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呪殺レベルの世代交代『アッシャー家の崩壊』感想(ネタバレあり)
フラナガン作品は以前から大好きで、『真夜中のミサ』と『ホーンティング・オブ・ブライマナー』で体調崩すレベルで号泣し、『ホーンティング・オブ・ヒルハウス』も『ジェラルドのゲーム』も全部好きなので、『アッシャー家の崩壊』も楽しみにしてました。
『アッシャー家の崩壊』は相変わらずフラナガン節炸裂で、十分に見応えはありました。ただ、既存作品が多いせいもあるのか若干新規性に欠けるような気がしたのと、少しひ
【ネタバレあり】『NOPE』とショービジネスとアジア系俳優、そして解放者としての捕食者について(スティーブン・ユァン氏への敬意を添えて)
まことに勝手ながら、俳優のスティーブン・ユァンさんを見ると複雑な心境になってしまいます。普通に好きだしファンだし応援しているんですが、彼自身というより彼を取り巻いている(であろう)環境を勝手に想像して、勝手に複雑な気持ちになってしまうんです。
映画『NOPE』の予告を見てスティーブン・ユァンが出演していることを初めて知った時は、複雑な気持ちになると同時に「ヘァ〜ン」みたいな気持ちになりました。ち
ホラーが「救済」になる日
怖いものは苦手だけど、ホラー映画は好きだった。『輪廻』や『箪笥』など、怖いけどギリギリ悪夢を見ないですむレベルのホラー映画を選んで鑑賞した。
怖いものが苦手なのになぜホラー映画は好きなのか自問した。恐怖を楽しみたいから、ではなかった。
ホラー映画ではだいたい、
「心霊現象が起きる」
「主人公が恐怖体験に苛まれながらも原因を探っていく」
「元は生きた人間だった幽霊の悲しい過去などが明らかになる」
こ
小説の書き方備忘録①「描写の仕方がわからない!」
【はじめに】・この記事は、筆者のわたしがふだん小説を書くにあたって心掛けていることを、備忘録として記しています。
・あくまでわたしのやり方ですので「小説講座」ではありません。参考程度にどうぞ。
・わかりやすいよう、「Aさん」と「わたし」の対談形式で記載していますが、Aさんは架空の人物であり、この世には存在しません。
【情景描写について】Aさん「小説を書き始めたはいいものの、情景描写の仕方が分かり
「フッ飛ばされたい私」とナウシカともののけ姫の話
最近、映画館でジブリ映画が再上映してますね。
ラインナップに「風の谷のナウシカ」と「もののけ姫」が入ってるのを見てとても嬉しかった。
「風の谷のナウシカ」は私が未就学児のころVHSが家にあって、好きすぎてテープが擦り切れるほど何回も何回も見た作品だから。
「もののけ姫」は小学生だった私が初めて映画館で見た映画だったからです。どちらもとても思い出深い。
でもどっちが好きかと問われたら断然「ナウシカ」