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なぜ忙しいと食事を軽視する?食事から丁寧に生きるヒントを考える

「忙しい時は何を食べても一緒なんすよね…」

会社の同僚との会話での一言。確かに忙しい時は、食事をおろそかにしがちです。そして、こういう発言をする人の共通点を最近見つけました。それは「早食い」なこと。そして、体系も少しふくよかな傾向にあります。

食べるということに、価値を置いていない人は、とにかくさっさと終わらせたいわけで、よく噛まずに食事を終えています。

それは良くないのではないか、と漠然と思い、食事することの意味を考えたいと思います。

情熱を持って食べる

自分の体は口で摂取するものからできています。このコロナ禍において、健康意識は高まっており、煙草を吸う人は減り、運動する人は増えています。こうした健康でありたいという気持ちは高まっていますが、食事への向き合い方は変わらず軽視しがちな人が多いように思います。

そこで、最近知った感銘を受けた言葉が「情熱を持って食べる」という言葉。これはベストセラーになった「 フランス人は10着しか服を持たない」に登場する言葉です。

この本には「フランスでは食べるときにカロリーを気にして、太りそうだなんて心配していた人はひとりもいなかった。きこえてきたのは、自分達が食べている料理について、素直な感想を熱心に語り合っている会話だけ。」という一文があります。

目の前にある料理について関心を持ち、五感を働かせながら味わって食べている姿が想像できます。もちろん、食に対してポジティブな姿勢をとっているなら太らない、というわけではありません。

しかし、少なくとも、味わって食べる姿勢は、しっかり噛むことにつながり、消化吸収には早食いに比べて格段にカラダによいはずです。そして何より「味わって食べる」ということが、栄養以上に、幸福感を感じ、生活を豊かにします。

「毎日忙しいので、そんな余裕はない」という人もいるかもしれません。3食全部をそうしなければならないわけでもありません。例えば、夕食だけは家族と時間をかけて、料理のことを話ながら、「情熱を持って食べる」という時間を持つだけで、暮らしは豊かになるのではないかと思います。

マインドフルネスな食事

目の前のことに集中すると言えば、「マインドフルネス」という言葉が頭に浮かびます。最近では、「食事」「運動」と並ぶ大切な健康習慣として、「メンタル面の健康維持」が挙げられます。

メンタル面がしっかりしていないと、食事をきちんと摂ろうと思わないですし、運動をする気にもなりません。

そのメンタル面を整えるのに有効なのが瞑想といったマインドフルネスの手法です。「今」に集中することで、自分の精神をコントロールするものです。今に集中すれば、過ぎたことをくよくよと後悔したり、まだ起きていない未来のことに余計な不安を感じることがなくなり、メンタルを正常に維持するのに効果があります。

また、最近ではマインドフルネスを生活に取り入れることで、「メタ認知」ができるようになるとも言われています。これは自分や他人の思考や感情の動きをに対して、一歩引いて客観的に捉える能力のことです。このスキルが身に着くと、心に余裕が生まれ、人間関係がスムーズになり、生産性の高い行動ができるようになると考えられています。米国の大手企業がこぞって研修でマインドフルネスを積極的に導入するのはこうした理由からです。

そんなマインドフルネスの実践方法は、瞑想だけではなく、食事でも実践することができます。まず料理をしっかり見てどんな味がしそうか想像する。そして香りを感じ味のイメージをさらに膨らませます。口に入れ、噛み、風味を味わいます。そしてのみ込む。こうした一連の行為を、一つひとつ丁寧に意識しながら、ゆっくり食事をする手法です。

この一連の行為を家族や大切な人と一緒に、会話しながら行うことも良いでしょう。料理について語り合いながら、しっかり味わって食べる。こうした時間は心からリラックスでき、メンタルを安定させることにつながります。

集中しながら料理を楽しむことは瞑想と同じような効果が得られるうえ、しっかりと時間をかけて食べることになるので、満腹中枢を刺激し、食べ過ぎ防止にもなります。良いことずくめなのです。

まとめ

食事は健康にとって当然重要な行為ですが、分かっていても軽視しがちです。忙しい時によくやってしまうのが「ながら食べ」。スマホを見ながら、テレビを見ながらなど別の事に意識を向けながら食べがちです。ある調査によると食事中にテレビを見る人の割合は68%もいるそうです。

よく噛まずに食べる食事は消化吸収も悪く、同じものを食べても栄養摂取の効率が低下します。

「ながら食べ」や何かをするついでに食べる、のではなく、「情熱を持って食べる」というスタンスを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。そうすることで、料理を作ってくれた人への感謝の念や、料理の仕方や素材への興味がわいたり、より多くのインプットが得られます。

心を豊かに過ごす工夫は目の前に転がっていたりします。人生100年時代、一生にとる食事の回数は約10万回です。残りの人生、あと何回食事をすることになるでしょうか。一食一食を丁寧に、情熱を持って味わっていきたいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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marketing planner/広告代理店でブランディングを経験し、現在はメーカーで健康に関する商品開発、マーケティングに従事/健康3大要素「栄養•運動•睡眠」と心理学、脳科学を学ぶ/ランニングと映画鑑賞/いつでもやわらか頭でいる事を大切にしてる/大阪生まれ、たこ焼き大好き

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コメント (2)
私も、ご紹介されている本を読みました。
アメリカ人女性が、フランスの家庭で過ごしたときのことを書いたものですね。
老若男女問わず、「食事」に情熱を注ぐフランス人らしいエピソードが、いっぱいでした。
会社勤めをしていた頃は、お昼を食べながら書類を確認したり、自己啓発本を読んでいたので、味気なかったと思います。
「情熱を持って食べる」 いい言葉ですね。
ありがとうございます。基本女性としての暮らし方や所作について書かれていますが、心の置き方などは老若男女問わず参考になりますね。「情熱を持って食べる」は私も自戒の念を持って書かせてきただきました。大切な視点だと思います😌
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