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人生100年時代の歩き方

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「超高齢社会」をテーマにすると、対象が高齢者に限られがちになる。超高齢社会は少子化社会でもあり、それにデジタル化、地球スケールの問題の顕在化が重なるのが、今の時代の特徴だ。そこで… もっと読む
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記事一覧

医療は延命にも救命にもなる。大事なのは「どう生きたい(逝きたい)か」〜マザーリーフデスカフェ

 葬儀社、ライフネット東京(東京・品川)代表の小平知賀子さんが主宰するマザーリーフデスカフェが2月24日、ライフネット東京事務所で開かれ、看護師の大森泉さんが「延命治療の医療措置 メリットとデメリット」をテーマに、同じ医療措置でも不要な延命措置となるケース、重要な救命措置になるケースを解説してくれた。最後に、現在開発中という「いーとかーど」を使って、「ものが食べられなくなった時に、どんな生き方をす

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医療ニーズの高い人は医療保険で訪問看護師やマッサージ師を呼ぼう!〜終活セミナー

 看護師に部屋を片付けてもらったり、自宅にマッサージ師を呼んだりすることも可能。医療保険で受けられるサービスは実は多いーー。葬儀社・ライフネット東京主催の終活セミナーが2月15日、東京・東五反田のライフネット東京事務所で開催され、柴垣医院(東京・自由が丘)在宅診療部ソーシャルワーカーの松本晶子さんが、「介護保険と医療保険の違いと使い方」を解説してくれた。知っているようで知らない保険の使い方をいろい

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最期までトイレに行きたいなら、基本動作のトレーニングを〜終活カフェ

 終活について専門家の話を聴きながら、参加者も語り合う、葬儀社・ライフネット東京(小平知賀子代表)主催の「終活カフェ」が8月27日、東京・東五反田の同社事務所で開かれた。今回のテーマは「最期まで自分でトイレに行きたい! 生活リハビリって知っていますか?」。理学療法士の吉村覚(よしむら・さとる)さんを講師に迎え、「最期までトイレに行く」ためにどんな準備をすればいいかを学び、感想などを語り合った。

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最期まで、口から食事をするための終活セミナー開催ーー訪問歯科医が口腔ケアの重要性を語る

 多くの人が「最期まで楽しく食事がしたい」と思っている。そこで、葬儀社・ライフネット東京(東京・東五反田、小平知賀子代表)は7月2日、歯科医の粟屋剛さんを招き、「知っておきたい口腔ケアと食支援の知識」をテーマに、終活セミナーを開いた。

 粟屋さんは、あわや歯科医院(東京・世田谷)の院長。訪問診療を中心に据え、摂食嚥下障害などに対応、認知症や半身麻痺状態などうで、摂食・嚥下がうまくできない患者が口

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マザーリーフデスカフェで414カードを体験、死生観を深く考えるきっかけに

 自分の死を考えたり、家族や友人と死生観を語り合ったりするきっかけになる「414(よいし)カード」。葬儀社、ライフネット東京(東京・品川)代表の小平知賀子さんが主宰する6月17日のマザーリーフデスカフェ(ライフネット東京事務所で開催)で、参加者がこのカードを使って、それぞれの死生観を語った。自分の気に入った言葉が書いてあるカードを選び、その理由を語ったのだが、それだけで、それぞれの深い思いが溢れ出

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終末期の痛み、在宅で緩和ーー終末期に頼りたい訪問薬剤師

 葬儀社、ライフネット東京(東京・品川)代表の小平知賀子さんが主宰するデスカフェが5月20日、ライフネット東京事務所で開かれた。今回のテーマは「終末期の痛みと苦しみを安心に」。訪問薬剤師の佐々木健さんが、議論に先立つ講演の講師を務めた。
 佐々木さんは、在宅医療向け薬局として高度なサービスを行う「メディプレイス365訪問薬局」(東京・港)で管理薬剤師を務める。末期がんや難病などで、患者は様々な痛み

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高齢者の住まい、これだけは知っておいてーーライフネット東京終活セミナー

 葬儀社・ライフネット東京(東京・東五反田、小平知賀子代表)が「もしもの時にあなたはどうしますか?」の共通テーマで実施している終活セミナーとデスカフェ。5月10日は、人生の最終章をどこで迎えるかを考える終活セミナーが開かれた。

