積読(つんどく)のススメ

読もうと思って買ったけれども、読みきれてないまま次の本が溜まっていく。
積読は多くの人が経験あるのではないだろうか。

積読ときくと、怠惰で無駄なマイナスの印象を抱きがちである。
でも積読は本当にマイナスなのだろうか?

本は安いものではないし、買うという手間もかかる。
読みきれてなかったとしても、積読リストは自身の興味関心の象徴。
小説、趣味、ビジネス、専門書 etc.
英語が苦手で伸ばす必要があると感じたからこそ、英語の書籍を買ったんだろうし、資産形成勉強しようと思い、お金の本を買ったのだろう。

忙しく時間を捻出できなかった、専門用語は難しく途中で諦めてしまった等、様々な要因はあるだろうが、読めていないのには何らかの理由があるはずである。

買った本を目の見えないところに追いやってしまっていては何の意味も果たさないが、目の見えるところに積んで置いておく。
積読は自らのToDoリストとなり、次の一歩を踏み出す時の指針となるはずである。そして読めなかった理由は現在の課題を示している。
毎日積読をみることで、時間の使い方を考えたり、知識を補う必要に気付けたりするだろう。

また、自身の課題意識や興味は意外と儚いものだったり、記憶は曖昧なものだったりもする。ついついSNSやネットに時間を取られてしまっていたり、面白いという気持ちが移ってしまったり、興味あった本のタイトルを忘れてしまったり。
本に出会える機会は割合偶然の要素が高いものでもある。本を買うことは、仮に積読になったとしても、成長の機会を逃さないために重要ではないだろうか。

まだまだ暑い日が続くが読書の秋を前に、恥ずかしがらず自身の積読リストを増やしていくのも重要なのかもしれない。


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