NO,20 発達支援センターからの電話
電話は急にやってきた
カンダはお盆過ぎに
電話すると言っていたが
まさか訪問看護師さんがいるタイミングで
電話をしてくるとは思わなかった
その時は事情を話して1度電話を切った
後で私から電話したのだった
私がカンダに言った条件は3つだった
1,パソコンの勉強が出来る場所
2、お昼ごはんが出る場所
3,あんまり遠くない場所
の3つだった
この条件の私に合いそうな場所を
探してきてくれて見学の段取りもしてくれたらしい
カンダのいう私に合いそうな場所は
どんな所なのだろうか?
私はカンダの説明を聞きながら想像してみたが
行った事のない場所なのでイマイチ想像が出来なかった
カンダの言う私に合いそうな場所
期待、興味、恐怖と
色々な考えが浮かんでは消えた
約束の日は9月2日だ
どうなるのだろうか?
煙草を吸い煙を吐き出しながら
なるようになるさとひとり言を呟いた