みんなでブログを毎日書いたら、「弱い紐帯の強さ」を感じた
京都の雨夜。雨の京都もいい。
今週は移動が多かった。神奈川→東京→青森→大阪→和歌山→京都、という流れでの移動。
そんな移動と、連続した外食の影響か激しくもたれている胃に若干の疲れを感じつつ、2月が終わろうとしている。
この2月、Jackさんの呼びかけにより1か月間毎日ブログを書くという生活をしていた。
正直、書けない日は後から挽回しようと数日分を書いた日もあったけれど、このnoteが29日目。よかったよかった。
この1か月を振り返って、最も心に残っているものはなんだろう?
と思い返すと、共に毎日書き続けたみなさんのことかなあと思った。
以下、3日間くらいでそれぞれが投稿なさった最新のもの。
(呼びかけてくれたJackさんがタイで会社を経営されている方のため、タイご在住の方が多いです)
僕は、主催のJackさん以外の方はどなたも存じ上げない。けど、自分が書いた文章をみんなに対して「投稿しました!」というようにででーんとシェアする日々の中で、不思議な仲間意識というのが生まれてくるのが面白い。
そうか。「不思議な仲間意識」ってちょっと面白い。
これを別の言葉で言うならば、「弱い紐帯の強さ」に近いだろうか。
「弱い紐帯の強さ」とは、米国の社会学者マーク・グラノヴェッターが発表した社会的ネットワークに関する論文「弱い紐帯の強さ(the strength of weak ties)」から社会に認識された言葉である。
その概要・詳細はいくらでも文献やWEB記事があるので譲るが、
『新規性の高い価値ある情報は、自分の家族や親友、職場の仲間といった社会的つながりが強い人々(強い紐帯)よりも、知り合いの知り合い、ちょっとした知り合いなど社会的つながりが弱い人々(弱い紐帯)からもたらされる可能性が高い』
ということを提唱する理論である。
ブログを書く、その行為自体はそれぞれが日々の生活の中で各々行うだけなので、ただただ1人だ。別にお互いに強制もし合っていないし、意図的に背中を押したり文章を書く手助けもしていない。でも、その行為と同じことをしている人が、ここに何人もいる。日々、その行為をしている軌跡を目にする。日々、ほんの少しだけコメントし合ったりする。そんなささやかな関わりが、ちょっとだけ不思議な仲間意識を生んでいく。
「弱い紐帯の強さ理論」は”新規性の高い価値ある情報がもたらされる”という視点に立っているのでちょっとズレがあるかもしれないけれど、今回の日々のブログ投稿は、きっとお互いに対して素敵な価値があったのだと思う。この巡り合わせがあったおかげで、お互いがお互いを刺激し合い、ブログを書くという力を分け与え続けていたのだろう。
改めて、みなさんありがとうございました!
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