 講師は、有料老人ホームなどの高齢者住宅を無料で紹介しているキットカンパニー代表取締役の平家宏さん。「これだけは知っておきたい高齢者の住まいについて」をテーマに①終の棲家

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「在宅医療を考える」デスカフェ開催

 葬儀社、ライフネット東京(東京・品川)代表の小平知賀子さんが主宰するデスカフェが4月15日、ライフネット東京事務所で行われた。今回は「最期はどこで終わりたい?」という大テーマの下、住み慣れた地域で最期を迎えたいという人のために、大田区の在宅医療相談窓口で12年間勤務した看護師の井岡幸子さんが、「在宅医療を依頼したい時にどうすればいいのか」について解説してくれた。

 井岡さんは医療相談窓口の仕事

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天国までの道のりを今から考えようーーライフネット東京が終活セミナー

 人生の最期をどこで迎える?延命治療は受ける?食べられなくなった時の対応は? 人生の最終段階で直面するこうした問題に対処するために、普段から準備をーー。葬儀社・ライフネット東京主催の終活セミナーが4月5日、東京・東五反田のライフネット東京事務所で開催され、柴垣医院(東京・自由が丘)在宅診療部ソーシャルワーカーの松本晶子さんが、そう訴えた。情報を得るためには、終末期ケアに関わる様々な職種の人と接触し

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コロナ禍の医療で起きたことをテーマにデスカフェ

 葬儀社、ライフネット東京(東京・品川)代表・小平知賀子さん主宰のデスカフェが18日、ライフネット東京事務所で開かれた。テーマは「コロナ禍の医療の現場と5類変更後の事」。
 理学療法士のAさんがコロナ禍の医療現場で何が起きていたのか、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5月8日、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行することで何が変わるかなどについてわかりやすく解説してくれた。
 理学

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「写真整理術とデジタル遺品対策 ~いつかやろうを先延ばしにしない」をテーマに終活セミナー

 葬儀社、ライフネット東京代表の小平知賀子さんが主宰する終活セミナーが3月8日、東京・東五反田のライフネット東京事務所で開かれた。今回のテーマは「写真整理術とデジタル遺品対策〜いつからやろうを先延ばしにしない」。講師を務めた一般社団法人写真整理協会代表理事の浅川純子さんは「写真整理は見られる形にしてこそ意味がある。大切な写真を保存するだけでなく、見返して楽しむ習慣が広がってほしい」と思いを語った。

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デスカフェ、「もしもの時にあなたは?コロナ禍で、どう思い通りに"生き終わる"か」をテーマに開催

 葬儀社、ライフネット東京(東京・品川)代表の小平知賀子さんが主宰するデスカフェに、2月18日、先月に続いて参加した。今回のテーマは「コロナ禍での終末期現場から〜自分の思い通りに生き終わりたいなら…」。
 小平さんは、「終活セミナーを始めて今年が12年目という節目。そこで、終活セミナー、デスカフェでは、『もしもの時にあなたはどうしますか?』を共通テーマにしたいと思います」とあいさつ。
 人生の最終

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6年ぶりのデスカフェ

 日本経済新聞夕刊2016年10月18日付の記事でデスカフェを取り上げた。
 「少人数の和やかな雰囲気のなかで、『死』にまつわる話を身近に語り合う『デスカフェ』に関心が高まっている。遺言や葬儀など終末期の準備をする『終活』がブームになっているが、家族や自分の死については心の準備ができていない例も少なくない。デスカフェは肩の凝らない『死の準備教育』の場として広がっていきそうだ」。
 それから6年3ヵ

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「副業」がしたいわけではない

定年後(今の時代は「再雇用後」と言った方が正確かもしれない)、新たに収入を得る道を見つけるための慣らし運転として有効なのが「パラレルキャリア」だと言われる。長年続けてきた仕事をやめて、いきなり別の仕事を始めるのは難しい。転職をスムーズに進めるには、慣らし運転を今の仕事と並行して始めておいた方が確かに、うまくいきそうだ。だから、パラレルキャリアは必要だと思う。

ただしーー。パラレルキャリアを「副業

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