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140字の小説集

200
140字の小説を集めてみました。(それ以外の短編もあります) お時間がお許しならば、少しでもお立ち寄りください。 このマガジン、読めば笑顔になるかもです。 笑いはあなたのお薬です…
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#くだらない話

雨の精(140字の小説)➕追伸

雨の精(140字の小説)➕追伸

私は雨の精
雨を降らせたい時は、私にお願いするといいよ
私が龍神様にあなたの願いを届けるから

この前セクハラで悩んでいる女の人の願いを
龍神様に伝えたの
そして女の人の願いを叶えたわ
私のおかげよ、感謝しなさいね
これからは毎週日曜日は雨降りよ
「雨のせいで、困ってしまう」
なんて言わないでね

追伸
祈りの雨(2)の続編です。
#青ブラ文学部

節分の日に想う(140字の小説)

節分の日に想う(140字の小説)

今日は、鬼族の厄日。
二月の節分だ。
毎年毎年人間どもは、思い出すのか!
我々に豆をぶつける。

「僕達鬼族は人間が想っているほど、強く無いんだぞ!」

「豆をぶつけられて、
逃げ惑うほど弱い生き物なんだぞ。
だから、子供の桃太郎にいじめられたんだぞ。
僕達を虐める人間こそ鬼だぞ」
と、言いてやりたい
#毎週ショートショートnote

あほやん 力強く生きる(140字の小説)

あほやん 力強く生きる(140字の小説)

過去を見ても、何も変えれない。
未来を見ると何も解らない。
そう、解らなくても前を見て進む
僕はいつもこれが最善の生き方と思っていた。

だが
僕の前には道は無い。
僕の後ろにも道は無い。
どうすりゃ良いのさこの私。

漂流し一人取り残されたこの岩から
脱出できる方法があるのであれば、
教えてください。

あほやん 惚れられる(140字の小説)

あほやん 惚れられる(140字の小説)

可愛いあの子、俺に惚れてるな。
解るんだよ、隠していても君の心が。
言葉を通わせ無くても、目を見りゃ解る。
でも、今すぐは無理なんだ。
君と暮らすのは、家族の許可もいるんだ
待っていておくれよ。

君はせがむ様に見てるけど、
家族に紹介しないといけない。

蛇をペットにするには、ハードルが高いな〜。

あほやん プロボクサーになる(140字の小説)

あほやん プロボクサーになる(140字の小説)

俺はプロボクサーになった
街で出会った男に、何故かボクシングを教えられた。
その名は丹下段平。

今日初めて俺はリングに上がる。
栄光を掴む為にまた、大金を得る為に!

試合は自分の想う通りに進まない
何故練習通りにならない
練習では殴るだけなのに、相手が僕を殴ってくる!

「そんな事、聞いてないよ」
#短編小説

あほやん 銀行強盗に成功する(140字の小説)

あほやん 銀行強盗に成功する(140字の小説)

私は銀行強盗を企てる。
奪う金は1億円。
人生で見た事が無い金だ。
アタッシュケースが五個もある。
一度に運ぶ事が出来ない。
一人で犯行に及んだ事を後悔した。

5ケースで1億なら一つでも二千万。
諦めて一つだけ奪って逃走した。

ケースに入っていたのは、
一円玉が二千万枚。

いっぺんに両替できるのか?

あほやん オレからの電話(140字の小説)➕追伸

あほやん オレからの電話(140字の小説)➕追伸

突然の電話で目が覚めた。
携帯電話に表示された知らぬ番号
訝しい思いで出てみると、男の声。
「俺だよ、俺」
と言う
僕の友人のオレさんだ。
長々と話をしたが結論は、
事故して、お金がいるらしい。
お金を貸してくれと言う。

オレさんは僕が闇金融と知っているのか?
隠していたのに。

追伸
ちょっと解り辛いかも知れません。
あほやんは、俺俺詐欺に引っかかるか?
高利で金を貸せるか?
どちらでしょうか

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あほやん バンジージャンプ編2(140字の小説)

あほやん バンジージャンプ編2(140字の小説)

僕は子供頃から夢だったバンジージャンプに挑戦した
臆病者の私の一つの試練でもある。
ロープを付け、飛び降りる場所を見た。
安全性を確認した後
勇気を持って、飛び降りた。
地面すれすれの所で止まる。

恐怖に勝った喜びは、天をも貫く喜びである。

だが、僕は孤独な男。
引き上げてくれる人は誰も居ない。

スカイレストランの歌詞に想う(140字の小説)➕追伸

スカイレストランの歌詞に想う(140字の小説)➕追伸

突然の貴方からの電話?

長い月日は恨みも消すのかな?

想い出のスカイレストラン。
イルミネーションみたいな街並みの中で
貴方は誰と暮らしているの?

今日だけは、私を見つめてね。

もし此処に彼女が来ても、私は席は譲らない。

そう、私が貴方を一番愛していたから!

そして、貴方を一番憎んでいたから!

追伸
🎵 街あかり指で辿るの
  夕闇に染まるガラスに
  二人して食事に来たけど
  

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特殊能力(205字の小説)

特殊能力(205字の小説)

近くの声が聞こえない。
人の声が解らない。

医師の診断結果は原因不明とのこと。
私は聴覚不能と判定された。

だが救いは、近くの声は聞き取れないが、遠く離れた声は良く聴こえる。

今日も、あのおばさん連中が井戸端会議ならぬ炊事場会議。
人の悪口ばかり聴こえてくる。
彼方からも此方からも、聴こえてくる。
本当にうるさい!

特殊な聴力を身につけると、ろくな事が無い。

最近は天国と地獄の声も聴ける

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あほやん 二度目の忠告を受ける(140字の小説)

あほやん 二度目の忠告を受ける(140字の小説)

「くだらない140字小説を書いて
自慢しているそこの君!もっと面白い物を書きなさい。
与太話ばっかり書いて!
恥ずかしいと思わないのか?」

「一体誰に言ってるの?」

「君の目の前にいるでしょう!私が。
私は小説の神様です知らないのですか?」

あ〜あ、またもや与太話を書いてしまった
あほやんです。

あほやん 小説を書く2(140字の小説)

あほやん 小説を書く2(140字の小説)

パラレルワールド。本当に無いのだろうか?
以前は絶対に無いと思っていたが、最近はある様に感じる。
お互いが見えない、感じない世界。
有っても可笑しく無い様に思える。

もしかすると、今見えている現実も、仮想?空想?
もしかして、私の頭の中が空洞?
色んな想像できるから、小説が書けるのだろうか?

あほやん 海外旅行に当選(140字の小説)

あほやん 海外旅行に当選(140字の小説)

応募していた、海外旅行が当たる。
ペアでの旅行。
彼女と二人で行くのを諦め
僕は上司に忖度しチケットをプレゼント。
「損して得取れ」を狙う。
だが、上司の夫婦は冷めた仲。

私はまたも忖度し私の彼女を紹介。
彼女と二人ペアで旅行に行ってもらう。
「損して得取れ」を実行!

これで僕の出世は間違い無い。

あほやん 食べ物を我慢出来ず。(140字の小説)

あほやん 食べ物を我慢出来ず。(140字の小説)

食べてはいけない物を食べて
失楽園した、二人の男女。

食べてはいけない物を、
食べてしまう男。

食べ物には不思議な力がある。
人を誘惑する悪魔の力を持っている。

「食べる事は本能だ。誰にも止められない」
と、今日も言い訳している、私は糖尿病。

哀れな糖尿病。
不治の病の糖尿病。
皆さん気をつけてね。
#ショートショート