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私のポートレートの撮り方

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我流でやってきた私のポートレート、ヌードに対する愛と技術のエッセイに、写真作品を付けています。
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#写真

アートヌードとファッションヌードの違い。

アートヌードとファッションヌードの違い。

【表紙 平成の終わりまでなかった見せパンをわざと使った作品。時代を写真に取りこむため】

2024年10月15〜20日に、私と切り絵アーティスト八田員成氏がコラボしたアート展『きりあと』が開催されます。
私が撮影したヌード、セミヌード写真を八田氏が切り絵作品にして、写真と切り絵を並べて展示する画期的なアート展になります。

しかし、私の写真作品は、『アート』とは言えません。無論、エロでもない。印象

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自己満足ポトレは撮らない。

自己満足ポトレは撮らない。

CanonEOSR8
RF50mm
f3.2
1/250
+0.7
ISO-100

◆モデルさんが人気になるように撮る。
◆モデルさんの顔が分かる。
◆だけどアイドルとかのグラビア写真じゃない。
◆ひと目見て、どんな写真か分かる。
◆レタッチはほとんどしない。
◆ロケ現場で勝負。
◆肉眼で見た色に近い色にする。
◆リアルに見られるポーズ、姿。
◆ナチュラル。

こちらはヌード多め。よろしくお願い

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バナナで…

バナナで…

【渾身の編集! PR動画】

アート展『きりあと』のヌード写真は、基本的には私が得意な自然体ヌード。
ポーズがないヌード、セミヌード。
生活感や自然体です。

例→夏にシャワーを浴びに行くのに、部屋で脱いでバスルームまで歩いていく様子。

人がナチュラルにやりたがる行動にセックスがあるから、フェラ、オナニー、トイレとか一応、撮影している。フェラは疑似で。
撮れる場所が限られるし、モデルさんがそんな

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菜の花畑とローカル鉄道の撮影

菜の花畑とローカル鉄道の撮影

『アート展きりあと』の展示作品をそろそろ撮影しないといけないから、狙っていた菜の花畑に行きました。
予定が合わず丸一週間遅れです。
菜の花は終わりかけ。

しかし、奇跡がおきました。

いすみ鉄道のとある駅で、モデルのきくちはなさんと休んでいたら、地元のおじさんが私たちを鉄道ファンだと勘違いして、熱心に近場の撮影スポットを教えてくれた。

それがまさに奇跡!

おじさんが教えてくれた駅には撮り鉄が

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ポートレート撮影は趣味や遊びではありません

ポートレート撮影は趣味や遊びではありません



【会社勤めはきちんとする。連絡事項は怠らないし、病気以外では休まない。無断欠勤しないし、辞める時は事前に相談して、自分の仕事を終わらせるか引き継がせて辞める。社内恋愛しても公私混同しない。彼氏とLINEをしながら仕事はしない。……ところが】

事務職やサービス業の営業などと違うポートレート撮影になると、女の子たちは適当になる。
モデルさんの中に、ポートレート撮影を軽視している女性が多い。遊び

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アート作品展、専属モデルさんを試し撮りしてきた。

アート作品展、専属モデルさんを試し撮りしてきた。

Hachiこと八田員成氏の芸術作品切り絵アートと私のヌード写真を融合させた『きりあと』作品展示会のモデルさんを募集したら、問い合わせが数件あり、そのうちの一人で一番熱意があった女性をポートレート撮影してきました。
最終的にはヌード撮影です。

最初に面接した時にメイクが濃かったし、彼女のインスタもシュールで派手。
私の作風は、

‥‥こんなのだし笑、彼女も私のインスタを見て、「清楚」「キラキラ」「

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撮影マナーを無視してまで、完璧なポートレートを撮影したいの?

撮影マナーを無視してまで、完璧なポートレートを撮影したいの?

