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山口県の市立小中学校は、「筆箱も箱型以外もOK」など、2023年から校則を大幅見直し!

こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんが通学していた学校は、校則は厳しかったですか?

私の母校の高校はかなり厳しかったです。月に1回ある服装検査も1人に対して、3、4人で先生が見てました。

前髪もないとダメで、パッツンの眉上にしか認められませんでした。

髪の毛も空いていたらダメで、空いているのを先生にバレたら、そこから「空いている部分まで、全部切って来るように」と言われて、髪を長くしていた子も、髪の毛を切らないといけなくなり、泣いていました。

巻末にも少し校則について書きますが、その話を同僚のライターの人に一部を話したら、「それ、本当に最近の話ですか?昭和の話ではないんですか?」とも言われて、驚いたくらいです。

校則が物凄く厳しかった私でも、最近の学校は、生徒の意見を聞きながら、変わっていると言います。それが今から紹介する一部になります。

山口県宇部市立の全36小中学校が、児童・生徒の意見を聞き入れることで校則の見直しに励みました。校則を改定する権限は学校長にありますが、宇部市教育委員会は、児童・生徒が「社会の問題に関して自ら考え、判断する」という主権者教育の一環として、校則の見直しに励む様にそれぞれの学校長に通達しました。

宇部市教育委員会が策定した「校則見直しに関するガイドライン」に沿って、全校で見直しが進みました。

今回は時代に適した校則に変えた、山口県を追います。

山口県が、校則を変えた理由。変えてからの効果は?

宇部市教育委員会によりますと、学校現場では校則を改定するための具体的な手続きが示されていないこともあって、ほとんどの校則が旧態依然のままでした。そのため、2023年7月、宇部市教育委員会は策定したガイドラインで、髪形や服装に関して男女別に定めた規定を無くし、ジェンダーレスを尊重する時代に合った校則に改めることなどを要求しました。

また、校則見直しの手続きに関しては、児童・生徒の意見を学校側に伝えられる仕組みにして、児童・生徒などや親御さん、教職員、で構成された「校則見直し委員会」を設置する様に伝達しました。

それぞれの学校は「校則見直し委員会」を設置し、児童・生徒などが見直しを要求した校則案に関して適当かどうかを協議しました。ここで総括された見直し案を児童・生徒などが校長に提案しました。「校則見直し委員会」には校長も参加していて、提案が尊重される形で校則が見直されました。

児童・生徒の意見が反映された結果、小学校では「シャープペンシルは使用禁止」としていたのを「高学年に限定して使用できる」、「持ち込める筆箱は箱形のみ」としていたのを「箱形以外も使って良い」などと校則を改めるケースが報告されました。中学校では「靴や靴下、シャツは白のみ」としていたのを「白、紺、黒などの華美でない色」に変更したケースが報告されました。

参考:筆箱は箱形以外もOK、靴下は黒、紺も 子供の意見聞き校則見直し 毎日新聞(2024年)

宇部市教育委員会によりますと、全校一斉に校則を見直す活動は、県内では初めてといいます。宇部市教育委員会は「子ども達が校則を『自分ごと』と考え、色んな立場の人たちとの対話を通し、自らの力で変えていく経験ができました」と活動の意義を強調しました。

これからも各校で毎年、校則に関して児童生徒が主体となって協議する仕組みを作っていくとします。

校則が変わった?、母校

私の母校の高校は、私が在籍中はカバンも学校の指定のものしか使えませんでした。みんな、指定のカバンを買って、同じ物を持っていました。

靴下も指定だったのですが、ある日母校とマークは一緒で、ハイソックスに近いタイプを履いている人がいて、それが先生にバレて、新たに指定の靴下を3案出して、投票で1つ選ばれていました。

私の母校は電車通学の人も多いので、駅で後輩を見かけるのですが、私が在学していた時と変わった気がします。

指定のカバンのみ許可されていたものが、普通のリュックの人を観ることもありました。

靴下も白いのしかダメだったのですが、紺のハイソックスタイプの靴下を履いている女の子も見かけました。

私が高校生の時はありえない位、厳しかった校則も、時代の変化に合わせて、対応していったのかもしれません。

今の時代にアップデートしたのか?と、卒業してからだいぶ経った私は、確認することはできませんが。

今でも校則が厳しい学校も存在しますが、全国で、校則が今のニーズに合う様になっていけばと思います。


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