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うつ病闘病記

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鬱:UTSU〜うつ病になって変わったこと〜

鬱:UTSU〜うつ病になって変わったこと〜

アドベントカレンダーが捲られていく。
待降節第3週に入り、街も人も高揚感に包まれているように見える。

自殺未遂から半年以上がたち、鬱の症状もだいぶ落ち着いてきた。
とはいえまだまだ出来ないことの方が目立つ気がする。

仕事ではプロフェッショナルに、私生活ではアクティビストとして活発に生きていきたいと思っていた私の生活はうつ病になってからガラリと変わった。

まず、集中して何かをすることができない

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死にたかったその後

死にたかったその後

 まずkよ、手術終了おめでとう。
そして、体調辛い中よく頑張ってるね。

 私はだんだん調子が戻ってきて、溜まってた友達たちからのLINEに少しずつ返信をしてるところ。連絡、してなくても相手は分かってくれるよ。それが友達ってもんだ。

 私の近況も書こう。実はまだ病気休暇中。クビになったらどうしようと時々不安が浮かんでくる。
 体の傷はきれいに無くなって、手首に小さな二本の線だけが残った。
 基本

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鬱:UTSU〜初めての自殺未遂〜

鬱:UTSU〜初めての自殺未遂〜

鬱と診断されて2年が過ぎた。

昨年は休職明けから調子が良く、この病気とうまく付き合っていけると思った矢先、秋ごろからまた調子が悪くなって、2月から病気休暇をいただいている。この件については、他の記事に書いたので省く。しかし、病休を摂ろうか悩んでいたあの時よりも、まだ底があった。

2月の末から3月の頭にそれは訪れた。春と共に。
以前よりも死ぬことが頭から離れず、来る日も来る日も死にたいという衝動

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鬱:UTSU〜いつ仕事を休むのか〜

鬱:UTSU〜いつ仕事を休むのか〜

いつ仕事を休むのか?

鬱を持ちながら働いている人は、一度は、いや何度も考え悩むところではないだろうかと思う。

まして、朝起きれず無断欠勤などがあるわけでもない、ギリギリ仕事に行けている状態の時。しんどいけど、じゃあ仕事を長期に休むほどなのか?という疑問は鬱の人も、周りの人も持つのではないだろうか。

私もそう。仕事には行けているけど、精神科の主治医には何度か病気休暇を勧められている。その度に、

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青い空を見て

青い空を見て

鬱病と診断されて、そろそろ1年が経つ。
1年前は、空が青いのも、木々が風に揺れるのも、道を走る車も、何もかもがうるさくて、苦しくて仕方がなかった。
今でも、時々無性に空虚な気持ちになる。

でも、青く澄み切った空が、見渡す山の裾野が、静かに美しく見えるときがある。

どこまでも青々と続くネギ畑が、鮮やかに咲く花々が。空を舞う鳥たちが。
いつまでも見ていられる気がする。

心の回復を感じる。
私の中

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鬱:UTSU

鬱:UTSU

 先週、うつ病と診断された。

 別にショックはない。なんとなく、そうなるだろうと思っていたし。うつ病を経験する人は約15人に1人。ありきたりな病気だ。

 更に、我が家は両親ともうつで、私は遺伝的にうつ病に対する神経学的脆弱性を持って生まれてきている可能性が高い。育った環境が性格を左右するなら、ストレス耐性の低さも似たものがあるだろう。

 ストレスなど、挙げてみればキリがない。

 父はアルコ

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