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アート関係

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あおいうにのメイン記事。アート関係のnoteをまとめています
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#現代美術

伝説の「犯罪展」ステートメント(没)

伝説の「犯罪展」ステートメント(没)

本展示のテーマは「犯罪」です。

前提として宣言しておきます。この展示では「犯罪」を軽薄に茶化したり、一方的に糾弾したり、または美化・称賛したりすることはしません。
ニュースを通じて大きな衝撃を受けたこれらの出来事は、確かに私たちの人生に影響を与え、自己形成に接してきました。
そうした出来事は、マスメディアやSNSを通じて広く共有され、結果的に社会の構造を浮き彫りにするような面があります。

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笹山直規考_ネガティブなものに直視すると本当のピュアさが見えてくる

こんにちは、あおいうにです。最近短い間でしたが教わっていた、先生に「破門」食らいました(笑)

また、その先生をご紹介いただいた友人にも、「彼氏が結婚してくれなかったら私が結婚してやるからな」というメッセージの二日後に全てのSNSや連絡先をブロックされました!

ちょっとこの経緯が面白いので、詳しく書きますね。

まず、そもそもの原因は、現代美術家の笹山直規さんのせい(おかげ?)です。

簡潔に事

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あおいうにアーティストステートメント【2023.10.7推敲版】

あおいうにアーティストステートメント【2023.10.7推敲版】



①序文

「メンヘラ展(2014-2017)」、「おっぱいペインティング(2018-)」、「アイドルなんかなりたくない(2021)」「人力マッチングアプリ(2023)」などをはじめとして、私あおいうにという作家は道化を演じることで逆説的にアイロニカルな問いかけをするという表現手法を一貫している。その中核にあるものは即興的なアブストラクトペインティングだ。私が、当事者性の強いアイロニカルで毒のあ

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『抽象画』『ペインタリーな絵』になったきっかけ

『抽象画』『ペインタリーな絵』になったきっかけ

※「ペインタリー(絵画的)とは……絵の具の「塗り」を強調した絵画のありようのこと。輪郭が曖昧で開放的な形態、形態よりも色彩の力の重視、素早く、ダイナミックなタッチの多用、色むらの効果的な利用、が特徴的なこと。混じり合う筆触の流動的性質や曖昧な輪郭のこと。

小中学生の時は「何となくすごいから」で、ダ・ヴィンチが画家で一番好きだと言っていた気がする。
「絵画」や「画家」について、非常に解像度が低くぼ

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何故、人々は現代アートから遠ざかるのか。その理由について考察。

何故、人々は現代アートから遠ざかるのか。その理由について考察。

どうして、「現代アートはわからない、難しい」と人々は現代アートから遠ざかるのか。ちょっと考察してみました。

近代以降、絵画が「上手い / 下手」の尺度で測れなくなったという開き直りが、多くの人々を現代アートから遠ざけているのではないでしょうか。
かつては、絵画の技巧や技術が明確な評価基準であり、それをもとに名画が生まれ、語られてきました。
しかし、近代以降のアートの世界では、技巧や技術だけでなく

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アクリル・オン・フォト解説

アクリル・オン・フォト解説

※この記事は、令和3年開催のあおいうに個展「私は撮った⇄撮られた〜アイドルなんかなりたくない~」に合わせて執筆された解説文です。

アクリル・オン・フォト 解説

今回、ステレオタイプな写真ばかり出してはつまらないであろうと思い、写真にペインティングしてみた。

私の写真表現の根底にあるのはいつでも絵画問題である。いかにして写真を絵画的にするか、ということだ。写真は絵画の拡張である。

写真表現と

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人力マッチングアプリ 彼氏募集中パフォーマンス ステートメント(暫定版)

人力マッチングアプリ 彼氏募集中パフォーマンス ステートメント(暫定版)

2022年5月28日、六本木森ビルchim↑pom展の近くで、「彼氏募集中」ののぼりを掲げて歩くパフォーマンスをします。
実行後、映像作品にするときにまた感想が変わると思うのでステートメント書き直しますが、とりあえずの暫定版です。
よかったらお読みください。
当日の同行者も随時募集中です!!!

「人力マッチングアプリー彼氏募集パフォーマンス」あおいうに

コロナ禍では多くの産業がダメージを受け、

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画家 河野あさみ/あおいうに考

画家 河野あさみ/あおいうに考

作家のナツメミオさんが私について批評してくださいました。良かったらお読みください。

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具象に抽象、そしてサブカルやアングラと、多岐に渡って作品制作を行う画家・ 河野あさみ/あおいうに。
藝大時代から様々な媒体を通して批評されている(自ら講評を望む)彼女にとって、美術史の文脈か ら見た立ち位置などに絡めた講評・批評はすでに聞き飽きているのではないでしょ うか。たしか

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