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日常の記録

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日々の気づきをまとめました。 学びも、エッセイも、写真も色々。移り変わりもまた日々の記録。
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#日記

父からの贈り物

父からの贈り物

土のついたほうれん草、長く曲がったゴボウ、5分づきのお米と一緒に包まれていた紙の袋。

中には檜の角材が入っていた。
ほのかに香る森の香り、地元の空気。

誕生日プレゼントを渡した時に、"要らんのに"と言ってしまうような、不器用な父の優しさが、オンラン疲れした私の心に響いた。

人口29人の限界集落。
出かけるには親の送迎が必須で、買い物もお出かけも滅多にできない。
何もない地元が嫌で早く出たいと

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雨の日が教えてくれること

雨の日が教えてくれること

台湾の雨季だからスコール対策した方がいいよ!!

雨降るかもしれないからと、意気込んで雨用のパンプスを買い込み旅に出た。
ホテルに着き、ここぞとばかりに、雨用パンプスを持ち出し街に繰り出す。
99%当たるであろう予想は的中し、1日目から見事に大雨に降られた。

真夏のスコール

雨用パンプスだし大丈夫!! そんな私の余裕は一瞬で消え去ることになる。
靴の中に容赦なく水が入ってくる。
スニーカーだ

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3BOOKSをはじめよう

3BOOKSをはじめよう

過去・現在・未来をつなぐ3冊の本。

本棚をみれば人となりが分かるという。
選んだ本から趣味嗜好がなんとなく想像できたりする。
専門書からは仕事だって推測できるかもしれないし、ガイドブックからは過去の旅行歴だって分かるかもしれない。同じフランスのガイドブックでも、じゃらんとことりっぷと地球の歩き方ではタイプも異なるだろう。

10を語るより、本を通じて世界観を共有するとより相手のことが想像できてワ

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今週の時間割

今週の時間割

学会に向けて久しぶりに資料作りをしていた。
一気にまとめて終わった方が楽だろうと、それだけを終わらす覚悟で3時間半。
ついに集中力が切れてしまった..

私の今週の仕事外Todoは、英語の勉強/学会準備/課題図書を読む/展示会の作品案を考えること。正直ちょっと追われている。

思えば学生時代、内容の異なる講義が組み合わせで行われていた。勉強を続けても、内容が異なるので気分転換にもなるし、逆に途中で

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手間の魅力

手間の魅力

本が好きで気づいたら新しい本が仲間入りしている。
小説や医学書系が多かったけれども、最近はFACTE FULNESSやなるほどデザイン、生きるように働く等様々な分野の本も読むようになった。

本を読むと、特に単行本には必ずと言ってよいほど、"読者カード"が挟まっている。そしてハガキには、本のタイトルや購入日・購入場所、感想などを書き、切手を貼って投函するよう書かれている。

QRで読み込みこみ何か

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単一能力の有用性

単一能力の有用性

懐かしの電子辞書とiPhoneをみながら思った話。

高校時代、電子辞書は私の相棒で、バトントワリング部の遠征にまで持っていき、皆んなに盛大に突っ込まれていた。定番の広辞苑、英和・和英・英英辞典から数学の公式や生物/化学/物理辞典。人口29人の小さな田舎町に育った私にとって、付属知識も調べられて、なんでも教えてくれる電子辞書は魔法の箱だったのだ。

ところが魔法の箱は短命で,大学になり基本的な役

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わくわくする明日のために

わくわくする明日のために

自分が一番わくわくするときは何だろう。

子供の頃、綺麗な石をみつけたり、九九がいえるようになったり、お手伝いをしたら褒められたりすると、すっごく嬉しかった記憶がある。

学生の頃、海外の友人ができて世界観が広がったり、全然わからなかった問題が解けたり、部活で技ができるようになったり、活動に貢献できたりすると、明日も頑張ろうって俄然やる気が出てきた記憶がある。

大人になって、異なる分野の人と話し

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積読(つんどく)のススメ

読もうと思って買ったけれども、読みきれてないまま次の本が溜まっていく。
積読は多くの人が経験あるのではないだろうか。

積読ときくと、怠惰で無駄なマイナスの印象を抱きがちである。
でも積読は本当にマイナスなのだろうか?

本は安いものではないし、買うという手間もかかる。
読みきれてなかったとしても、積読リストは自身の興味関心の象徴。
小説、趣味、ビジネス、専門書 etc.
英語が苦手で伸ばす必要が

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言葉にすることの大切さ

言葉にすることの大切さ

ここ数日、夏バテなのか単に忙しかった反動なのか、寝落ちばかりしていた。
今日は台風だし、家にいなきゃだし、一回リセットしよう。
そう決めて、帰宅後は仕事せずにダラダラ。

映画の余韻に浸りたくて、"天気の子"の小説を読みながら、改めて世界観を振り返る。小説は映画と異なり、一人称で個々の心情が言葉で描かれなながらストーリーが進行していく。映像で表現されていた世界観が言葉で示されていく。

あのリアル

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in the Moon

in the Moon

ずっと気になってたお店があるの。

そんな彼女につられながら、夜に向かって賑わう河原町を抜け、人の流れに逆らいながら鴨川に架かる赤い橋を渡っていく。

去年ビアパーティで行ったロシア料理屋さんを横目にみつつ、着いたのは祇園四条に佇む昭和風のビル。カルシウムめっちゃ推してるやん、なんて突っ込みながら目的である9階を目指す。

木製の扉を開け、ついたのは隠れ家的で、どこか懐かしさのある空間。
窓から差

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らしくない。は自分らしさ。

らしくない。は自分らしさ。

普段は大学病院で薬剤師をしている。
自分でいうのもなんだが、よく薬剤師っぽくないよねーと言われる。
イベントを運営したり、フリーペーパーを作ったり、国際イベント行ったり、喋ったり。ちょっとユニークで、特殊キャラ。

仕事を始めた当初は、そんな薬剤っぽくない側面を隠すようにしていた。
認めてもらうために、場に馴染もう、らしさは他ではっきすれば良いし。

ただそんな簡単にらしさを隠すことはできなくて

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愛おしさを感じ、一日の始まりを味わう日曜の朝

愛おしさを感じ、一日の始まりを味わう日曜の朝

"いらっしゃい。好きなところにどうぞ。"
地下鉄京都市役所駅前の小さな喫茶店。
入り口には用紙に書かれた手書きのメニュー。少しシワっとなっていて年季を感じさせるところが愛らしい。

迎えてくださったのは、長身のダンディなおじいさん。
店内は涼しいけど、寒すぎない。私には丁度いい温度。

AMラジオなのか、何かのローカル番組っぽいのが静かな音で流れている。
店内も常連っぽい細身な60代くらいの男性と

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他者紹介×ブレストで作る自己分析のススメ

一体自分ってどんな人なんだろう?
性格診断やってみよう。めっちゃ当たってる、ちょっと違うかな。
このようなシチュエーションは多々あるのではないだろうか?

私もストレングスやエムグラム、16personalities 等々、興味本位や自己振り返りの際に、多数の性格診断をやってきた。(ちなみに16personalitiesは討論者。)

確かに本質の私はこうだろうな!!というところは当たっている。し

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