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#言葉

文章のみがき方(辰濃和男:著)②【ブックレビュー】

文章のみがき方(辰濃和男:著)②【ブックレビュー】

書き留めておきたい見出しが多く、長くなってしまったので、記事を二つに分けて紹介したい。

①はこちらから。

本書は、『朝日新聞』のコラム「天声人語」の元筆者である、辰濃和男氏による

文章のみがき方

出版社: 岩波新書
発売日: 2007/10/19(第一刷)

すでにブックレビューを書いた「文章の書き方」の姉妹編でもある。

①の記事では、目次にあるⅠ「基本的な事を、いくつか」、Ⅱ「さあ、書

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20歳の自分に受けさせたい文章講義【ブックレビュー】

20歳の自分に受けさせたい文章講義【ブックレビュー】

社会人になり、いくつもの年月を越えた今。
文章と向き合う仕事をしている今。

もう少し若いころに、文章の何たるかを知るべく。
文章の奥底に少しでも近づけるべく。
時間を費やしておけばよかったな…と思うこともある。

今、私が20歳だったら。
この本を読んでみるのもいいんじゃないかな、と。
簡単なようで意外に奥深い、この本を。

本書は、株式会社バトンズ代表、フリーライターの古賀史健氏による

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文章読本(谷崎潤一郎:著)【ブックレビュー】

文章読本(谷崎潤一郎:著)【ブックレビュー】

文章読本系のジャンルをかいつまんできた。
そんななかでも、いまだ文章読本系のトップに君臨するといえる、この本。

本書は、「痴人の愛」「細雪」「春琴抄」などの作品を世に送り出し、耽美派として知られる谷崎潤一郎氏による

文章読本

出版社: 中公文庫
発売日: 1975/1/10(初版)
    1996/2/18(改版)

https://www.amazon.co.jp/%E6%96%87%

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1分で心が震えるプロの言葉100【ブックレビュー】

1分で心が震えるプロの言葉100【ブックレビュー】

その道のプロは、
どんな思いで自らの道を切り開いてきたのだろうか。
どんな思いがターニングポイントになったのだろうか。

何気ない日々を重ねるなか、
私たちは何かしら心に決め、一歩ずつ前へと進んでゆく。
ささいな選択の連続が、のちの人生を大きく変えるきっかけになる。

先人の方々の言葉を、前に進むエネルギーにできたら。

本書は、豊富な取材経験、取材からの執筆を手掛ける、ブックライターであり自著も

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