小澤仁美

「言葉で、人と生きていく」。 エッセイスト・文章教室主宰。平日は毎日noteを更新中…

小澤仁美

「言葉で、人と生きていく」。 エッセイスト・文章教室主宰。平日は毎日noteを更新中。読む人と書く人が深くつながるための文章クラスを、オンラインで定期開催しています。逗子市在住。実家の猫に頭が上がらない。

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固定された記事

毎日投稿を続けるコツ「自分の視点でアウトプットをひねり出す」

note100日投稿も、もうすぐ折り返し。毎日ブログを書いていると人に話すと「すごいねえ、ちょいちょいっとこんな長い文章が書けて」とか「僕だったらネタ切れ起こしちゃう…

小澤仁美
1年前
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起承転結やサンドイッチ構文etcの、型を使わないで書くメリット

先日の文章ワークショップで「おすすめの文章の型とかはありますか?」と言われ、詰まってしまう場面があった。 多くの学校が起承転結を文章の基本形と教えており、文章本…

小澤仁美
2日前
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どんな人でも、何歳からでも、創造的に生きられる

タイトルは『ずっとやりたかったことを、やりなさい』(ジュリア・キャメロン著)の本に書いてあった言葉です。 「人生が変わった」「創造性を発揮できるようになった」と…

小澤仁美
3日前
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あいまいなものを抱える力

人は追い込まれると、だんだんと「全て自分が悪かったから、今こうなっているのではないか」という思考になりがちになる。 今年に入って持病が悪化した際、いろいろなこと…

小澤仁美
4日前
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夜に書いたラブレターは朝、見直した方がいい理由

大学の先生に「夜に書いた文章はそのまま出さず、必ず朝に見直しなさい」と言われたことがある。 人や草木がみな寝て静まっている夜に起きていると、不思議な高揚感がある…

小澤仁美
9日前
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「◯◯文字以上書く」よりむしろ「どこまで削れるか」が文章の勝負どころ

「SNSで文章を書くとき、適切な文字量はありますか?」というご質問をいただいた。 「旧Twitterは140字ギリギリまで」「インスタは20文字以内に」など、色々な人が色々な…

小澤仁美
10日前
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リトリートに参加して、生ゴミを持ち帰った話

美味しいものを食べたり観光地を巡る、ザ・旅行も好きなのだが、自然豊かな場所で自分や仲間と対話しながら過ごすというリトリートが好きだ。 先日も退職してすぐ、瞑想の…

小澤仁美
11日前
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丁寧な暮らしが出来ないのは、性格のせいではなかった

何年か前に友人たちと鎌倉の森に遊びに行った際、コーヒーを豆から淹れてもらって飲んだことがある。 コーヒー豆を粉にする機械のミルも最近は小さくて軽いものが売ってい…

小澤仁美
12日前
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気軽な文章ワークショップ、毎月開催してます

書くことがなくてしんどい、書いても伝わらない、読まれない、そもそも書くのがしんどい、書くの続かない、、 そんなたくさんの書くしんどさを楽しさに変えるワークショッ…

小澤仁美
2週間前
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インプット・アウトプット・フィードバック、3つ揃って人は成長する

「文章がうまくなるために、やはり本を読んだ方がいいのでしょうか?」というご質問を受けました。 私のアンサーとしては「本でもいいし、映画でも音楽でも漫画でもいい」…

小澤仁美
2週間前
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どうしたら継続力は上がるのか?「1日1分でも、続けたら1年後は」

継続力というのがまるでない性格である。 ダイエットはいつも三日坊主。すてきなお部屋を目指して枯らせた植物は数知れず。もう二度と食べないと誓った氷も最近はガリガリ…

小澤仁美
2週間前
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クリスタルボウルヒーリングセッションを受けてみた

年度末の退職にまつわるゴタゴタ、新しい生活の不安、やけに副作用の強い治療、、 疲れた私は友人のヒーリングセッションを受けることにしました。その名も「クリスタルボ…

小澤仁美
3週間前
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振り返りからの学びが、人生の質を決める

もみほぐしの整体チェーンから会員制エステサロンに転職したときのこと。 整体のときはおじさん・おばさん・私のような新卒と、老若男女入り混じった社員の会社でした。 …

小澤仁美
3週間前
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潜在意識は自分を目的地へ連れていってくれる

20代のころは激務で、生きるために働くというより働くために生きているような状態だった。大人になって生きるとはそういうことだとカフェインやアルコールの力を使って乗り…

小澤仁美
3週間前
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【退職エントリ】役所を辞めて作家になろうと思うんだ。

6年間お世話になった内閣府・期間業務職員の仕事を退職しました。 やっていたのはただの事務仕事ですが、仕事の内容が国の政策に関わることなので国家試験は受けていない…

小澤仁美
4週間前
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都合の悪い事実も、強い文章の材料になる

