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かんがえるひとのレビュー

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アラサーかんがえる女。その鈍りまくった感性を呼び起こすため、とにかく、みたもの・きいたもの・感じたもののレビューをしっかり残していこうと決意。
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最近のドラマ事情

最近のドラマ事情

私とにかくドラマが大好きでして。
毎クール必ず始まる前に、どの局で何時からどんなドラマが放送されるのかをしっかりチェックし1話を見逃さないようにしている。

2024年春スタートのドラマについては、始まる前から気になる作品がたくさん!
現在は脱落してしまった作品もあるのですが、当初チェックしていた作品は以下の通り。今日はこれらのドラマのちょっこしレビューをできればと。

①アンチヒーロー

豪華な

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偽物の愛に騙されるな。

偽物の愛に騙されるな。

Netflixで話題になっている「Tinder詐欺師:恋愛は大金を生む」を視聴しました。

本作は、出会い系アプリTinderで出会った一人の男に騙され、大金を搾り取られた被害女性3人の証言を元に作られたドキュメンタリー作品です。

ミドサー・シングル・アプリでの恋愛経験ありの女性、として鑑賞しましたが、うーーん、色々と感慨深いものがありましたね…。

なんでこう…純粋に愛を信じている人ほど、本当

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いまこちらを読んでおります。読み終わったらレビューを書きたいと思っているけど。。しかしこの手の翻訳本、まじで読みにくいなぁ💧

世界は救えないけど豚の角煮は作れる

世界は救えないけど豚の角煮は作れる

最近、寝る前にエッセイを読むのを習慣にしているのですが、今読んでいるにゃんたこさんの「世界は救えないけど、豚の角煮は作れる」がものすごくものすごく良いのでぜひとも紹介したいと思って、久しぶりにnoteを開きました。(最近本当に書きたいことがなくて、筆が重いのです)

にゃんたこさんは、32万人以上のチャンネル登録者数を誇る人気youtuberです。顔出しこそしていないものの、アラサー女性のリアルな

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ブリちゃんに自由を!

ブリちゃんに自由を!

世の中には、芸能人やアイドルなんて全く興味がないという人ももちろんいますが、私は大好きです。綺麗で可愛くて才能ある人たちがキラキラと輝いている様を眺めるのが好き。
「この人なんか好きな顔だな」と思った女優の画像を1日中探し続けたりするし、いいなと思った歌手やアイドルのライブ映像やプラクティス動画をひたすら再生し続けたりもします。

ただ私の場合、いつもそれらの沼は浅い。深くはまらずに一時的なブーム

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百万円と苦虫女は教えてくれる。人と関わらずに生きていける人生などないことを。

百万円と苦虫女は教えてくれる。人と関わらずに生きていける人生などないことを。

今日は私の大好きな映画、「百万円と苦虫女」の話をしようと思います。

百万円と苦虫女は、2008年に公開されたタナダユキ監督による作品です。

簡単にあらすじから。
===
鈴子は、自分の意見をはっきりと伝えられず、流れされるままに生きている、つかみどころのない女性。あることをきっかけに前科者になった彼女は、名門私立中学の受験を控えている弟を気遣い実家を離れることを決意します。
「100万円たまる

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明け方の若者たちを読んで

明け方の若者たちを読んで

結構前に、Twitterのフォロワー界隈で話題になっていた作品。
気になりながらも恋愛小説かあ…気乗りしないなと思って読んでなかった。

それが先日、
春の陽気に誘われて、大好きな本屋さんに散歩がてら行ってみたら、
なぜか今頃この本がプッシュされていて、
これは、「今が読頃…」ということだな!と、思い購入した。
(※追記・映画化が決まったかららしい。)

物語はある女性を愛した青年の、大学3年次~

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邦画の魅力について、あらためて考えてみた。

邦画の魅力について、あらためて考えてみた。

1.前置きここ最近、出勤準備をしながら邦画を「ながら見」することを習慣にしている。

「いや!大事なカットとか見逃しちゃうだろ!集中してみろよ!」という声が聞こえてきそうだが…

とにかく最近は、音楽と映画と、好きなものを可能な限り浴びていたい欲がすごくて、四六時中、音楽聴いているか映画見ている生活になってきている。
確かに、「ながら見」することで、重要なカットを見逃している可能性はあるし…途中停

