小澤仁美

「言葉で、人と生きていく」。 文筆家。平日は毎日noteを更新中。読む人と書く人が深…

小澤仁美

「言葉で、人と生きていく」。 文筆家。平日は毎日noteを更新中。読む人と書く人が深くつながるための文章クラスを、オンラインで定期開催しています。実家の猫に頭が上がらない。お仕事の連絡はこちらからどうぞ👉https://note.com/obac10732050/message

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毎日投稿を続けるコツ「自分の視点でアウトプットをひねり出す」

note100日投稿も、もうすぐ折り返し。毎日ブログを書いていると人に話すと「すごいねえ、ちょいちょいっとこんな長い文章が書けて」とか「僕だったらネタ切れ起こしちゃうな~」と言われることが多い。 正直に言うと、ネタは毎日尽きている。私も本当は、ちょいちょいっとすごい文章が書ける人として生まれたかった。 ではどうやって毎日なんとか文章をひねり出しているのか、ということをテーマに今日は書いていこうと思う。ちょうどネタ切れてたし。 バスを降りて坂を登った先にある小さい大学の社会

    • なぜだか心惹かれるメロンフロートの緑と白

      幼い頃、色鮮やかな食べ物を食べることを許されなかった。 同居している祖母は、近所のシニアを集めて高い健康食品を売りつける健康教室なるものにせっせと通っていて、そこで教えられた「着色料が人体に与える恐ろしさ」から、孫たちに色がきれいな食べ物の一切を禁じた。 しかし幼い子どもというのは、色鮮やかな食べ物に惹かれる生き物である。ねるねるね~るというかき混ぜて色が変化するお菓子のパッケージに惹かれ、サーティーワンに行けばなんだか一番色が美しいものが美味しそうに見えた。 とりわけ憧

      • 人生は思い込み。あの寿司屋は河童を働かせている。

        なぜか妖怪と縁が深い。 生まれ育った街は東京都調布市。『ゲゲゲの鬼太郎』など妖怪漫画の第一人者・水木しげる先生が住まれていたこともあり、調布駅や深大寺の方を歩いていると妖怪のオブジェやポスターなどがいくつも見れる。お化けは目に見えないだけでいるもの、という雰囲気の中で育った。 30歳になり一人暮らしを経験してみたいと、友人の多い神奈川県逗子のアパートに引っ越し、逗子だけでなく鎌倉や葉山に遊びに行くことも増えた。鎌倉のあたり、特に小町通りなど観光街ではないところを歩いている

        • 目に見える世界は、自分の心を反映している

          今年の初め、学びの場で出会った男性Aさんを素敵だなと思うことがあった。 自由な雰囲気のAさんと話していると、なんとなく心のどこかでホッと安心して、伸び伸び過ごせる自分がいた。 それからというもの、心の片隅にAさんがちらつくようになった。 新しい服を買う時、試着室で「この服を着たら、Aさんは私をかわいらしいと思ってくれるかしら」と思ったりすることがあった。 仕事などで何か試練が来ると「ここで頑張って成長したら、Aさんは私をすてきな女性だと思ってくださるかな」などと考えること

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          審査員が喜ぶnoteを書けば、本当に選ばれるのか

          noteでは常時、どこかの企業とタイアップした「投稿企画」なるものが催されている。noteは赤字が多く、内情は大変と聞く。クリエイターの有料noteの利益には限界があるだろうし、個人より企業の力を借りた方が売上は軌道に乗るだろう。 一度、過去にこうしたタイアップ記事で受賞をした人が、受賞のコツをnoteで語っていた。その人によると「とにかく企画に協賛してる企業の中の人が喜ぶようなものを書くこと」がコツらしい。その企業のWEBサイトにある、企業理念やビジョンなどを踏まえて書く

