記事一覧
ノーティストの見た夢
〈SungerBook―男とスコーン7〉
私が前々回(4/15)投稿した記事「こんな肩書き嫌だ。どんな肩書き?」で、それまで使っていた自分のブロガーという肩書きをノーティストに改めたことを述べました。その頃たまたまnote記事でnoterという表現を見たことが契機となったしだいです。
ノ―ティストに憧れて
この「ノーティスト」が、思いがけず私を刺激してきて、予定外に本稿を書かせています。
ア
こんな肩書き嫌だ。どんな肩書き?
「notest」はどうでしょう。
たまたまあるnoteの記事を読んでいたら、noteを書く人の呼び方、肩書きを扱っていました。私も興味のあるネタだったので思わず引き込まれたわけです。
私は、今までこのnoteのプロフィールに自分のことを「ブロガー」としています。上記の記事に接して少し考えさせるものがありました。そこでは、noterとかブログライターとか、何案か検討する記事で、結論は出していませ
E.T.としての福留光帆
〈SungerBook-舌鼓12〉
─ 大喜利ファンタジーの新世界
いま、日本じゅう福留光帆に罹患している人は大勢いることと思います。私も、こんなことは初めてなので、なぜだろう、なぜだろうと考えているうちに、やっと見えてきたものがあります。それを、以下にレポートしたいと思っています。
2024年春、降臨
私の感覚では2010年代後半ぐらいから動画配信が活況を呈してきて、まずは個人がユーチュ
AI時代に回帰する作家論
〈SungerBook-キャッツアイ3〉
上掲は前川裕子画伯作「緑の背景のある猫」
この春頃からチャットGPTが、情報に疎い私にも迫ってきているように感じています。圧倒的なその能力に、何が起きているのかと、ただただ驚くばかりでした。この領域に強い識者たちが動画番組に登場しては、熱をもって語りあっています。プロンプトだの、オープンAIだの、シンギュラリティだの、当方は何のことやら「口をあんぐり」
「永遠の0」で特攻してみる
─「記号論講義」批判
前回公開済みコラム「神話としての永遠の0 ─ 英霊という記号についての試論」(LINE BLOG)の内容に引き続き、関連して叙述しようとしています。
「永遠の0」についてはそもそも文学論的な観点からの批評を着想していましたが、再読して、大石賢一郎が孫の佐伯健太郎に宮部久蔵のことを話して聞かせるあたりに、読む者の胸中に迫ってくるものの質を精査してみると、単に感動したとか、す