先日の文章ワークショップで「自分の主張を書いている時に『でも例外もあるよね』『こういうことばかりではないし・・』と反対意見が浮かんできて、そのまま筆が止まってし…

小澤仁美
4週間前
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毎日投稿を続けるコツ「自分の視点でアウトプットをひねり出す」

毎日投稿を続けるコツ「自分の視点でアウトプットをひねり出す」

note100日投稿も、もうすぐ折り返し。毎日ブログを書いていると人に話すと「すごいねえ、ちょいちょいっとこんな長い文章が書けて」とか「僕だったらネタ切れ起こしちゃうな~」と言われることが多い。

正直に言うと、ネタは毎日尽きている。私も本当は、ちょいちょいっとすごい文章が書ける人として生まれたかった。
ではどうやって毎日なんとか文章をひねり出しているのか、ということをテーマに今日は書いていこうと

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起承転結やサンドイッチ構文etcの、型を使わないで書くメリット

起承転結やサンドイッチ構文etcの、型を使わないで書くメリット

先日の文章ワークショップで「おすすめの文章の型とかはありますか?」と言われ、詰まってしまう場面があった。

多くの学校が起承転結を文章の基本形と教えており、文章本などでは「サンドイッチ型が説得力がある」と教えているものが多い。どこかのブログセミナーでは「まず最初に結論を明示しましょう」と言っていた。

自分がやっている文章教室では、こうした型は一切ない。
自分が書きたいと思った出来事やテーマから書

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どんな人でも、何歳からでも、創造的に生きられる

どんな人でも、何歳からでも、創造的に生きられる

タイトルは『ずっとやりたかったことを、やりなさい』(ジュリア・キャメロン著)の本に書いてあった言葉です。

「人生が変わった」「創造性を発揮できるようになった」と各方面で絶賛されている本。

この本に書いてある課題を3ヶ月間やっていくことでどんな人もアーティストになれるそうですが、課題の量が多いことでも有名。

私はこの本の課題を一緒にやる人たちがいたのでなんとか3ヶ月続けられたのですが、この先一

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あいまいなものを抱える力

あいまいなものを抱える力

人は追い込まれると、だんだんと「全て自分が悪かったから、今こうなっているのではないか」という思考になりがちになる。

今年に入って持病が悪化した際、いろいろなことを考えた。

「あのとき身体を冷やしたのが良くなかったのか?」
「ストレスをもっと発散させるべきだった?」
「白砂糖や小麦、お酒が悪かったのか?」

冷えやストレス、お酒・食べものが病気の要因になると言われている。
でもたった一つの理由で

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夜に書いたラブレターは朝、見直した方がいい理由

夜に書いたラブレターは朝、見直した方がいい理由

大学の先生に「夜に書いた文章はそのまま出さず、必ず朝に見直しなさい」と言われたことがある。

人や草木がみな寝て静まっている夜に起きていると、不思議な高揚感がある。
そうした心持ちで文章を書いていると万能感が湧いてきて、なんだか素晴らしい傑作を書けたような気になる。
しかし朝読み返して、自分が夜の酔いのまま書いていたことに愕然とする。。これは朝や昼だと起こらない不思議な現象だ。

ちなみにミュージ

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「◯◯文字以上書く」よりむしろ「どこまで削れるか」が文章の勝負どころ

「◯◯文字以上書く」よりむしろ「どこまで削れるか」が文章の勝負どころ

「SNSで文章を書くとき、適切な文字量はありますか?」というご質問をいただいた。

「旧Twitterは140字ギリギリまで」「インスタは20文字以内に」など、色々な人が色々なことを言っている。

だが表現の基本は「自分の伝えたいことを、相手が受け取りやすいように伝える」、あるいは「自分だけに見えたものを、みんなにわかるように伝える」ことだ。
だから本来、何文字書かなければいけない・何文字が適切と

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リトリートに参加して、生ゴミを持ち帰った話

リトリートに参加して、生ゴミを持ち帰った話

美味しいものを食べたり観光地を巡る、ザ・旅行も好きなのだが、自然豊かな場所で自分や仲間と対話しながら過ごすというリトリートが好きだ。

先日も退職してすぐ、瞑想のリトリートに行った。このリトリートには何回か参加しており、座って行う瞑想が苦手な自分にとって、動く瞑想をしてくれるこのリトリートは1年に1回参加するのが常になっていた。

リトリートを主宰してくる人は、数日前までインドに行っていたらしい。

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丁寧な暮らしが出来ないのは、性格のせいではなかった

丁寧な暮らしが出来ないのは、性格のせいではなかった

何年か前に友人たちと鎌倉の森に遊びに行った際、コーヒーを豆から淹れてもらって飲んだことがある。

コーヒー豆を粉にする機械のミルも最近は小さくて軽いものが売っていて、友人は持ってきてくれたのだった。
キャンプ用のコンロでお湯を沸かし、1人分ずつ丁寧に淹れてもらった。元々コーヒーは好きだったが、森の中で飲む淹れたては格別の味だった。

