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新規就農準備&北海道移住日記

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2022年就農に向けて北海道に移住し、農業の研修を受けたり、地方都市での暮らしのいろいろについての日記を書いています。
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2022年9月の記事一覧

スマホ越しに伝わる息子の変化

スマホ越しに伝わる息子の変化

幸枝さんとつむぎが美幌を離れて11日が過ぎた。

農作業を終え、リビングでスピカに噛まれながらゴロゴロしていると、幸枝さんからLINEが来る。

今日は、里帰り後、はじめての病院だったらしい。いつもと違う環境、いつもと違う生活リズム、そして、ママがいない、さらにダディもいない。里帰り後のママの病院はつむぎにとって1つ目の大きな試練の時間になったかもしれない。

そう思っていた。

病院に向かったの

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じゃがいも三種、掘り始めました!販売・出荷も開始します!

じゃがいも三種、掘り始めました!販売・出荷も開始します!

ブロッコリーの収穫を終え、始まったのがじゃがいも収穫!宝探しのように土の中からじゃがいもを掘り上げています。

さいこうファームで育てているじゃがいもは3品種。

一番多くつくっているのは「きたかむい」。2007年に登録された比較的新しい品種で、白い果肉、やわらかい肉質なのに煮崩れしない、そして甘味も強いじゃがいもです。うちではフライドポテトが人気ですが、コロッケやポテトサラダにもぴったりらしいで

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今季のブロッコリー収穫、終わりました

今季のブロッコリー収穫、終わりました

9月27日、月曜日、今季のブロッコリー収穫終了。

7月4日の月曜日に収穫を始めたので、12週間の収穫期間だった。

期間中、うまく収穫できたときもあれば、全然収穫できなかったときもあった。というか、収穫ができないときのほうが多かったなぁ。

去年は経験しなかった病気が蔓延したり、肥料不足でうまく成長しなかったり、実はぼくらがコロナに感染していた時期があり収穫も出荷もストップしたり、その上、その時

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1000回記事を投稿して

1000回記事を投稿して

昨日のnote投稿が1000回目だったらしい。2020年の2月27日に初投稿してから2年半。ほぼ毎日の日記投稿と、きまぐれに書いてみた小説投稿で合計1000記事。よく続けたものだ。

400〜1000字くらいは書いているので、だいたい700文字とすれば合計文字数70万字。文庫本は1冊10〜12万字らしい。ということはまとめれば文庫本6,7冊か。うんうん。いつか本棚に並べてみたいものだ。

最初の投

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スーパーに入るのはいつもドキドキ

スーパーに入るのはいつもドキドキ

ぼくら、さいこうファームは近隣の野菜農家が集まっている出荷グループ「香土鮮緑」に入れてもらっている。香土鮮緑では、道東のスーパーへのレタスとブロッコリーの定期出荷の他、店舗内に独自の直売コーナーも持っており、つくった野菜を自由に出荷することができる。

さいこうファームでも、じゃがいも「きたかむい」の直売出荷を始めてみた。スーパーから頼まれた量を出荷するブロッコリーとは異なり、直売はこちらで量と価

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家、プチリフォーム

家、プチリフォーム

ついに、料理中に換気扇を回せる日が来た。

移住と共に住み始めた我が家は、先住者が丁寧に住んでいたことがわかるくらい、築年数の割に住みやすい。バス・トイレもリフォームされていたし、ちょっとあれだなぁと思っていた床はフローリングマットを敷き直したし、快適。

ただ、それでもいくつか困っている点があった。

それは、換気扇だ。

美幌に来て一年目の冬、はじめて体験するマイナス20℃以下の厳寒。あれやこ

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夜の美幌にボードゲーマーが集う

夜の美幌にボードゲーマーが集う

幸枝さんもいない、つむぎもいない・・・。

ということで、秋の夜長にボードゲーム。

ぼくが暇しているのを気にかけてくれたナイスガイのタッキーが声をかけてくれて夜の美幌でひっそりとボードゲーム大会が開催。

今夜のゲームは、「カタン」。

資源を集めて、開拓を進め、ライバルより先に10得点手に入れた人が勝ちとなるこのゲーム。一度やれば簡単にルールがわかるのに意外と奥が深い。他のプレーヤーと資源交換

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最近やってる農業ゲーム

最近やってる農業ゲーム

ついにブロッコリーも最終ステージ、1週ずつずらして定植すること14週間。今季のブロッコリーは全14ステージで栽培していた。雨と熱さで病気が蔓延してしまったステージ、肥料不足でボワボワのブロッコリーになってしまったステージ、ラピュタのロボットのように草に沈んでしまったステージ。

