【ネタバレ】シン・エヴァンゲリオン感想書きなぐり文【破】

エヴァにさようなら、今まで庵野にありがとう。

前感想文ではボロクソにこき下ろした気がするけれども、先にも書いたとおり実は今回のシン・エヴァについては評価してます、繰り返しリピート。

初日に見て3週間近く経った今でも、実はこのシン・エヴァについて色々ともやりもやりと考えさせられていて、数々の感想戦イベントなどに参加してこのもやりの正体や解消を図ろうとしているのだけれども、なんとか落ち着いて考えてみた。
よく言う感じにエヴァに囚われているとかエヴァからの卒業を拒んでいるとかそういう状態の心境ではないとは思う。
実はとっくにエヴァの呪縛からは逃れているのだから、では何故なぜなのだろうかと思い至った結論。
シン・エヴァは誰か知らんが卒業式に例えていた、その例えすごくいいなぁと思った、つまるとこ卒業することには納得なんだなぁと思いつつその卒業式自体がどうやら自分の納得できるものじゃなかったんかなぁと。
 「やったー卒業式だ、そつぎょするぞー」と意気込んでいたら、その卒業式がなんていうか、豪華絢爛とても凄い、とても凄いがなにか味気ないみたいな感覚。
 これまで校舎では終わらない文化祭前日を繰り返していたのに、いざ一大イベント卒業式となってみれば、とてつもなく凄いセレモニーを期待したのにものすごく丁寧に作ったことは認めるけれども、ただ豪華絢爛なセレモニーだったという感じ。
 うまくいえないけれども。

この感覚色んな人に話したところ結構周りの昔ながらのおたく気質な人たちには共感してもらえた、自分の納得できなかった多分そういうことなんだろうなぁと。
 
ただフォローしておくと、庵野監督はシン・ゴジラで確立したコンテの代わりに3Dアニメでアングルなどを決めるプレビズ技法や絵的な面白格好良さを追求し、尚且あのエヴァンゲリオンという作品を25年の歳月をかけて完全に終わらせるための物語を作り上げた、これは私は絶対に評価している。
 

もう一つのもやりはかしこでさんざ言われている、実は旧劇場版EOEで投げかけたオタクは現実帰れってメッセージがあまり変わっていない様に思えたこと、確かに見せ方としてはそのメッセージをEOEに比べて優しく送り出すように表現はされていた。
 メッセージ自体があまり変わっていない事へのもやりポイント。
 これがよく例のドラゴンクエストと比較引き合いにされるところだと思う。
 あの頃に比べてエヴァに囚われている、或いは現実と向き合わない合えないオタクというのは嘗てより少ないのではないかと思う。
 ただここは肌感覚、もしかしたらそのメッセージを誤読しているかもしれない。
 だからこそもう一度確認しなければと思っている。

とりあえず自分自身がこの卒業式を最高なものだったと両手を挙げて絶賛したいがために今色々なところで感想戦に挑んでいるのではと自分で納得している。

まだもうちょっとだけ続くのじゃ。

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