友人は「淹れる直前に挽いた豆が一番美味しいよ。そりゃあ5分くらい

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気軽な文章ワークショップ、毎月開催してます

気軽な文章ワークショップ、毎月開催してます

書くことがなくてしんどい、書いても伝わらない、読まれない、そもそも書くのがしんどい、書くの続かない、、
そんなたくさんの書くしんどさを楽しさに変えるワークショップを先週3回(!)行いました。

キーワードは「思いやり」。
最後の一文まで心を込めて書くと、読者は読んでくれる。そしてそれは自分との深い対話につながることがある。

相変わらずバズらせる・ポチらせるとは正反対のことをお伝えしていますが、参

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インプット・アウトプット・フィードバック、3つ揃って人は成長する

インプット・アウトプット・フィードバック、3つ揃って人は成長する

「文章がうまくなるために、やはり本を読んだ方がいいのでしょうか?」というご質問を受けました。

私のアンサーとしては「本でもいいし、映画でも音楽でも漫画でもいい」になります。

例えば文章をピアノに置き換えてみると。
ピアノがうまくなりたいと思ったら、まず必要なのは何でしょう。そう、練習ですね。
そうしてレッスンでは先生の前で弾いてみせて、それに「もう少しこうした方がいい」などのアドバイスを聞き、

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どうしたら継続力は上がるのか?「1日1分でも、続けたら1年後は」

どうしたら継続力は上がるのか?「1日1分でも、続けたら1年後は」

継続力というのがまるでない性格である。

ダイエットはいつも三日坊主。すてきなお部屋を目指して枯らせた植物は数知れず。もう二度と食べないと誓った氷も最近はガリガリしている。どこかの場で宣言したことも、守ったことの方が少ない。

かろうじてnoteだけはこの1年半続けられているが、それは読んでくださる方々の応援のおかげである。私の能力というより運の要素が非常に大きい。
ただ運以外に続けられた理由をあ

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クリスタルボウルヒーリングセッションを受けてみた

クリスタルボウルヒーリングセッションを受けてみた

年度末の退職にまつわるゴタゴタ、新しい生活の不安、やけに副作用の強い治療、、
疲れた私は友人のヒーリングセッションを受けることにしました。その名も「クリスタルボウルヒーリング」。

今回セッションをしてくれるのは友人のかなえる。
なんと贅沢にも、森の中で演奏していただくことになりました。

今回聞かせて頂いた3つのクリスタルボウルがこちら。

まずはカイヤナイト。

ルビー

アンドロギナスシンジ

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振り返りからの学びが、人生の質を決める

振り返りからの学びが、人生の質を決める

もみほぐしの整体チェーンから会員制エステサロンに転職したときのこと。

整体のときはおじさん・おばさん・私のような新卒と、老若男女入り混じった社員の会社でした。
しかしエステサロンでは基本的にスタイルもお顔も美しい人しかいません。お年を召したスタッフさんでも皆若々しくきれいな方ばかり。

エステティシャンというのはお客様から「あのスタッフさんみたいに綺麗になりたい」と思うモチベーションになる存在で

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潜在意識は自分を目的地へ連れていってくれる

潜在意識は自分を目的地へ連れていってくれる

20代のころは激務で、生きるために働くというより働くために生きているような状態だった。大人になって生きるとはそういうことだとカフェインやアルコールの力を使って乗り切っていた。

あるとき遅番から帰宅し、何とか食事をしてお風呂に入って明日の早番に備えようとベッドに入ったが眠れない。そんなときたまたまテレビを付けたらドキュメント72時間という番組をやっていた。

72時間同じ場所にいて、そこにいる人に

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【退職エントリ】役所を辞めて作家になろうと思うんだ。

【退職エントリ】役所を辞めて作家になろうと思うんだ。

6年間お世話になった内閣府・期間業務職員の仕事を退職しました。

やっていたのはただの事務仕事ですが、仕事の内容が国の政策に関わることなので国家試験は受けていないがそれに準ずる仕事をする、準国家公務員という立場でした。
他にもいろいろあって、ずっとこのnoteでは「会社員」と名乗っていました。すみません。

8年前、サービス業で心身ともに疲弊していた時にCTIでコーチングを学び始めました。
「答え

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都合の悪い事実も、強い文章の材料になる

都合の悪い事実も、強い文章の材料になる

先日の文章ワークショップで「自分の主張を書いている時に『でも例外もあるよね』『こういうことばかりではないし・・』と反対意見が浮かんできて、そのまま筆が止まってしまうことがある」というお声を頂きました。

例えば、あなたがチョコ菓子・きのこの山よりたけのこの里派だったとします。

たけのこの里の良さをブログに書いているうちに「でもきのこの山だって美味しいし・・」「意外ときのこの山の、チョコがついてな

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