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#枕草子

短いほうの時間

短いほうの時間

春はあけぼの。
夏は夜。
秋は夕暮。
冬はつとめて。

『枕草子』冒頭の、あまりにも有名な言葉である。
有名になりすぎて、『枕草子』はそれだけかと思っている人は、数ヶ月前までの私自身も含めて、少なくないだろう。

改めてこれらの言葉を見ると、各々の季節において「より短いほうの時間帯」に風趣を感じる心が伝わる。長いのは好きでないのだ、いろいろな意味で。

あけぼの、すなわち夜明けの薄明は忍び足のよう

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【枕草子】再び、香炉峰の雪

【枕草子】再び、香炉峰の雪


ドラマで作ってくれないのならば「光る君へ」では、『枕草子』のエピソードをあまり取り上げてくれないみたい。宣孝御嶽詣での時は期待したが、あれはまひろにも関わる話だから採用したということなのか。そもそも藤原道隆一家の描き方が雑過ぎ、下げ過ぎと感じる。貴族の傲岸ぶりは道長政権になってからもそう変わらないと思うが…。

嘆いていても詮なきこと。ドラマで作ってくれないのならばnoteで書こう。スキの数など

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【光る君へ】第17回「うつろい」

【光る君へ】第17回「うつろい」

長文を書いて、消した。
思うところはいろいろとあるのだが。

かなふみをひとつ作った。
まずは楽しもう。

「ステラnet」のサイトで定子さまが、「もし(井浦)新さんがあんなふうに責めてきたら、自分の記憶を改ざんしそうですね。」と仰せになられていた。

せっかく素敵な役者さんを呼んでいるのに、演じていてそのような思いを強いる脚本って…どうなのよ。

井浦さんにプライベートで「ヴィラン(悪役)の関白

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平安時代の才女vs才女。NHK大河ドラマ「光る君へ」これからの展開予想。

平安時代の才女vs才女。NHK大河ドラマ「光る君へ」これからの展開予想。

毎週楽しく見ている「光る君へ」に、嵐の二宮さんが登場…か?というニュース、中盤にさしかかったドラマを盛り上げる話題作りなのかしらと思いましたが、フライング報道らしい。
重要な役にキャスティングされているなら、帝?なのかな?と思いますが、もしかすると源氏の君のイメージで登場するのかもしれない。
そこはお楽しみですね!

今、個人的に気になっているのは、ドラマ中ではうっすらと友情が成り立っているまひろ

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歴史読み 枕草子 清少納言の挑戦状

歴史読み 枕草子 清少納言の挑戦状

先に借りることができたのでまずこれから。
枕草子は、学術的には 日記段、随想(随筆)段、類聚段(日記・随筆以外)に分けられていて、みんな知っている「春は曙・・」は随想段となる。この本は、日記段を時代背景に合わせて読み解いてゆくもの。枕草子そのものを読むのではなく、研究結果、著者の解釈についての本になる。現代語訳よりももう一段注釈が増えたものと言える。清少納言がなぜ書こうと思ったのか、何を書こうと思

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これで枕草子の物語を好きになった

これで枕草子の物語を好きになった

NHK大河ドラマ『光る君へ』が始まりました。
吉高由里子さん演じる紫式部が主人公のお話で、平安中期の貴族の世が舞台です。
前作『どうする家康』の戦国時代とはうって変わって、それはもう雅な世界が描かれています。本当にこういう人達(平安貴族)がこんな豪奢な御殿でこんな雅やかな生活をしていたのか? ただの絵巻物では? と思ってしまうほどです。現実味がない……

私はビンゴでこの時代、今まさに大河ドラマで

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一瞬を永遠に残せる人への、永遠の憧れ

一瞬を永遠に残せる人への、永遠の憧れ

2024年大河ドラマ「光る君へ」のキャストがほぼ発表になりました。

《大河ドラマ第63作》制作決定!主演・吉高由里子 作・大石 静 大河ドラマ 光る君へ |NHK_PR|NHKオンライン

私、こういうキャスティング発表が大好きで「ああ~この人ならこの役にピッタリだわ!」と考えてる時間が至福なのです。

特に今回のドラマでは、清少納言と中宮定子を誰がやるのかずっと気になってました。

私が高校生

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