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沖田修一作品が好きだ。

沖田修一作品が好きだ。

沖田修一監督の作品が好きだ。なんかふいに見たくなる。先日通勤準備をしながら「キツツキと雨」を見て、そしたら久しぶりに「南極料理人」も見たくなって、先週は沖田ウィークとなった。
キツツキと雨は、こんな感じのストーリー。

木こりの克彦は、妻に先立たれ息子とふたり山奥で暮らしながら、毎日淡々と木と向き合う仕事に勤しんでいる。一方の幸一は、東京からやってきた25歳の新米映画監督。自分の書いた本で映画が撮

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当たり前が、当たり前であるために

当たり前が、当たり前であるために

先日見たプロフェッショナル仕事の流儀がすごく良かったのでご紹介。

最近巷でよく聞くエッセンシャルワーカーという言葉、みなさんもご存知ですよね。
コロナ禍、在宅勤務や外出自粛などにより活動を制限された我々が日常生活を送り続けるために必要なものを供給し続けてくれる仕事、(医療や福祉、小売や交通など)に従事している人々のことをさします。

この回で取り上げられたのも、そんなエッセンシャルワーカーの1人

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心から応援できる恋愛がソコにある!!

心から応援できる恋愛がソコにある!!

先日、読んだ漫画「ブスに花束を」で、久しぶりに恋する心が蘇って悶えまくったので、恋を忘れた全女子におすすめさせていただきたい。

まずはざっとあらすじ。

「ブス」「デブ」という2大コンプレックスを抱えた花ちゃんは、毎日誰よりも早く登校して、教室の花を生けなおしていて、ある日、その様子を学校1のイケメン上野くんに目撃されてしまいます。

超絶清らかで美しい心をお持ちの上野君は、毎日誰かが花を生けな

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「私をくいとめて。」大九明子監督の妄想世界への共感と非共感。

「私をくいとめて。」大九明子監督の妄想世界への共感と非共感。

昨晩、兼ねてから楽しみにしていた、のん主演の「私をくいとめて」をみてきた。

元々綿矢りさの原作本を読んでいたので、映画化が決まって、その監督が大九明子で、さらに主演がのんだと知った時は「運命だ!」と思った。私はこの作品に出会う運命だったんだ!と。というわけで、かれこれ半年近く前から心待ちにしていた。

金曜夜の映画館、話の内容的にも私のような寂しいアラサー女性一人客がたくさんいるんだろうな…と思

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三谷幸喜の名作が教えてくれる。商業クリエイターに必要なもの。

三谷幸喜の名作が教えてくれる。商業クリエイターに必要なもの。

先週末、三谷幸喜の「ラヂオの時間」「みんなのいえ」を立て続けにみた。
やっぱりいつ見ても最高の2本だと思う。オールタイムベストってやつですかね。

いずれの作品も、ラジオ番組を作る人々、いえをつくる人々、「ものづくり」に携わるクリエイターたちが主役のハートフルコメディ作品だ。

両作品のざっくりあらすじをお伝えすると…

〜〜〜〜
ラヂオの時間…舞台はラジオ局。その晩、生放送のラジオドラマオンエア

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「青春」の喪失を受け入れる。

「青春」の喪失を受け入れる。

ずっとなんとなく見たいなーと思っていた、
映画「チワワちゃん」をようやく視聴しました。

まずはあらすじから。
〜〜〜
東京。
10代後半〜20代前半の男女が集った仲良しグループの1人、チワワちゃんがある日突然殺された。

モデルでインスタグラマー、若くて可愛いチワワちゃんが惨殺されたというセンセーショナルな事件に、マスコミ・メディアは色めきだち、チワワちゃんのあることないことなんでもネタにして騒

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