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エッセイ

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日々感じたことや面白かったことなどを書いていきます。 (駄)多発注意報が 常に発令されています。くだらなくても怒らないでくださいね。
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2020年12月の記事一覧

エッセイその34.タイムカプセル2011 裏声で歌へ歓喜の合唱

エッセイその34.タイムカプセル2011 裏声で歌へ歓喜の合唱

とうとう今日が最後の日になってしまいました。
私の仕事は、盆暮お正月が関係ない人たちが全員です。
仕事納めは今日で、仕事始めは明後日です。
え〜、もっと休みたい。

生徒の中でも、日本に住んだことがある人と、
今住んでいる人はさすがに、
「先生、年末年始は休みたいですか?」
と訊いてくれますが、
まあ、1日に1つ2つレッスンがあったほうがだらけませんので、
毎年つい、やっております。

今朝、三密

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エッセイその33.タイムカプセル1998

エッセイその33.タイムカプセル1998

人間の記憶というのは 摩訶不思議なものですね。

誰でも同じだと思いますが、妙によく覚えていることと、
その他の、ぼんやりなものとの差が、大きくできます。
普段は全く思い出さないことがほとんどです。

そしてまた、私はそれが極端なほうです。

私の「覚えている」手がかりは、誰をいつごろ教えていたかということや、
そのことは自分が結婚した歳にあったことであったとか、
上の子保育園に入った年にあったこ

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エッセイその32.砂漠でホリデー

エッセイその32.砂漠でホリデー

火曜日に2時間続きで日本語を習ってくれている生徒は、
今まで石油で潤ってきたので有名な国に住んでいます。

今日は、開口一番、

先生、がっかりな話があります。

と言うので、興味津々で聞いてみたら、なんかすごい話でした。

「先生、砂漠に家族と遊びに行ったのですが、
砂嵐が来てしまって目も開けられず、
たった1時間いただけで、帰ってきました」

ほうほう、それは残念でしたね。車で?

「はい、5

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エッセイその31.  (駄)言い間違い

エッセイその31.  (駄)言い間違い

先日 なんとなくネットサーフィンをしていたら、
「みんなで今までやらかした言い間違いを発表しましょう」
という、素晴らしい記事があり、読んでいて面白いのばかり。
腹を揺すって笑ってしまいました。

割とあったのが、丁寧に話していて、

そうでございまする。

と はっきり言ってしまったというもの。
電話のあっちとこっちで爆笑が聞こえたそうです。

「ござる」も、言ってしまった人は割といました。

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エッセイその30. お母さんがしつこい:しつこいTODOをほめるの巻

エッセイその30. お母さんがしつこい:しつこいTODOをほめるの巻

そんなに忙しいわけではないのですが、レッスン中などにiPad画面の上から降りてくる「通知」。

それを見て、あ、忘れないようにしなくちゃと思っても、授業進行中で、メモをとり忘れたりすると、頭から飛んでしまいます。書き散らしたメモもどこかに置きっぱなしなことも多く、忘れて慌てることもあります。

そこで、いろいろな手を試してみました。
クリップボードを100円ショップから買ってきて、ペンもぶら下げて

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エッセイその29.Merry Christmas!

エッセイその29.Merry Christmas!

コロナで何かと不自由ではありますが、
お出かけやデート、帰省もままなりませんが、
もう少しみんなでがんばりましょう。

疲労の限界に直面しながら、
頑張ってくださっている医療従事者の皆さん、
介護職、教育関係者、そのほかエッセンシャルワーカーの皆様へ感謝。

発酵で遊ぼ!その8.コンポストを甘やかす

発酵で遊ぼ!その8.コンポストを甘やかす

寒さ厳しい今日この頃ですが、発酵ファミリーは健在です。

糠漬け、甘酒、塩麹、レモン塩、すだちの塩麹。
毎日食べて、おなかも元気な気がします。

コンブチャも、飲む分はボトルに入れて冷蔵していましたが、
先日取り出してみたら、立派にSCOBYができていました。
スコビーとは、「菌とバクテリアのコロニー」のことだそうです。
寒いところに密閉していれば、それは成長しないはずなのですが、
日にボトルを透

