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夢日記

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あまり夢を見ないので、見たら書き留めておく。
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記事一覧

夢日記#18 仕事のあとで

夢日記#18 仕事のあとで

こんな夢を見た。

みんな忙しく立ち働いている。うつむいて書類を書いたり、二、三人で固まって意見を交わしていたり。
定時になった。
わたしは「お先に失礼します」と声をかけて帰ろうとするが、事務所が広くて何か所にも人がいるため、何度も挨拶して頭を下げながら出ていかなければならない。
おまけに、階段を下りているとき、早く帰りすぎだとかなんとか、嫌味な男性社員に絡まれた。

どうにか抜け出したわたしは、

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夢日記#17 未来を生きる人

夢日記#17 未来を生きる人

こんな夢を見た。

山道を、縦一列に並んで歩いている。
山道といってもアスファルトの舗装道路で、左側に山肌が迫っている。
先導者は登山帽をかぶり、うつむき気味にしっかりした足取りで進んでいく。その後ろにもう一人いてわたしは三人目。さらに何人か後ろにいる気配。

急に、足元にマンホールのような穴があらわれた。先導者は迷いなくそこに入っていく。穴の中は真っ暗だし体がやっと入るくらいの大きさで怖い、でも

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夢日記#16 白いイチゴ、もしくは親ではない(かもしれない)わたし

夢日記#16 白いイチゴ、もしくは親ではない(かもしれない)わたし

こんな夢を見た。

少し離れたところから、ひとりの小学校低学年くらいの男の子を見守っている。自分の子どものようにも思う。
子どもたちが思い思いに遊んでいる広場。彼は、バスケットゴールに向かってボールを投げている。

ゴールは、広場の一角、れんがを階段状に積み上げたところに設えられている。何段か上ってからシュートするようになっており、うっかりすると転げ落ちてしまいそうだ。

わたしがいるところは高台

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夢日記#15  人生診断(嫉妬と羨望)

夢日記#15 人生診断(嫉妬と羨望)

こんな夢を見た。

行列に並んでいる。
保健所とか公民館で受ける、集団検診のような雰囲気。
受付で書類を出し、番号札を受け取る。みんな順番に並んで立っているのだが、ひとつ後ろにいる女性が、わたしの前に割り込もうとしてくる。最初は前に詰めて防ごうとしていたが、途中からばからしくなって割り込むに任せた。

ここでは、健康診断ではなく、人生診断をしてもらえるらしい。
番号順に書類を手渡されるため、順番が

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夢日記#14 ひとりでよせがき

夢日記#14 ひとりでよせがき

こんな夢を見た。

学校のクラスで寄せ書きをすることになった。
といっても色紙などにメッセージを書き込むのではなく、絵の寄せ書きだ。
各自がA5サイズくらいの絵を描き、それを組み合わせて一枚の大きな絵にする。班ごとの作業なのだが、わたしは班に入れてもらえないため、一人で大きな絵を作らなければならない。

小さな絵を一人で何枚も描くか、それとも最初から大きい絵にしてしまうか悩んだが、コラージュにして

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夢日記#13 鮭を焼く

夢日記#13 鮭を焼く

こんな夢を見た。

息子の部屋に入ると、ベッドサイドに服が脱ぎっぱなし。せめてスーツはハンガーにかけなさいよ、と言いながら拾い上げる。上着の左肩がほつれているのを発見。みっともない、直しとくよ?

本人はなにやら大きなガラスケースの中をじっと見つめている。なかには卵焼き器くらいのフライパン。大ぶりな紅鮭の切り身が二つ、じゅうじゅう泡を立てて焼けているところ。かなり脂が乗っているようだが換気はどうな

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夢日記#12 ダイバーシティというお題目

夢日記#12 ダイバーシティというお題目

こんな夢を見た。

大学にあるような、階段状の講義室。木製の硬い椅子は小さく、一人あたりのスペースが狭い。

これから、ダイバーシティ&インクルージョンの研修会が始まる。女性講師が黒板の前で説明を始めた。
講師が立っている演台の横に関係者席のようなパイプ椅子があり、満席のようなのでやむを得ずそこに座るわたし。

