ネバーエンディングラーニングという考え方 成長するために必要なこととは
「確かに、『学びは続くよ、どこまでも』だなぁ」
お笑い芸人というよりもはやトップユーチューバーとして活躍をされているオリエンタルラジオの中田敦彦さん。「YouTube大学」を筆頭に、累計チャンネル登録者数が300万人を突破したそうです。
そんな中田さんが先日本を発売されました。『幸福論 「しくじり」の哲学』。早速この本、読みましたが、その時の感想が冒頭の一言です。
学びの多い、素敵な本なのでご紹介します。
「幸福論」とは
お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」、ダンス&ボーカルユニット「RADIO FISH」、そしてYouTuberなど、様々な経験をされてきた中田さんのこれまでの経験と学びを書き綴った渾身の一冊がこちらの本です。
中田さんは多方面で活躍をされていますが、しかしその道のりは必ずしも平坦なものではなく、壁にぶちあたる経験の連続だったそうです。順風満帆と呼ぶには程遠い過去を経験されています。まさに、「しくじりの哲学」ですね。 そこで学んだことを余す所なく綴ったこの本はとても読みごたえがあります。
中田さんのYouTubeチャンネルは業界の中では「教育系」と呼ばれるカテゴリーに位置付けられています。「歴史」「文学」「物理」「数学」「ビジネス」「英語」といった教育系ジャンルを幅広くカバーするとともに、「アニメ」、「ドラマ」などのサブカルチャーについてもカバーされています。
共通しているのは「学ぶ」という要素です。「教育系」という括りの中で、多彩な分野を取り込み幅広いファンを獲得しています。
この本の中で「ネバーエンディングスクール」という言葉が出てきます。中田さんのYouTubeチャンネルのコンセプトはこのこの言葉に支えられています。「卒業が来ない学校が基本設計」とのこと。この考え方、とても素敵だなと思いました。
そしてこのくだりで中田さんは「みんな学校が好きだったんじゃないかな?」と語りかけてきます。これはアラフォーの自分にとって、学生時代を振り返ると、本当にそう思います。みんなで他愛もないことを話ながら、サークルや部活では何かにチャレンジして共に学び、成長していく空間だったなと思います。
大人になると忘れてしまいがちな、「学ぶ場所」を作りたかった、という中田さんの気持ちは熱く、共感できるところが多いです。
そして、本来「学ぶ」は昨日の自分を超えて行くという「成長」であり、自分がより進化していくということです。自分がアップデートしていく過程は大変なこともありますが、長い目で見ればそれは人生を豊かにすることにつながります。
この本を読んで「学ぶ」ことの人生における意味を、再認識することができました。
まとめ
「人生死ぬまで勉強」という言葉もあります。
「ネバーエンディングラーニング(学習に終わりはない)」
そう思って日々を送ることで、新しい気づきを自分の中に素直に取り入れられる素地ができるように思います。そして、ムダにわかったふりをしない、後輩から学ぶ、といった謙虚な姿勢も持てると思います。
中田さんの経験を疑似体験し、しくじり体験から見つけ出した「幸福」の正体に触れてみると、豊かな経験値を得られると思います。おススメの一冊です。
そして、日々勉強と思って、一歩一歩楽しみながら自己成長できればいいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。