          審査員が喜ぶnoteを書けば、本当に選ばれるのか

          たった1%の希望を見つけられる人は、誰かの人生を照らすことができる人

          オンライン漢方というサービスを、最近受けてます。 以前は近所にある漢方の病院に通っていたのですが、最初は月1万円くらいだったのに「これも飲んでみましょうか」「この漢方も必要そうですね」と飲まねばならないものが膨らみ、月3万を超えたところで「これ以上の継続はムリ」と辞めてしまいました。 一方、オンライン漢方は店舗がないぶん安価。月額の料金は決まっているし、メールかzoomか選べるカウンセリングはめっぽう丁寧。まだ飲み始めて数日だけど、貧血が楽になってきているのを実感してます

          たった1%の希望を見つけられる人は、誰かの人生を照らすことができる人

          「それは大変でしたね」の一言で、相手の世界は180度変わる

          マッサージの仕事をしていた時、一緒に働いていた同僚が一気に辞めてしまい、1年ほどワンオペで店舗を回していた時期があります。 施術も、施術中の電話対応や受付も、全て一人でせねばなりませんでした。 あるとき施術中に受付のチャイムが鳴ったため、施術を一時中断して受付に出ると「回数券を買いたい」というお客さんが。 私はすぐ終わるだろうと手早く回数券購入の手続きをしていると、クレジットカードが不調だったこともあり、結果的に施術中のお客さんをとてもお待たせしてしまい、本部へのクレーム

          「それは大変でしたね」の一言で、相手の世界は180度変わる

          繰り返される不都合な現実は、未完了の痛みから生まれる

          会社を辞めたのに、同じようなクソ上司にまた当たってしまった。 またパートナーが出ていってしまった。 せっかく体調が良くなっていたのに、また病気が再発してしまった。。 不都合な現実がなぜか繰り返されるとき、NLP心理学というワークが役に立つことがあります。 先日、母に言われた言葉が私の心の柔らかいところに突き刺さって、抜けなくなってしまったことがありました。 「娘の持病が良くなってるのに、何なんなのよ!」 怒りと悲しみで台風が吹き荒れている心模様のまま、月に一度のNLP

          繰り返される不都合な現実は、未完了の痛みから生まれる

          心が悲鳴を上げたので、SOSを出したら案外良かった

          心身ともにしんどい時、どうすればいいか。正解は「休養を取る」だと思う。 大抵イライラしている人や落ち込んでいる人は、睡眠なり栄養が足りていないような気がする。 しかし現実に考えると、今まさにしんどさ渦中にいる人が、休養を取るのは難しい。 しんどい人とは、自分の中のしんどさをごまかすように、ギリギリの中で戦っていることが多い。そもそも休養を率先して取れる状況なら、しんどくなりづらいだろう。みんながみんな「俺は知事だぞ!」と強気になれる人ではない。 なんだか辛い。でも休むこと

          心が悲鳴を上げたので、SOSを出したら案外良かった

          お弁当に、1日のお楽しみを詰め込んで

          お勤めをしていた頃は、毎日のランチタイムが最大のお楽しみだった。 同僚を見ているとコンビニで食事を買ってきて済ませる人が大半だったが、中には「これが生きがいなんだ」と毎日外食をするつわものもいた。 自分は手作り弁当派だった。もちろん外食は楽しくて大好きなのだが、食だけにお金を注ぐ勇気もない。OLになりたてのころはパンにハムとチーズを挟んだものを持って行っていたが、どうにもパンだけでは夜までお腹がもたなかった。 しかしいざお弁当の作ろうとしても、やり方がよくわからない。母に

          お弁当に、1日のお楽しみを詰め込んで

          いい先生の条件とは?教習所のえばる教官から考える

          今から15年前の冬、自動車免許の合宿に行った。 2週間ほど山形の施設にいたが、教官は皆チンピラのように乱暴な口の聞き方の人ばかりで憂鬱だった。 最近は優しい教官を指名できる教習所も増えているらしいが、自分が通っていたところは地方ということもあってか、怒鳴り、命令口調で指示し、ため息や舌打ちでプレッシャーをかけてくる教官ばかり。 ある人は教習所のことを「お客様に威圧的に商品を売りつけることで成立する、非常に異常な民間サービス」と表現していた。 なんとか免許を取得した後は「も