〈多様性〉豊かな演者たちが登場する。肌の色、見た目の性別、年齢などがバラバラの数人が手

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夢日記#11 画面越しに見る夢

夢日記#11 画面越しに見る夢

こんな夢を見た。

黒ずくめの男がいる。細身でスーツを着ているが、動きに落ち着きがなく、貧相な印象。仕事の見習いに来ているらしい女性に当たり散らす様子が見える。

わたしはテレビの画面越しにそれを見ているのだが、その女性が〈わたし〉であることも同時に分かっている。映像は斜め上方からのもので、音声は聞こえない。

あー、今日の主人公はこいつかぁ。嫌な気分になりそうだ。と早くもうんざりしながらも見てい

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夢日記#10 ダンボール箱に薬を詰め込んだ日

夢日記#10 ダンボール箱に薬を詰め込んだ日

こんな夢を見た。

うちの薬局に、新規の患者さんが来た。
ココア色の肌、黒い頬髭を生やし小柄でがっちりした体型。童顔だが三十から四十代か。
処方された薬の数が多く、調剤に時間がかかることをお伝えしたところ、大丈夫、待ちます、とのこと。

量が多くてカウンター越しに渡せないので、ダンボールに医薬品を入れる。無駄なスペースがないよう、包装の向きを変えたり、中身を寄せたりしながら入れていく。そのなかに茶

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〈解題〉夢日記#7〜#9

〈解題〉夢日記#7〜#9

ごくたまに、ストーリーのようなものがある夢を見ます。夢に出てくるものたちが、日常とどんな感じでリンクしてるのか、思いつく範囲で解題してみます。
最近はなんだかサスペンス系が多いような。
#7  行き場のない街なんだか不安になる夢。状況はよくわからないが出てきた場所はわかる。
白いコンクリートの体育館は、うちの子どもたちが部活の試合でよく行った場所のイメージ。and、自分が子どものときに住んでいた官

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夢日記#9 知らない国の

夢日記#9 知らない国の

こんな夢を見た。

外が薄暗くなってきた夕方。
わたしと同い年の同僚・Sが「帰りにOHPのシート、買っといてくれる?」と頼んできた。
「いまどきOHP?! (若い子は知らんやろ…)」
「だからアナタに頼んでるのよ」

人に頼んだくせに、Sもいっしょに買いに行くらしく、二人ならんでスクランブル交差点を渡っている。こちらが青信号なのに車がふつうに突っ込んでくるため、間をぬうようにして渡り切る。

商店

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夢日記#8 硝子越しの人影

夢日記#8 硝子越しの人影

こんな夢を見た。

敵の男が、透明な液体の入ったスプレー容器をこちらに向け近距離から噴射してくる。わたしは無我夢中で両腕をあげて顔面をかばうが、押し倒されそうだ。取っ組み合う格好になり、体重をうまくかけると形勢が逆転。仰向けに倒れた男の首を、持っていた棒状の武器で押し付け、首の左側を押し潰した。出血し、男の目に膜がかる。倒した。

古い木造の家。天井が低く薄暗い台所にいる。白い平皿に食べかけのキッ

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夢日記#7 行き場のない街

夢日記#7 行き場のない街

こんな夢を見た。

たくさんの人が歩いている。繁華街のようで、ごみごみとして見通しが悪く、埃っぽい。
ふいにざわついた雰囲気になったかと思うと、パトカーのサイレンが右側から近づいてきた。
人々が走って逃げてくる後ろから、長い刀を振りかざした男が駆けてくる。何人かのグループが、通行人を襲っているようだ。
パトカーは、紺色の〈ハイエース〉に赤いランプを乗せた作りで、スピードも緩めずそのまま通り過ぎてし

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〈解題〉夢日記#4~#6

〈解題〉夢日記#4~#6

たまにしか夢を見ませんが、ストーリーらしきものを覚えていたら、夢日記として書き留めています。

過去の経験や読んだ本の内容、願望などをいったんバラバラにしてから繋ぎ合わせたとしても…なんでこんな夢をみたんだろう??すぐ「アレだな」とわかることもあれば、ぜんぜん心当たりがないことも。なんとかがんばって、解題してみました。
#4   アテナイの銭湯

この夢については、すべてディオゲネスの存在感が原因

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