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【読書関係】私の読書 私と読書

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読書とそれにまつわることのまとめ。 主なコンテンツ(?) 【私的読書生活】読書についてつれづれつらつらと書き連ねたもの 【週刊読書録】その週のおすすめ本などを紹介。2022年1…
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#読書感想文

【読書感想文】山崎豊子『華麗なる一族』

【読書感想文】山崎豊子『華麗なる一族』

先日、無事読了した。

先日、導入したタイマー読みが集中するのにちょうどいい様子。

さて感想を書こう!

として、ふと手が止まる。

ネタバレせずに書けるのか?と。

そもそも文庫本の裏表紙でも盛大にネタバレをされている。
(なので、下巻は最初からカバーをして読みました。)

加えて、私はドラマの概要を見てた連れ合いに「〇〇さんの役の人は●●しちゃうんだって」と、ネタバレされてたし、笑。

いや

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【ゆる書評】山崎豊子『白い巨塔』(豊子忌によせて)

【ゆる書評】山崎豊子『白い巨塔』(豊子忌によせて)

先日、無事読了いたしました。

いや、思わず、【週刊読書録】2週に渡り紹介してしまうくらいに没頭。

大人になってもそういう読書体験できるって、本当に幸せなことだな。
(って、『白い巨塔』自体はそんなハッピーエンドな話ではないですが)

そして本日9月29日は山崎豊子先生の命日「豊子忌」。

改めて、たいそうゆる〜くではありますが、5巻通しての感想というか書評というかを書いてみたいと思います。

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【読書感想文】『推し、燃ゆ』

【読書感想文】『推し、燃ゆ』

先日の記事で“気になる本”として挙げたこちらの本。

6月末には読み終えていたのですが、なかなかここで報告するタイミングがなく。

なので今日はこちらの感想文を載せてみます。(夏休みの宿題の読書感想文忘れて次の日提出みたいになっている気がしなくもない、笑)

ブクログより転載

こういうふうにきちんと分析して読んで、感想を書けると、あとからでもああ読んだなぁと思えていいのですが。

丁寧に読むと、

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【ゆる書評】松本清張 「鬼畜」

【ゆる書評】松本清張 「鬼畜」

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2022/08/24、表題作「鬼畜」読了。

ちょっと金ができたら、2号さん囲うのは男の甲斐性みたいな時代が背景にあるのだろう。(今でも「援助交際」とか「パパ活」とか、名前や層は変わっていても、似たような構図はあるのかもしれないが。)

金の切れ目は縁の切れ目とはよく言ったものだ。

最初は愚直に仕事をし、糟糠の妻と共に生計を営んでいた夫が、ちょっと金が出来たことで、外に女を作る。

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【ゆる書評】松本清張 「疑惑」

【ゆる書評】松本清張 「疑惑」

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2022/8/8、表題作「疑惑」読了。

一見、「後妻業」的な犯罪の法廷劇。

しかしそこに松本清張の仕掛けがある。

実際はマスコミによる冤罪の作られ方を糾弾する話になっている。
そしてその作られた「疑惑」に、自身が飲み込まれ、正常を失っていく様も描かれていく。

先入観や扇状的な報道の問題、そして人を裁こうとすることの難しさがこの話の本当の怖さだ。

物語の最後の最後、その怖さに

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【私的読書生活】週刊読書録vol.31(2022/7/30〜8/5)

【私的読書生活】週刊読書録vol.31(2022/7/30〜8/5)

暑…
もうそれしか言葉が出ない今日この頃。
皆様、ご無事でしょうか?

暑すぎて本なんか読んでられるか!とならないのが読書にとりつかれた者の定め。

皆様が読みたくなるのはどんな本でしょうか?
定番のホラー?
現実を忘れるミステリーやファンタジー?
旅に出た気分でエッセイなんかも良さそうですね。

私が手に取った本はこちらです。

今週の一冊/あなたのための物語

これはホラーではない。
少なくと

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【ゆる書評】出口治明『復活への底力』

【ゆる書評】出口治明『復活への底力』

本の紹介記事や読書感想文を、このnoteで書きたいと、かねてから思っていた。

面白い本も、ためになる本も、感動する本もたくさんある。
初めに紹介する本を、何にするか迷っていた。
結局なかなか決まらない。
まぁ、こういうのは無理に決めるものじゃない。
ぜひ取り上げたいと思う本がそのうち出来る。
そう思うようになっていた。

