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俺が感じた素朴な疑問
最近、自分の中で引っかかっている疑問がある。どうして多くの人は、自分の好きなことを見つけたらすぐに「これで何者かになろう」とか、「職業にしよう」みたいに考えるのだろうか?まるで、「これでいける」と思った瞬間、何かに向かって全力で走り出すような感じがする。
俺自身も絵を描くことが好きだ。でも、やる気が出たら描くし、飽きたら描かない。絵が売れたり、作家として成功できたらそれはそれでありがたいけど、別
無意識の力で表現するアート: 直感と即興が生み出す深い感情と思想
アートにおいて、意図的に概念を込めることも重要ですが、無意識的な判断や即興的な選択がもたらす効果も見逃せません。例えば、マーク・ロスコの作品から学べることは、無意識的な選択がどれほど強力な表現を生み出すかという点です。ロスコは、自身の内面や感情を直接的に描写することなく、その作品に深い感情や思想を自然に反映させることができました。
このように、私たちが制作過程で無意識に選んだ材料や形、配置が、実
8/28 トラウマとアウトプット
僕は子供の頃、父の会社の人たちと焼肉屋で食事をしていた際、豚足が出てきたことで強い衝撃を受けました。それまでは肉を曖昧に「肉」として認識していたものの、その時初めて食べているものが「豚さんの体」だと認識しました。周りの人たちが楽しそうに豚足を食べる姿にさらにショックを受け、その体験がトラウマとなり、以来肉や魚といった動物の死体に対する強い抵抗感を抱くようになりました。物心ついてからは、肉や魚を食べ
もっとみる12/4 コンセプト
現代アートの世界ではコンセプトが大事だと言われる。だけど、僕の好きなアーティストたちは、とてもコンセプトを考えているようには見えない。戦略もない。ただ日々の中で自分の思ったものを正直に描いているだけのように見える。インタビューとか見てると、作家として活躍したいという意欲もあまり感じない。ただ作品が好きだからいつのまにか注目を浴びるようになっていた、という印象がある。
僕はコンセプトが苦手だ。考え