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2021年6月の記事一覧
信用取引の恐ろしさ ― ライブドア事件を振り返る
今、暗号資産に投資する人がおおい。しかし、ごぞんじのとおり上がり下がりのはげしい相場である。とはいえ、買うだけなら、最悪ゼロですむ。しかし、「信用取引」というやり方もあり、これに手を出すといっしゅんで、億単位の借金を抱えることもある。
2006年のライブドア事件の際には、信用取引で多額の借金を抱え、自殺に追い込まれた人があいついだという。当時のさわぎを記録したサイトをみつけたのでご紹介する。
正義を主張する人は、正しさに依存している
年長の知人で、かなりのヘビースモーカーがいる。あるとき彼が「行き過ぎた嫌煙論がいかに間違っているか」という講釈をはじめた。日ごろたまったうっぷんを晴らすようにとうとうとしゃべった。たしかに、彼の言い分にまちがいはない。「オレのいうことはまちがっているか?」と聞かれたので、ぼくはこう答えた。
おっしゃるとおりだとおもいます。しかし、世間のながれがこうなっている以上戦ってもムダですから、ぼくなら吸う
スクリーンショット1枚でも人を恨むのはきもちがわるい
ちょっとSFっぽい発想をしてみたい。いまは2021年ではなく2019年だ。あなたは野比のび太である。手元にはドラえもんに借りたタイムマシンがある。それで2020年をのぞきにいってみたところ、世界中で感染爆発が起こっていた。
ふたたび2019年に戻ってくると、だれも感染症のことなど心配していない。あなたが「ちょっと心配したほうがいいのでは?」というツイートを入れると「バカバカしい。感染爆発などおこ
まともな科学者は少ない
去年から今年にかけて、ぼくは医学者や科学者の意見に接する機会が圧倒的にふえたが、みなさんもおなじだろう。長い論文などをイヤイヤ読んでいるんだけど、よかった点もある。それは、科学者といってもしょせんは人間だなあとつくづくわかったことだ。思い込みの激しい人が思ったより多い。その点では、アメリカ大統領選挙と変わりなかった。
科学者にはシロートレベルの思いこみはないかもしれないが、思い込みそのものがない
赤信号みんなで渡れば怖くない
集合知と集団思考は、字面がにているが、似て非なるものだ。集合知は、みんなの知恵があつまって全体がカシコクなること。
集団思考は、みんながあつまってバカになることである。「赤信号みんなで渡れば怖くない」式の考え方だ。一人一人はまともなのに、集まるとバカになる。集団浅慮ともよばれ、日本の組織にはありがちなことである。太平洋戦争は、みんなで赤信号をわたり、みんなでダンプにひかれた。オウムやナチスもそう
ここ10日間で明るみに出た事実
5月23日、カナダの寄宿学校跡地から子ども215人の遺体が発掘されたという報道がありました。大規模な虐待が行われていた模様です。
これ自体、大変なことなのですが、今回はそのことについて書くつもりではありません。このニュースを受けてぼくが思ったのは、「有史以来、世界の津々浦々でこういうことが起こってきたのだろうな」と、そして「そのほとんどは闇から闇に葬られているのだろうな」ということです。
有史