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みんなでブログを毎日書いたら、「弱い紐帯の強さ」を感じた
京都の雨夜。雨の京都もいい。
今週は移動が多かった。神奈川→東京→青森→大阪→和歌山→京都、という流れでの移動。
そんな移動と、連続した外食の影響か激しくもたれている胃に若干の疲れを感じつつ、2月が終わろうとしている。
この2月、Jackさんの呼びかけにより1か月間毎日ブログを書くという生活をしていた。
正直、書けない日は後から挽回しようと数日分を書いた日もあったけれど、このnoteが29日目
板画家・棟方志功さんから感じる「他力」と「自力」の違い
先日、青森市内にある「棟方志功記念館」に行ってきた。民藝の世界が好きな自分としては彼の名と作品はちらほら見聞きしたことはあれど、青森に記念館があるとは思っていなかった。
青森県立美術館に行くことを目的に青森入りしたのだが、棟方志功記念館が3/31に閉館してしまうといろんな人が教えてくれて、「それは行ってみよう!」と行ってみた。閉館間近だからなのか、小さな記念館に対してとても多くの人が、作品をじっ
「実家」という言葉の意味がわからない
「実家」という言葉を見て、あなたが連想するものはなんだろう?
生まれた家?育った家?両親のいる家?
秋田に生まれ、幼稚園の時に神奈川に引っ越した自分として、その「実家」という言葉の意味の捉え方は曖昧だ。
生まれた家なら、秋田だ。
育った家なら、秋田も神奈川も両方だ。
両親のいる家なら、神奈川だ。
いつも「実家」という言葉を語るとき、戸惑う。
そして気になる。正確な定義はなんなのか?
そう思っ
地下には真実、地上にはロマン
先日、青森の三内丸山遺跡に足を運んだ。
いまから1万五千年前から、4000年ほど前までの少なくとも1万年ほど続いた縄文時代を代表する遺跡。
90年代なかばに野球場をつくろうと開拓した土地に、それは見つかった。発掘作業をしながらも野球場の開発も進み、もう三塁側の座席まで建築されていたらしい。
それを、その時の青森市長が「やめる!」という鶴の一声をあげて、遺跡として残されることに決まったらしい。え
やめなかったから、続いてる
今日、同僚と話してる時に、「昨日、1番好きなバンドのライブに行ったんですよ」と教えてくれた。
なにやらかなり昔から活動してるバンドのようで、結構コアなファンに支えられてるらしい。
「いいバンドだから残ってるわけでもなく、
うまいバンドだから残ってるわけでもなく、
やめなかったら残ってるんですよね。
やめてたら残ってないですよね。」
同僚はさらりと言い終えて話題を1つ終了、という雰囲気を醸す。
ゴミ拾いで千日回峰行の仏様
昨日、知人から紹介されて青森県内でゴミ拾いの活動を15年ほどされている方に会った。もともとは函館のお生まれ。ご結婚とともに、旦那さんの地元の青森市内へ、津軽海峡を渡って移動された。
その旦那さんの地元の海岸が、めちゃくちゃ汚かったらしい。青森は日本でも有数のゴミ排出量らしく、不法廃棄されたゴミが川から海に流れ、沖にいく前に海流の影響で浜辺に戻ってくる。
そのご夫妻は、家の近くの浜辺を毎日散歩し
日本の朝食は何故シャケか
青森の朝。今日はなんだか晴れてて良い心地。
ホテルで朝ごはんを食べていると、たまたま横にいた英語圏の方に「どうして日本のホテルはサーモンが多いの?どこいってもある魚はサーモンだよね」と言われ、答えに窮した。
たしかに、なんで鮭なんだろう?仮に自分が海外から来た人なら、たしかに疑問に思いそうだなー。そんなことを思いながら咄嗟に出た答えは「昔からサーモンが好きなんだよ。北海道とかですごく獲れるね!」
故郷では最初に生を飲む
この数日は、ほんとうに忙しかった。忙しすぎて全ての余白がなかった。あまり自分のことを大切にできていないような気がして、ようやく本日息をついている。
そんな本日、朝から青森に移動してきた。いまは、知人のご親族が開かれているお寿司屋さんで、ビールを手に筋子巻きを待っているところである。
そんな僕は、昨日までの数ヶ月間、ビールを飲んでいない。年末年始にアーユルヴェーダに行ってから、圧倒的にお酒の量が
ジョジョにおける死者と生者の関係性
最近、ジョジョを、正確には『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメを全部見返している。現在第6部まであり、これまで6〜7周ほどしていることと思う。
今日、第4部の『ダイヤモンドは砕けない』のエンディングを迎えた。毎日、夜ごはんを食べる時に2話ずつくらい観ている。何度観てもいいものだ。
薄い言葉で感想を書き連ねることは、なにかジョジョへの冒涜なような気がする。なので、『ダイヤモンドは砕けない』最終話の最
積読ワールドの自由と不自由
「#うちの積読を紹介する」
というタグをnoteで見かけたとき、自分の中で「本は積読するのが醍醐味なんじゃないかなあ」という思いがふつふつと芽生えてきた。
というか、持ってる本の8〜9割ほどが積読な気がする。もはや何をどう紹介していいのかすら分からない。
何度も読み返してる本もたくさんあるが、全部読み切ってるというより、読んでいきたいところまで読んでる、といったふう。
そう考えると、今度は積読
本を2冊持ち歩き、読まないという趣味
大学生の頃から、僕の鞄にはいつも本が2冊入っている。
3,4冊のこともあるけど、だいたい2冊だ。
1冊だと、なにやら心細い。この本じゃないのを読みたいんだ!と思うと気持ちの行き場がなくなってしまう。
ただ、3,4冊だと重い。ただただ重量的に重い。
だから2冊だ。
その2冊の選書にもこだわりがある。
今読みたい本、というのはそりゃそうなのだけど、分厚く大きい本と、薄くて小さい本の2冊だ。
その時
ごろごろする自分に"いいね"って思えた時
日本時間21:28。このnoteを書き始めた時間だ。
今日は妻が友達と劇団四季のアラジンを観に行くとのことで、1人の土曜日。
たまたま家の近くまで友人が来るとのことで、19時からゴハンの予定があったのだが、昼間は1人。
そんな日、何をしたいかな、もっと仕事しちゃおうかな、どんな本を読もうかな、と朝には思ったりしたのだけど、
今日は結局夜になるまで1日中家でごろごろしていた。
今日Netflix
語尾は「春ですねえ」
ここ最近、妙に暖かい。
暖房も付けなくなり、もこもこスリッパは履かなくなり、梅が咲き乱れている。
毎年こんな温度になると、昔一緒にシェアハウスをしていた友人の一言を思い出す。
「どんな言葉にもね、語尾に"春ですねえ"っつけたらいい感じになるよ」と。
もう8年ほど前にもなるのに、春が近づくたびに彼がそう言った表情とともに思い出す。
「仕事が忙しくて。。。春ですねえ。」
「最近子供との関係がう
恐るべし、おにぎり。
くどうれいんさんの『おにぎりを置いて羽蟻に見せてやる』というエッセイを読んでいたら、10年くらい前に福岡の大濠公園で夜におにぎりを食べて泣いたことを思い出した。
あの頃、大学の4回生だった僕は"シクロクロスバイク"という、ハンドルが前に一回突き出てグニっと下方に曲がっており、タイヤが少し細めな自転車に乗っていた。(ちなみに今も同じものに乗っている)。
もともとは弟が乗るようになったのに影響され