca
To: A 氏
件名:紳士はマニキュアをしてなかった件

Aさん

おはようございます。
面白

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エッセイその89.翻訳の沼(5) 私もしょっちゅう誤訳例大祭

エッセイその89.翻訳の沼(5) 私もしょっちゅう誤訳例大祭

先日、米国人で 日本語⇨英語 の翻訳を仕事にしているAさんに、
私の拙訳を直していただく機会がありました。

Aさんは、言いにくそうに教えてくれました。

「tamadocaさん、翻訳、よかったのですが、
一つだけちょっと気になることがありまして・・」

(ちなみに、会話は全てこの通り、日本語のみです)

この翻訳は、去年翻訳コンクールに応募して、
かすりもしなかったものです。

以下に
原文 ⇨

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エッセイその91.私に近い六人の他人(10)徳川慶喜まで五次の隔たり

エッセイその91.私に近い六人の他人(10)徳川慶喜まで五次の隔たり

懲りずに続ける、「六次の隔たり」。
その詳しいことは、こちらをご覧いただくとして。

M物産に勤める生徒Tさんは、大変な幕末マニアでした。
その時代について、詳しいところまでいろいろ質問されて、
よく たじたじとなりました。

そのTさんがある日、こんなことを言いました。

「まもなく私と妻は、徳川慶喜氏の孫娘である、
榊原喜佐子様とお会いする光栄に浴するのですが、
先生は通訳として参加していただ

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エッセイその90. 翻訳の沼(4)例えば[ナイーブ]という言葉

エッセイその90. 翻訳の沼(4)例えば[ナイーブ]という言葉

私と、翻訳の師匠A氏(ネイティブ・英語話者)が、話すたびに

全くその通りですね! 

と 手を取り合わんばかりに意見が一致するのは、これです。

・翻訳家というものは、対象とする言語を、
流暢でなくていいから喋れるレベルであることが望ましい。

・できるなら、それを使って生活しているのがよい。
(=しゃべったり、見たり聞いたりしていないと、
見えてこないことが多くある。
多くは、辞書に載ってない

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Foodies! その37.2021年4月17日〜20日

Foodies! その37.2021年4月17日〜20日

今日も淡々と、作って食べているものをあげていきます。

醤油麹2回目挑戦。
醤油の量と発酵最中の温度に気をつけれていれば、寝ているうちにできます。
塩麹より簡単です。

リーマン親父弁当:サラダのきゅうりは糠漬け
軟骨揚げと味玉のスモーク・煮込みハンバーグ
ほうれん草とコーンのバター炒め・揚げなすの人参ドレッシング和え

プロセスチーズ・味玉・ベーコン・揚げた軟骨で麦茶スモークを作りました。
週末

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エッセイその89.翻訳の沼(3)昔の翻訳と食べ物③

エッセイその89.翻訳の沼(3)昔の翻訳と食べ物③

私は何故か、翻訳家の友人が多いのですが、最近、また一人翻訳家の人と知り合いました。
息子のような年齢の ネイティブ・イングリッシュ話者です。

アニメやコミック、小説やゲームの趣味が合い、話が尽きません。

その彼より、

「よかったらtamadocaさんの訳したものを一緒に読んでみませんか」

との提案がありました。

一緒に読んで・・と言ってくださいましたが、彼の方が全然語学力がありますので、

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エッセイその88.翻訳の沼(2)昔の翻訳と食べ物②

エッセイその88.翻訳の沼(2)昔の翻訳と食べ物②

前回の続きです。

昔の翻訳は、その時代になかった物に苦労しているのが見られる事があります。

私の覚えているのは3つ、前回書きました、
「ターキッシュ・デライト」⇨「プリン」。

それからあと二つが、
「さくらんぼジャム入り薄焼き卵」と、「ザリガニ」です。

特に、「ザリガニ」は、強烈で忘れられません。

今日は、翻訳家の方の苦労のしのばれる、
「さくらんぼジャム入り薄焼き卵」
について書きたい

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