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澄
2024年2月26日 16:27
『寝室』2024.02.26布団の四隅は揃ってないと嫌だって言うから苦手なりにシーツの紐結ぶとこ探すのひっくり返ったり一つずれたりして間違えたいつかの私みたい 時が止まった気がした貴方が撮る写真はいつも言葉にできないけれど上手いとか下手とかじゃなくてすごく好きだった季節に合わせて着る服の色を変えてみたり同じことで何度も大笑いする貴方が好きいつかこんな夜のことも忘れてしまう
2023年8月11日 22:36
『愛は屁理屈』2023.8.2/8.3ハートを半分に割ってひっくり返しても綺麗な形にはならないのにさ愛の形は一つじゃないってまるで屁理屈みたいじゃないか重力も敵わない暑さに恋が蕩け出したドライアイスで火傷する意味不明さあれとよく似てるね僕等はどこまでも宇宙と海のまんま愛は屁理屈 愛の屁理屈存在証明さえも困難な無形の財産いつか全部忘れてしまってね覚えている間はぎゅっと抱
2023年7月20日 02:20
『灰色』2021.4.25描いた灰色は痛かった味もしない 変わり映えもないあの日に戻るにはもっと多くの時間と代償が必要だった「こんな日々も愛したい」こんな歌も歌わなくていい程の何かがずっと欲しいまま嘘と理想で塗りつぶした人生に意味はありますか花がただ美しくて風に移ろう感情をどうか壊してくれませんか もう夜を待ちたいから全部忘れて 遠去かって さようならをなぞって痛み
2023年6月15日 03:27
『懲りない』2023.1.19/4.12懲りないねって笑ってほしい明け透けになって二人夜のサイドランプの下で遊んでいよう花束も似合うし一輪の花も似合うよ貴方は私を絶対に仲間はずれにしない鍵のかかった愛にそっと息をかけられてこんなに容易く壊れてしまったのは初めてだ認めるとか許すとか面倒な感情の全部を貴方は私にくれるでしょう優しさだけで息はできないけど懲りずに私は全部をあ
2023年6月10日 02:55
『エンディング』2023.5.25/6.10忘れた方が良いこともどこかで忘れたいこともそれだけは解っているのにそれだけが解っていた許すことが苦手な私をいつだって許してくれた貴方をただ貴方一人は許せたこと容易く許せてしまう 今も喘息気味の貴方がよく眠れるにはどうしたらいいのか考えている終わりはいつか自分で決めるよ貴方だってきっとそうするでしょう月の光のような詩を零し
2023年5月19日 14:41
『貴方が』2022.12.1白い雪が貴方を切なくさせていますように胸を通り抜ける風に気付いていますように電車の窓から見えた枯れ木の並木道一人で歩くには広すぎるね分厚い灰色の雲 冬曇りの空晴れ間が白く光る会いたいが痛くて堪らないあってしまえば終わりが来るのも恐いよそれでも溢れる熱に火傷してずっとずっと泣いていたずっとずっと貴方がいつか貴方が私をちゃんと壊してくれます
2023年4月1日 15:50
『嘘』2023.3.20何にも残らないよだから安心していいどうせ全部忘れてく言葉にしたら涙がこぼれた出逢った日の日付は思い出せないのに出逢ったあの瞬間のことはこんなに焼き付いてるんだろう冷たくてさらりと乾いた手春みたいな貴方の笑顔もう少しも好きじゃないちっとも思い出さない記憶を結んでなんかないけど春は痛いな 痛いな/壊れるくらい好きだったなんて口に含んだこ
2023年3月31日 16:04
『銀狼』2021.10.6冷えた夜の底で貴方の夢を見る眠っても眠れずにいるここは孤独の銀狼何も壊さないからそっとしておいてよ淋しさの形をなぞる満月が僕を見る揺蕩ってただ あの日に帰りたかった貴方のせいだ 貴方のせいだ愛を奪っていく成り果ててしまった灰が胸にたまって息もできぬ程冬の雲に潜む真空で息をする歩けど歩けど行き止まりここは孤独の銀狼死は恐れな
2023年3月1日 19:45
『夢が崩れる』2023.2.25泣いてしまいたかったいっそ自分の為だけにってやけくそになった心でまだ貴方のこと想ってる名前をつけてしまえば枠におさめてしまえばありふれた感情になるって優しくない嘘だいつか忘れる言葉で声で貴方を想った私も忘れてしまおう最低な私を上手く言葉にできないこんなはずじゃなかったってしもやけした心が痛い触れられない話もできない そんな距離でず