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2023年3月の記事一覧
『最後にして最初の人類』について
ときどき思うことがある。
アートとは、電波に乗せたメッセージを宇宙へ向けて発信するようなことに近いのではないか、と。
そのメッセージは、宇宙の向こう側にいる何者かに届くかもしれない。しかし永遠に虚空を飛び続けるかもしれない。
そういう電波を発信しているような映画に今日出会った。映画というよりアート・フィルムである。
『最初にして最後の人類』(2021)
昨年、渋谷のアート系シアターでひっそ
映画についてモヤモヤすること
『スティルウォーター』という映画を見た。すぐれた作品として評判が高いし、その通りだと思う。
だれにでも勧められるヒューマニズムあふれる良い作品だし、その上カメラマンがタカヤナギ・マサノブという日本人なのもよかった。群馬県出身の東北大学卒業だそうだ。
武蔵美でも多摩美でも日芸でもなく、東北大学文学部というむさくるしいところを出ても、本気になればハリウッドの一流カメラマンになれるというところを示し
クセの強い映画『ロッキーホラーショー』
「クセが強い」という言葉がある。人の性格について使われることが多いが、クセの強い食べものなどという使い方をされることもある。
音楽にもクセの強い音楽とそうでもないものがあり、映画にもクセの強い映画とそうでもない映画がある。
だいたいクセの強い食べ物というのは、はじめてたべるときはあまりおいしくないのだが、ハマると抜けられない。一見さんを拒絶するようなところがあり、、ハマるとリピート率が高くなる