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#歌詞

stargazing

stargazing

P.S.
ほんとうはどこにも、消えようがなかったってこと

*✴︎⚪︎

想像のなかのあなたはずっと違っていた
目を開けたまま
目を閉じていても起きていてね
眠ってしまったら、もう
帰れなくなるから

ここまでおいでよ、と
聲がする
間抜けなわたしは
ノコノコと
その星の輝きについていった
朝が来たら見えなくなった

響きがあなた?
それともヒビの入ったこのグラス?
ヒビの入った鏡
割れた
窓が空

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PEGASUS

ライオンの瞳
フェニックスの魂
オオカミの生き様

セイレーンの歌声

居たいときに、一緒に居て
離れても、大丈夫
またすぐに会えるよ

そんな距離で、私と一緒に生きていこう
心から信じている
だから、もう行くね

帰ってきたら、みなとみらい
江ノ水、箱根、ディズニーランド
昔、あなたの好きだった場所
いま行きたい所、遊びに行こう

時間は流れる
まだ終わりじゃない
あなたと常に色鮮やかに
塗り替

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LUCKY STRIKE

・立春

あなたが私を想って泣いてくれる
その瞬間を夢見ていました

それはどちらでもいい
喜びでも、悲しみからでも
ただ、私への想いを湛えて
あなたから零れたその一滴が
私の生命に触れて
そっとこの渇きを潤してくれる

かわいいひと
そう言えば
いつも不服そうに
眉間のしわが寄るよ
いつしかやめてしまったね

あなたが残していったタバコの空箱が
私のお守り
そうやって記憶しか持たない私には
それ

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Leo minor

私はエゴイストなんだ
君より私を平気で優先する
自分の心を無視してまで
他人と一緒に居られない

見た目はこんなナリだけど
中身は我儘な子供

おまけに頑固で
かと思えば、傷つきやすく
すぐに泣くよ

嫌になるよ、すぐに
それでも、君と一緒に居たいんだ
互いの本音、ひとつひとつ
掬い上げて
それはこの街の空に浮かぶ
姿を消した、見えない星を探すように

喩えば、天体観測
もしもあなたが付き合ってく

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今夜、鯨の前で出逢えたなら

・獅子座満月/WOLF MOON 

顔も知らない、名前も分からない、

話したこともない
ただ存在だけを知っている

あなたに、ずっと恋をして来た

それは子供の頃
あなたに気がついて以来、
ずっと、あなただけを想ってきた

あなたは不意に訪れる
私だけに分かるサイン

夜風が運んできた
あなたの吐息、口ずさむメロディ

今夜も

夜空にマゼンタを流す
私の宇宙にだけ、染まり、溶け合う色
シリウ

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君に告ぐ

嘘でもいいから、きっと大丈夫と呟く
それはいつか、本当に成ることを
知っているから

楽しいことをしよう
思いっきり

強がりで結構、だから笑おう
これがいつか、本当の表情に成るの
私は知っている

ずっと居場所が欲しいの

怖くって、怖くって、怖い
不安で不安で、いっそ笑けてくる

どうしよう、心の裏側から
引っ掻いてくる

誰も知らない

楽しいこと、
なんだっけ

君は誰、そう問えば
なんて

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時辰

いいの、此処に誰も居なくても
いいの、此処に味方は居なくても
そんなの、もうどうでもいい
それくらい今、私は燃えている

いいの、此処にあなたが居なくても
いいの、此処に友が居なくても
それよりも、私はただ歌いたい

怒号に晒され、揶揄を受け
それで戦場とあなたは喩えた
同じ舞台、ならば私は
此処を楽園と讃えよう

待っている、私はずっと
私を見つけてくれる、誰かを

いいの、此処に誰も居なくても

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喩えば、

きみの幸せの祈り
この愛を運んで
きみのもとまで
これが私の歌だよ

🕊

それが喩え過去の亡霊だとしても
寄り添いたい、後ろから抱きしめて
あなたのそばに
喩えエゴと分かっていても

想像のなか
あなたは眉を下げ
困ったように微笑む
それを見て、余計に私が泣きたくなるのは
あなたの中に私の主の
にほひを憶えてしまったから
そして、もうこれから先
この世のどこにも
同じあなたはいないから
あの日

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from pluto

from pluto

いま、あなたに逢えないことが
とてもかなしい
いま、この瞬間
ふとあなたが過ぎったこと
あなたもどこかで
気づいているだろうか

意識の片隅
無意識のどこか
どこでも構わない
名もなき人の椅子が
あなたの宇宙のどこかに在って、

あなたが生まれた瞬間から
空白のまま、ずっと不在で
いつか、そこに坐る誰かを
いまもずっと、待っていてくれていたなら

それは、とても嬉しい

あなただけの場所が
私の中

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Jupiter⇆Suturn

Jupiter⇆Suturn

あなたと本当に出逢えた時
私の選んできた道は間違いじゃなかった
そう、思いました

生まれてきてよかった
そんな言葉が軽く聞こえるくらい
命を賭けて信じてきた
生きてきた

何もしなくていい
何も言わなくていい
ただそばにいて
ただ聴かせて
あなたが居る、その証
あと少し、
あと少しだけ見ていたい

あなたがいま此処に居る、その奇跡

あなたと手を繋ぐ
そこに生まれる、その熱の名に
当て嵌まる音

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『私たちは絶対、不幸なんかじゃ無かった』

『私たちは絶対、不幸なんかじゃ無かった』

もう二度と会えるはずはない
そう思っている
いま、あなたがどこで何をして
何を見て生きているか
そもそも、まだこの世界に居てくれているの

この季節が来る度、
必ず一度は、あなたを思い出す
私たちの関係が、築いてきた形が
決定的に壊れた、あの日

あなたもきっと、よく憶えているでしょう
私はずっと、覚えている

あなたは確かに泣いていた

身のうちに荒れ狂う嵐
引き返せない悲しみ

予感していた

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未完のメッセージ

いつあなたはむかえにきてくれるの
窓の向こう 見えない姿、声
まだ私がとても幼く
物心もつく手前の話

あなたのことをドロドロに甘やかしてあげる
あなたが望むなら何だってかんだって
だから私を傍に 私の名前を

嗚呼、あなたの唇を塞いでしまえばいいんだ
いっその事
何もかも終わりにしてしまえ、ぐちゃぐちゃに壊してしまおう
いつまでもシーソー 私一人、降りなれないまま

お笑い種だよ、こんなの
だっ

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太陽

あなたが倖せならそれでいーや
そう言ったのは決して嘘なんかじゃなく

あなたが倖せならそれでいーや
そう思ったのは決して欺瞞なんかじゃなく

私の本心、
紛れもない本当
嘘偽りなく神に誓って
心の底からの
私の声
そう言えばきっと
あなたは笑顔で
「ありがとう」を口にしつつ、
その実、心中恐らくは
嘘をつけと、疑っていることでしょう

私はそれが、その事が
"あなたと両思いになる"未来を
想像して

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polaris

堪え切れない涙が今にも溢れそう
自然と力む 瞳は睨むように
ただ真っ直ぐ、前を向く

見えない壁、その向こう側に行きたくて
身体はあちこち痣だらけ
ついさっき出来たばかりの傷は
まだひりひり痛む

もう駄目かな、諦めようかな
何度となく繰り返してきた自問自答
でも答えはいつも決まりきっていて
結局また私は同じ選択の中飛び込んでいく

どんな絶望の前でも
背中を伸ばして、立っていよう
あなたが見てる

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