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2021年2月の記事一覧
北欧生活の不思議なドキュメンタリー映画『365日のシンプルライフ』フィンランド、2013年
ペトリは、以前、彼女にふられたときに爆買して、家に物があふれている状態。フィンランド語のタイトル「tavarataivas」は、この状態を表現したもののよう。そして、ペトリが26才で振られたとき、今度は心機一転、アパートにあるものを実家においてきたり、全部貸倉庫にあずけて、北欧の寒い冬から裸から生活を再スタート。映画はそこから始まります。
彼は、1年間何も買わないこと。そして、1日1個、好きなも
お約束なのにおもしろい。映画『ノンストップ』韓国、2020年
隠していたけど、実は妻が有能なスパイ。黙っていたけど、夫は本当は頭脳派エージェント。見る前から、だいたい想像がつくストーリー。なのに、とってもおもしろい。(そういえばマンガにもあったな…)
ポスターが、少し前に見た韓国映画の『エクストリーム・ジョブ』と同じ感じだったので、これは絶対ハズれないなと思って見ましたが、本当でした。
市場で、開店即売り切れの揚げパン屋を営む奥様ミヨン。パソコン修理工の
ロマンチストな文学青年のエッセイ。『海と薔薇と猫と』加藤剛
時代劇でおなじみだった大岡越前守こと、加藤剛さんのエッセイ。初出の文章は1968年。単行本にまとまったのが1980年。1984年に日本文芸大賞エッセイ賞を受賞されたそうです。高校時代に読んだ本ですが、大人になって再読して、あらためて加藤さんの日本語のきれいさに驚きました。全編、詩のようです。
なんせ、最初のエッセイからして、加藤さんがイタリアで結婚式をあげたときのお話から始まるんです。大きな花束
韓国ノワールの傑作映画。『KCIA 南山の部長たち』韓国、2020年
1979年、韓国の大統領朴正煕が暗殺された事件をベースにしたエンタメ映画。主演のイ・ビョンホンやイ・ソンミンをはじめ、演技のすばらしい役者さんたち+スタッフ、監督、脚本。本当に圧倒される2時間弱でした。余談ですが、韓国の女性初の大統領だった朴槿恵(パク・クネ)は朴正煕の娘です。彼女はお母さんも暗殺されてます。
この映画の主人公は、KCIA(大韓民国中央情報部)トップのキム・ギュピョン部長。韓国な