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何も傷つけず意志を為せ (『出版業界唯一の専門紙 新文化』コーナー『本を手渡す人』掲載記事)
(こちらは出版業界唯一の専門紙 『新文化』 2023年4月27日号に掲載された記事になります)
4月30日の夜から5月1日にかけて行われる、「ワルプルギスの夜」と呼ばれる魔女たちのお祭りがある。
これは伝説だが、この記事が掲載される頃にはちょうどその時期が過ぎる頃だと思うので、魔女の話でも。
最近メタバースで知り合ったアート系の人たちと、色々なカルチャーについて語ることがあり、つい最近は「魔
『メディアはマッサージである』 読書感想文
『おはよう!』
白い皿の上に落とされた元気よく卵の黄身が挨拶する。
衝撃的な写真と言葉からこの本が開始される、一体卵の黄身がなぜ『おはよう』と呼びかけるのか、それは本書を読むことで解き明かされる..…ことはない。
ただとてもユーモラスで可愛らしいのでこの本に興味がなくてもその一文で引き込まれるに違いない。
さてこの本はマーシャル・マクルーハンという文明批評家(そんな肩書があるらしい)によるメディ
『妄想にタブーなし』 (『出版業界唯一の専門紙 新文化』コーナー『本を手渡す人』掲載記事)
(こちらは出版業界唯一の専門紙 『新文化』 2023年3月30日号に掲載された記事になります)
本屋を営むかたわら、趣味の範囲でサブカルオタク史の研究啓蒙活動に精を出している。
こうした分野は近年やっと文化的に評価や研究がなされ始めてはいるが、まだなかなか歴史的文脈が共有されていないと感じる。
元々の担い手にはこうしたちょっとアカデミックなことに興味ない層が多く、雑誌やミニコミ、イベントや個人の
『サブカルとは』 (『出版業界唯一の専門紙 新文化』コーナー『本を手渡す人』掲載記事)
(こちらは出版業界唯一の専門紙 『新文化』 2023年2月2日号に掲載された記事になります)
サブカルとは一体何なんだろう。「サブカルは死んだ」と耳にすることが増えた。その意見には個人的に同意したいのだが、そもそも「サブカル」とは?
時代によって「サブカル」の意味や使われ方も変わってきた。私はサブカルをメインにした本屋を営み、勉強はしているが、いまだだによくわからない。
私はその文化や表現
【ネタバレ】シン・エヴァンゲリオン感想書きなぐり文【破】
エヴァにさようなら、今まで庵野にありがとう。
前感想文ではボロクソにこき下ろした気がするけれども、先にも書いたとおり実は今回のシン・エヴァについては評価してます、繰り返しリピート。
初日に見て3週間近く経った今でも、実はこのシン・エヴァについて色々ともやりもやりと考えさせられていて、数々の感想戦イベントなどに参加してこのもやりの正体や解消を図ろうとしているのだけれども、なんとか落ち着いて考えて
【ネタバレ】シン・エヴァンゲリオン感想書きなぐり文【序】
シン・エヴァンゲリオン公開後の初見での感想文
と言う名の弔事的ななにか。
インターネット上では箝口令が敷かれていて、まあそれもそうだなと思いつつもう少し時間がおいてから感想文書こうと思ったけどほとばしる熱いパトス的なアレが湧き上がってきたので忘れないうちに。
個人的なエヴァーとの初対面はアニメ大好きキッズだった小学校生時代まで遡る、学校行く前の朝のアニメタイムに始まって観始めてしまったのが運の
雨の中で僕は 【「さよならを教えて」同人誌への寄稿文】
【はじめに】
これはアダルトゲーム「さよならを教えて~commont dire adeu~」ファン同人誌、甚だ夜に様主催「夕焼けは夜に染まりさよならの続きを、もう一度」への寄稿文をnote向けに加筆修正を加えたものになります。
「さよならを教えて~commont die adeu~」20周年おめでとうございます。
雨の中で僕は 来夢来人
さて、どこに行こうか?
1999年の奇跡
アメリカン・ブッダ 読書感想文
コレまで海外古典SFばっかをメインに読んでいたこともあったし、日本SFはじつはあまり読んだことがなく日本SFといえば神林長平を好んで読んでいたくらいだった。
先日とあるSF作家さんと知り合うきっかけがあり、その著作を読んだことがきっかけで最近の日本SFもだいぶ凄いことになっていることを感じさせられたので、最近話題となっていた柴田勝家のこの著作を読むに至った。
そのSF作家さんの作品はそのうち読
名古屋めし店メモ (気が向いたら追記する)
名古屋は清涼な水を提供する木曽三川を水源に穀倉地帯は小麦の生産量トップ10に入る。
そのため良質な小麦が産出され、また味噌醤油等の醸造も盛ん、そのため数百年前から麺料理が盛んでそのころから営業している。
また市場の中に麺販売と飲食を提供していくスタイルの店舗も昭和30年頃増え、店舗を展開するパターンも増えた。
・きしめん 平ぺったいうどん。
生地を竹筒で碁石の様に丸く押し切った「碁石麺説」
1冊目 地球の長い午後 サブカルクソ野郎のための101の本
遥か遠い未来、自転が停止し永遠の昼と夜が覆う地球、巨大な熱帯雨林が地上を支配し、ほぼ滅亡した人類は大幅に退化し食物連鎖の下部に位置しながらも辛うじて種を存続させていた。
ほそぼそと存続していた群れのリーダーと反発した所為でから追われた主人公は知能を上げるアミガサダケに寄生され、あてもなく旅立つ。
もともと人類の知能は人間に規制した生物アミガサダケによってもたらされた物で、文明崩壊後はアミガサダケと