          いい先生の条件とは?教習所のえばる教官から考える

          集客に必要なもの。それはSNS発信と、徳積み活動

          生まれて初めてカウンセリングを受けたとき、精神科医に「小澤さんは、本当に頑張ってきたんですね」と言われて「はい?」と聞き返してしまったことがあった。 もっと頑張っている人は他にたくさんいるのに、この医者は何をトンチンカンなことを言っているのだろうと本気で思ってしまった。 その後グループカウンセリングを受けたとき、5人くらいの参加者がそれぞれの生い立ちを話しているのを聞くうちに「ああ、私の家って普通じゃなかったんだな。というか普通の人なんて一人もいないんだな。私は頑張って生き

          集客に必要なもの。それはSNS発信と、徳積み活動

          あんな男とはいつか別れる、と頭では思っている

          15年前の春、女子大に進学し大学生になった。 大学生といえばメインの活動はサークルとバイトだと思うが、同級生たちが東大や早稲田などとのインカレに入部しせっせと将来の配偶者探しに勤しむ中、なぜか自分は女子しかいない少林寺拳法部に入部した。 武道系のサークルの中では一番雰囲気が明るく、しかも3年頑張れば誰でも黒帯が取れるというところに惹かれた。 中国の武道?とよく間違えられるが、少林寺拳法は日本の香川で生まれた護身術である。 戦後、日本の街に戦災孤児が溢れ、そのまま犯罪に

          あんな男とはいつか別れる、と頭では思っている

          胃に穴があくサービス業〜OL時代のランチ事情

          忘れられない味というのがある。 うちの父はまだ営業マンになりたての頃、外回りをしていたら時計の針が14時を回っていて、ちょうどその日朝食を食べれなかったこともあり空腹で街を彷徨っていた。 たまたま顔馴染みの中華料理屋さんの暖簾がまだ出ていて「まだやってる!」と父が店に飛び込んだところ、従業員の皆さんがまかないを食べているところだった。(たまたま暖簾をしまい忘れていたらしい) 「お願いします、お金は払うからそれを食べさせてください」と頼み込んで食べさせてもらった、まかない

          胃に穴があくサービス業〜OL時代のランチ事情

          さびれたスーパーと繁盛してるデパート、両方で働いてわかった成功の秘密

          よく言われる「成功する人に共通すること」の一つとして、行動力の速さが挙げられる。 ウダウダ悩んだり誰かの顔色を見たりする時間すら惜しいと、ただただ目的に向かって行動している人は成功しやすい。 自己啓発本などで見かける「成功する人はひたすら行動する」、その意味を自分が真に理解したのは、サービス業時代にスーパーとデパート、2つの商業施設で働いてからだった。 まず自分が勤めたのは、郊外にある庶民的なスーパーの中にあるマッサージ屋。 ここはいつも1階の食料品街だけが賑わっており、

          さびれたスーパーと繁盛してるデパート、両方で働いてわかった成功の秘密

          「お茶汲みだけど、ワーケーションをしてみたい」とPCを持って旅行に行ったら起きたこと

          ワーケーション(ワークwork +バケーションvacation)というものに憧れがあった。 Youtubeで、自分とさして年の変わらないOLさんが金曜日に博多出張に行って、そのままとんこつラーメンを食べたり、土日に湯布院へグルメ旅行に行きながら仕事をしている動画を見たのがきっかけだった。 旅行しながら仕事ができたら、どんなに楽しいだろう。 とはいえ当時の自分は官公庁でお茶汲みをしている身。 出張なんて行く機会はなく、出張ついでに旅行なんて到底できないなあ・・とため息をつき

          「お茶汲みだけど、ワーケーションをしてみたい」とPCを持って旅行に行ったら起きたこと