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繰り返される不都合な現実は、未完了の痛みから生まれる

会社を辞めたのに、同じようなクソ上司にまた当たってしまった。
またパートナーが出ていってしまった。
せっかく体調が良くなっていたのに、また病気が再発してしまった。。

不都合な現実がなぜか繰り返されるとき、NLP心理学というワークが役に立つことがあります。

先日、母に言われた言葉が私の心の柔らかいところに突き刺さって、抜けなくなってしまったことがありました。

「娘の持病が良くなってるのに、何なんなのよ!」

怒りと悲しみで台風が吹き荒れている心模様のまま、月に一度のNLPの学び場へ向かいました。
ちょうどこの日はカウンセリングの実習があり、2人1組になって悩みを聞いて、その状況にあったワークを選んで提供するというプログラムでした。

私のカウンセリング担当になったKさんにさっそく「私はとにかくこの怒りをスッキリしたいんです!」と生々しいテーマを持ちかけ、セッションが始まりました。
そうしてKさんに家族の話を聞いてもらっているうちに、私は母だけでなく、そもそも家族という存在そのものに、強い不安を抱えていることに気づきます。

家族の間で何か不穏な空気が流れそうになると、「私が何とかしなくちゃ!」と介入しないと気が済まない、自分を強く駆り立てる恐怖があるようなのです。

Kさんは私の思い込みを書き換える「リ・インプリント」というワークを選んでくれました。
過去にその思い込みが出来た場面に記憶を飛ばして、その思い込みを書き換えるというワークです。

身体と場を使って、時間を遡ります。見えてきたのは私が自分が生まれる前の映像でした。
家の前の流れる川の向こうに私は立っていて、その家からは怒鳴り声がすごい勢いで聞こえています。

私は「早くあの家に行って私が何とかしないと!」と、必死の形相で川に飛び込もうとしています。
そこで今の私が「なぜそんなことをしようとしてるの?」と聞くと「だってこれが私の役割だから!私が行かないと、あの家がダメになるから!」と、小さい私が叫んでいました。

川を越えて、怒鳴りあう家族のいる家のドアを開けて、小さいひとみのことを家族に伝えてみます。

すると両親たちは困り顔で「その気持ちは嬉しいけど、ひとみちゃんが犠牲になっても、正直何の役にも立たない。ありがた迷惑な話だよ」と一刀両断してきました。
なんと、私の家族への純粋で高潔な想いは感謝されるどころか、彼らにとってただ迷惑なものだったのです。(今思うとめちゃリアル)

Kさんのガイドに従い、ショックで震えている小さいひとみを抱きしめます。
泣きじゃくる小さいひとみを落ち着かせるように強く抱きしめていたら、だんだんと荒れ狂う黒い海のようだった私の心に、穏やかでやさしい水平線の光が差し込んでいくのを感じました。

Kさんに「今の気持ちを表すと?」と聞かれたのでぼんやり考えていると「私は自由だ」という言葉が浮かんできました。「私は家族を何とかしないと」というビリーフが、書き換わった瞬間でした。


これは本当に私の生まれる前の記憶だったのか、全て私の妄想だったのかはわかりません。今となってはどっちでもいいことです。
このワークで大きな心のトゲが抜けて、抜けた後の傷跡に愛が満ちるような心持ちになったことは、私にとって本当にありがたいことでした。

少し不思議な記事になってしまってすみません。
明日もNLPの記事になると思いますが、よろしければまた読みに来てください。
いつもありがとうございます。


*この記事は個人的な感想であり、特定の効果・効能を保証したり、あるいは否定するためのものではありません。










今日もお疲れ様でした。
文章が苦手な方におすすめのワークショップ最終回、残2席です。

書くよろこびを思い出す。
10月から始まる文章講座は、あとお一人大丈夫です。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。
明日も適当にしっかりで参りましょう〜〜


最後までお読みくださり、ありがとうございます。書き続けます。