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マイナンバー、マイナカード、マイナ保険証は”悪霊”?それとも”枯れ尾花”?
連日の猛暑に疲れた体をハンドルにもたげながら田圃に挟まれた狭い道を走っていると、両脇の黄金色に枯れたすすきが風にたなびき、あたかも過ぎ去ろうとしている夏を惜しんで一斉に大きく首を振っているように見えます。
すすきの別名は”尾花”ですが、そこで”幽霊の正体見たり枯れ尾花”という諺が頭に浮かびました。なにごとも恐れや疑いの気持ちで見ると、枯れ尾花ですら幽霊に見えてしまうという意味で、四文字熟語にすると
マイナ保険証をめぐる批判記事について
今朝、何気なくYahooニュースを見ると、《マイナ保険証の「メリット」は“真っ赤なウソ”だった?…“政府資料”が物語る医療現場での「役立たずな実態」とは》という刺激的な表題の記事が目に飛び込みました。どうやら、「哲学系ゆーちゅーばーじゅんちゃん」と名乗るお方の記事らしいのですが・・・。
じゅんちゃんさんは、マイナンバーカード普及のための過剰サービスに莫大な国費を費やしたことにお怒りのようですが、
河野氏の公約「年末調整廃止」の意味するもの
河野太郎氏が自民党総裁選の出馬会見で発した「年末調整の廃止」がネット上はおろかマスコミでも大いにバズっている。バスると言うよりも炎上と言ってもいいかも知れない。実際私も、テレビのニュースで初めて聞いた際には唐突感を覚えたものだ。ニュースなので年調廃止という言葉だけ切り取られたのかもしれないが、あまりに説明が足りな過ぎると感じたのは私だけではないだろう。そこで、年調廃止は意味するものについて、私なり
もっとみるいまこそマイナンバー制度を医療行為に活かせ ~Eテレ特集『死亡退院』を見て思うこと~
NHKが2回にわたってETV特集で特集した「死亡退院」。NHKオンデマンドでその全編を見ることができるが、番組の要旨はNHKのサイトで次のように紹介されている。
この病院では、入院中に死亡する患者が78%と全体の8割近くを占めており、これは他の病院と比べ突出して高いという。番組で紹介された実態を見ると、それも当然と頷ける。
脳梗塞の後遺症を抱えた患者に向精神薬が過剰に投与され、精神や身体機能が
雑感-“政治とカネ”という爛れた関係
自民党一部議員(・・・と個人的には思いたいが)によるキックバック問題で政治への信頼は地に落ちてしまった。これは、単なる政治スキャンダルや政局問題として捉えるべきではなく、国家の存立基盤そのものを揺るがす極めて深刻な事態と受け止めるべきではないだろうか。なぜなら、国と国民は納税という行為によってつながっており、納税を行うことで国から社会的な保証が得られ、政治とは国と国民の関係を適正に維持するための唯
もっとみる岸田内閣による新たな経済対策は果たして有効な政策なのだろうか?
岸田内閣は、所得税と住民税の減税に加え、低所得世帯向けの給付金や、価格高騰が続く電力・ガスなどの補助金制度の延長を含め総額17兆円規模の新たな経済対策を閣議決定しました。
納税者と扶養家族一人当たり年間所得税3万円、住民税1万円を減税
住民税非課税の低所得世帯に対して年間7万円を給付
ガソリンや電気・ガスなどの負担軽減のための措置を来年4月まで延長
生産性向上を目指した中小