いろいろありましたが、最後の13、14ステージは順調そのもの。いいイメージで終われそうでよかった。うまくいっている原因は

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パソコンに向かうとやってくるあいつ

パソコンに向かうとやってくるあいつ

研修を終えて今年から新規就農したが、意外とパソコンに向かう機会が多い。ライターの仕事をやっているというのもあるけれど、野菜の予約管理や経費の取りまとめ、防除暦の記録や、購入物品の支払いなどなど。パソコンでやることが結構あるのだ。

「よし、少しデスクワークをすすめるか」
コーヒーを入れて、机の上を片付けて、パソコンを立ち上げる。

タッタッタッタ

どこからともなく足音が聞こえてくる。

にゃー

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環境の変化に猛スピードで成長する息子

環境の変化に猛スピードで成長する息子

3歳のつむぎは、ママっ子だ。どこに行くときも基本的にママがいい。ぼくと二人で出かけることはあるけれど、ママ抜きだと少し不安だ。

里帰り出産に伴い、幸枝さんとつむぎの二人で青森に行った。これから幸枝さんの通院の時など、ママから離れなければいけないことがちょこちょこあるはずだ。そこにはぼくもいない。幸枝さんの両親に見てもらうことになる。大丈夫だろうか?心配だ。

しかし、そんな心配は杞憂だったようだ

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独身生活二日目、今日からやるぞと

独身生活二日目、今日からやるぞと

独身生活二日目、このまま怠惰な大学生のような生活に堕ちていかないように「今日からやるぞ」と気合を入れる。

やると決めたら、カレー作りだ。

まずは、畑に行ってじゃがいもを掘ります。

トラクターにデガーを取り付けて、3畝、300m分を掘り返します。

家に持ち帰り、きれいに洗って調理の準備。半分は皮付き、半分は皮を向いて食感を比べてみることに。

お隣さんから頂いた立派な玉ねぎをバーミックスでみ

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新たな家族を迎える準備に入りました!

新たな家族を迎える準備に入りました!

ご報告です。直接お会いした人は気づいているかと思いますが、我が家に新たな家族が増えます。まだまだ先のことかと思っていたのですが、あっという間に時は経ち、いよいよもうひとりの子どもを迎える準備に入りました。

11月に出産予定。これから来年の春まで幸枝さんとつむぎは里帰り出産と子育てで青森です。

9時半、つむぎと幸枝さんと移動の手伝いに来てくれた母が乗った飛行機は女満別空港から飛び立ちました。最後

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お別れ会

お別れ会

今日は我が家でお別れ会。ずっと一緒にいた家族が明日からはいなくなる。

いい大人なので、ひとりになったとしても、まぁ普通には暮らしていけるだろう。

でもなんだか心が落ち着かない。ゾワゾワとする感じだ。

ぼくだけでは広すぎる一軒家。誰とも会話をしない静かな暮らし。

想像するだけで、心がゾワゾワしてくる。

農業という仕事の特性上、東京で働いていたころと比べて、1人で作業していることも多い。それ

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シーズン終盤を迎えてブロッコリーが順調

シーズン終盤を迎えてブロッコリーが順調

今週はブロッコリーがすごくよく取れる。8月初旬から病気にやられまくって、ほとんどまともに収穫できなかったのが嘘のよう。

収穫はいつも3〜4人のチームで行う。9時半に畑に入って、途中休憩も挟んで12時半まで、ひたすら収穫し続け、4人、3時間で1300玉弱。それぞれが時速100玉くらい。なかなかいい感じ。畑に病気が大発生しているときは、収穫可能なものを探し歩かなければいけないのでこうは行かない。

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