◆カバー写真。屋内スタジオでレフ版使用。目に綺麗なアイキャッチが入っている。

私は15年前にプロカメラマンとして活動していた。
芸能プロの宣材撮影はもちろん、グラドルのロケ撮影、アイドルオーディションの審査員もしていた。
その平成の頃は、例えば田舎の線路内に入って撮影した写真を見せてもクレームはなかった。
今、その古い写真をインスタに載せたら通報殺到だろう。
平成は観光地でレフ版を出しても、日中

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人生初ライブ撮影(CanonEOSR8)

人生初ライブ撮影(CanonEOSR8)

百川晴香さんの事務所はライブやイベントの静止画撮影OK。
知っていたけど、

なんでライブに歌を聴きに行って撮影するん?

と、ずっと思ってた。

実際に、撮影可だからスマホとかで撮ってる人がほとんどで、水着撮影会にいるようなカメラマンは、一人か二人くらい。
つまり、一眼レフ系を持ってくる人だ。

私はグラビア系ポートレート、アート系エロス作品をずっと撮影してきて売ってきたから(写真集を自費ではな

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布バックの撮影会

布バックの撮影会

アイドルの百川晴香さんは、撮影会はあまりしなくて、今回はファンのリクエストで急に開催された地味な撮影会。
百川晴香さんがライブが終わった後のなんと夜。
終電を気にしながら撮影してた人が何人もいた。

スタジオもこんな感じなのを知っていたから、行くか迷っていたけど、晴香さんが私の写真を褒めちぎるから、行くことにした。(営業負け笑)
『だけど布バックじゃなあ。好きなポーズだけやってもらって帰ろう』

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私のホワイトバランスは『太陽光』です。

私のホワイトバランスは『太陽光』です。

【カバーモデル 百川晴香】

デジタルカメラ歴は短い私ですが、フィルムに比べて、人物と背景を区別した画像になるのに嫌気がさしていたものです。
それも、ミラーレス一眼になってますますくっきり、はっきりになった気がするのですが、画素数によるのか気のせいか。

レンズにもよると思うけど、タムロン+一眼レフならそもそもピントが甘く見えるほどです。
その柔らかさも悪くないです。

最新型ミラーレス一眼で、ホ

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相川みさおさんの写真、見つかる。

相川みさおさんの写真、見つかる。

ネガは依然として見つからないが、相川みさおさんの写真が見つかった。
プロラボの手焼きプリント、六つ切り。

彼女は、雑誌『クリーム』の大物の一人。
二冊出している写真集は、今もヤフオクでさかんに取り引きされてるし、雑誌の切り抜きもオークションに出てる。

そんな彼女が、栃木県の足尾までなぜか一人でやってきたロケ撮影。

経緯は覚えてないけど、別の日にマネージャーと三人で食事をした事はある。

私の

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ポートレートはロケ地だよ。腕は関係ない。

ポートレートはロケ地だよ。腕は関係ない。



【見てもらいたいなら市場規模を考える】

例えば、ゴキブリの写真を見たい人はいない。

その市場規模が小さい。
ようは『人口』のことだ。

ゴキブリ写真を見たい人はその研究者か害虫マニアしかいなく、市場規模は僅か。
逆に、美しい鳥を見たい人は多い。前者が100人だとしたら、後者は100万人かも知れない。
すべての写真作品に言える事だが、プロとして、またはプロのように売りたいなら、まずはそこを考

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写真家のミューズを考える

写真家のミューズを考える

【カバー写真・撮影 山宮健(里中李生)】

『ミューズ』とは女神の事だが、人物を描く芸術家のモデルになる女性のこともミューズと呼ぶ。
特に、その芸術家の恋人、妻、愛人、妹などが積極的にヌードなどになり、尊敬する男性芸術家の作品創りのために人生をかけるほどの女を彼らは、作品を創りながら彼女らを愛し、「私のミューズ」と思っている。

平成の時代、荒木経惟という有名な写真家がいた。
同年代の篠山紀信と対

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ポートレートに必要なレンズは?プロに騙されるな

ポートレートに必要なレンズは?プロに騙されるな

私がプロ写真家として活動していた頃、レンズは200mm超を除いてすべて持っていた。
たまに風景を撮るから広角レンズも。
70~200mmの大三元も含め、マクロの100mm(micronikkor105mm)、85mm、50mm、35mm、150mm前後。それぞれカメラメーカーは違うが、10本は持っていた。

だが、ポートレートやヌード撮影で使うのは、あくまでも私の場合は50mmがほとんどで、前後の

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