先日、それが唐突に決まった。

面白く、ためになり、そして感動をくれる本だ

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【私的読書生活】2022年上半期推し本発表!!(フィクション部門)

【私的読書生活】2022年上半期推し本発表!!(フィクション部門)

月並みだけど、あっという間に半年。

なんでも12月31日が年越の大祓、6月30日が夏越の祓だそうで。
夏越の祓は知っていたけれど、そうやって年末と対比できるとは知らなかった。
昔からやっぱり半年の節目というのはあったのだなと。

今年はその節目に、ここまでの半年に読んできた本を振り返ってみることに。

登録漏れ等色々あるとは思うが、一応、読書メーターでの登録数は96冊。
思っていたより読んでいた

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【私的読書生活】週刊読書録vol.21(2022/5/21〜5/27)

【私的読書生活】週刊読書録vol.21(2022/5/21〜5/27)

あっという間に5月も末。
うっとうしい雨の季節も少しずつ忍び寄ってきます。

今のうちにたくさん本を手元に確保しておかなくては!(注:十分すぎる積読があります。)

そんな今週の読了本は以下。

読書に何を求めるか

ここで語られる読書は、基本的には「実用書」「ビジネス書」「役に立つ本」を読むこと。
よって、フィクションを、どう味わうかというような内容はほとんどなく、本から必要な内容を取り入れ、そ

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【私的読書生活】週刊読書録vol.20(2022/5/14〜5/20)

【私的読書生活】週刊読書録vol.20(2022/5/14〜5/20)

あっという間に5月も後半!
ゴールデンウィークも過ぎてはや1週間。
とはいえ、平常モードで過ごしています。

今週の読了本を紹介します。
(タイトル画像は関係ありません。。。)

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それぞれに味わい深く

単純にどれがいい、悪いではなく、それぞれに味わいがあり、使い方の特性がある。
取材協力「成城石井」ということで高級なものばかりかと思いきや、身近に見かける商品もあってほっとした。地元

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【私的読書生活】週刊読書録vol.19(2022/5/7〜5/13)

【私的読書生活】週刊読書録vol.19(2022/5/7〜5/13)

爽やかな5月から徐々に雨が増えてきて。
湿気と戦いながら、今週も読んできました。
季節の変わり目はそこはかとなく、体が重く、眠気が強く、なかなか読み進められませんが。

というわけで読了本はこちら
(今回、ちょっと引用多めで、長めの記事になってます、お時間ある時にどうぞ)

寝不足にはご注意を元夜型人間としては、もう少し前に読みたかったなと。
最近は12時過ぎるとどうにも眠くなってしまって…、笑。

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【私的読書生活】週刊読書録vol.18(2022/4/30〜5/6)

【私的読書生活】週刊読書録vol.18(2022/4/30〜5/6)

ゴールデンウィークをお楽しみの方も多いと思います。
楽しみの後には憂鬱さもまたじわりと増してくる頃ですね。
五月病に負けないように、皆さまご自愛下さい。

ちなみに私自身はこの期間、仕事の日が多いので、恩恵も弊害もさほどはありません。
例年通り、GWの唯一のイベントは、ブックオフの20% OFFセール!

(↓行ったついでの雑文です)

大丈夫。
本があれば、きっと幸せです。

さて今週の読了本は

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【私的読書生活】週刊読書録vol.17(2022/4/23〜4/29)

【私的読書生活】週刊読書録vol.17(2022/4/23〜4/29)

昨日の段階で「今日は金曜日か〜、今日までに読了した1冊か、少ないなぁ…、明日にはUPしないと」とか思っていました。

まんまと連休ボケ(まだ始まってない)している樹田です。

気を取り直して、今週読了の本を紹介します。

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学ぶことは最高の娯楽!

「勉強」ではなく、「学び」は確かに楽しい。
齋藤孝先生なので、やはりキーワードは「読書」。
全体として、とっつきやすいのも、著者の魅力。

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【私的読書生活】週刊読書録vol.16(2022/4/16〜4/22)

【私的読書生活】週刊読書録vol.16(2022/4/16〜4/22)

季節の変わり目。
夏みたいに暑くなったり、時が止まったように寒くなったり、毎日の服もなかなか選びにくい今日この頃。
本なら迷わず選べるのに。

いや、嘘だ。

楽しい本だらけで、どれから読もうか迷ってしまう。だからこそ増える図書館の予約本に、自宅の積読。
はっきりと、ヤバい、笑。

そんな今週の読了本はこちら。

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失うことでしか救われないとしたら

最近、自分の中でヒット続きの葉真中

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