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日本語教師日記その14. レッスンで味わうユーミン(下)

日本語教師日記その14. レッスンで味わうユーミン(下)

さて、端正な英国紳士のSさんに、

「この頃はSweet, bitter sweetを聞いております」

と言われ、松任谷由美が大好きな私は張り切りました。

でしょう?
やっぱり好きでしょう?
いいよねユーミン!
コンサートチケット 取れたためしないですけど。
中島みゆきも。

ユーミンは早熟な子で、
学校をサボって銀座の風月堂でアバンギャルドな大人と遊んでいたんですって。
実家は八王子の呉服屋

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日本語教師日記その13. レッスンで味わうユーミン(上)

日本語教師日記その13. レッスンで味わうユーミン(上)

私が対面で10年近く教えてきたSさんは、マイクロ経済学の学者さんです。
上の本の共著者です。
この本は、2015年には、マーク・ザッカーバーグ氏に、
「すべての人が読むべき本」と 言わしめました。

ご参考までに:

「from Wikipedia (https://en.wikipedia.org/wiki/Portfolios_of_the_Poor)In 2015, Mark Zuckerb

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日本語教師日記その12.オンラインレッスン(1)

日本語教師日記その12.オンラインレッスン(1)

  

日本語オンラインレッスンを始めて10年が経ちました。
それは、夫の転勤で、2011年4月に東京を離れたのがきっかけでした。

長年所属していた2つのエージェント、1つの日本語学校。
その同僚や生徒、懐かしい教室に別れを告げて来たわけですが、
日本語の仕事はさて、どうするか。

転勤が決まってから、日本語教育能力検定の合格証書を添えて、
オンラインレッスンも取り扱う紹介業に登録しておきました

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日本語教師日記その11.ガラパゴスへの道⑤日本語教育能力検定試験(下)

日本語教師日記その11.ガラパゴスへの道⑤日本語教育能力検定試験(下)

日本語教育能力検定試験」合格への悪戦苦闘についての続きです。

全く準備をせずに臨んだ一回めの挑戦は、見事に不合格でした。
準備をしなかったのに、それなりにがっかりしました。
驕り高ぶっていた自分を恥ずかしいと(ちょっとは)思いました。

さてどうするか。

日本語教師養成講座は、何年か前に修了しています。
実際に毎日日本語を教えて、経験も積んでいるところです。

受験のために0からやりなおしする

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エッセイ28.日本第一美麗神に祈願

エッセイ28.日本第一美麗神に祈願

短い京都行きについて、もう一つ書きますね。

私は、よく知らない京都の中でも、下鴨神社が大好きです。
義母が遊びに来てくれた時も一緒に行きましたし、
去年も一人で行きました。

行かれた方はご存知のように、境内の木々、
細く清く流れる小川、とても素敵です。

境内に入っていきますと、左手に小さな神社があります。
玉依姫(たまよりびめ)をお祭りした、河合神社です。

その境内には、「方丈記」の鴨長明

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エッセイその27.上羽絵惣京都本店

エッセイその27.上羽絵惣京都本店

コロナの時代が収まるまで新幹線に乗らないことにしました。
それで、今年初めて就職で家を離れ、京都に移住した長女を訪ねる予定も、
どんどん延びて行っていました。

それが今回、車移動、長女の勤務先のホテルに直行、一泊し、
翌日も三密を避けてということで、行ってまいりました。

その宿泊先と、私の愛する胡粉ネイルの「上羽絵惣」さんの京都本店が、
ホテルの脇道を、まっすぐ20分ほど歩いたところにあったの

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エッセイその26. 意外に職人肌だった件(下)

エッセイその26. 意外に職人肌だった件(下)

小さい頃、私の好きだったのは、玄関の土間に釘を打ち込むこと。
それから、廃材から、釘抜きを使って釘を抜くことと、
ノコギリで板を引くこと、木材にペンキを塗ること、
また、目覚まし時計を分解して、組み立てることでした。
そういうことが、下手でも好きなのだと思います。

憂鬱な気分の続くコロナの毎日。
借家をもう少し居心地よくと考えて、台所の壁にシートを貼り、
次にやってみたのは、借家のトイレの床のリ

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