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【コラム】経営者のタイプを分けてみた

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はじめに

日本には約400万社の会社がありまして、そのすべてに経営者がいるので、ダブっている人を除いたとしてもたぶん100万人くらいは経営者がいるはずです。

それだけいれば当たり前のことではありますが、同じ「経営者」という立場である彼らにも様々な人格・性格があって面白いです。
経営者という比較的レアな職種に就いているため、無個性という人はほぼおらず、大抵が個性的な面々です。

今日は、その「経営者」を類型化してみようと思います😁
私が過去に出会った経営者の特徴や傾向をまとめているだけなので、根拠はないのですが、ちょっとやってみたくなりました。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
なお、今回は雇われ経営者は除いて、創業経営者やプロ経営者のみを思い起こして類型化していきます。


1.経営者の類型

私が考える経営者の類型は以下の通りです。


(1)カリスマ型
(2)エリート型
(3)ハートフル型
(4)ビジョナリー型
(5)プロフェッショナル型
(6)チームプレイ型


以下、一つずつ強みや弱点をご説明していきます😁


(1)カリスマ型


経営者の中で最も有名な類型といえばカリスマ型だろうと思います。
カリスマ型は、何らかの突出した才能、能力を持った人が経営者になった場合に発生する経営者タイプです。

この類型は、その突出した才能・能力のおかげで人が集まり、かつ、結果も出します。
ゆえに短期間で業績を出して組織が拡大していきます。
場合によっては一気にIPOを実現したり、東証一部(現プライム)まで駆け上がることも珍しくありません。

このような経営者が率いる組織では、原則としてトップダウン型のマネジメントが行われます。
ほとんどの意思決定に経営者自らが直接関わり、判断を下していきます。

日本でいうと孫正義さん永守重信さんが有名です。



カリスマ型の最大の長所は「スピード」です。
経営者自らが強烈なリーダーシップと独断で経営を牛耳っていくので、意思決定から実行までのスピードが非常に速いです。
大きな資金が動くM&A等であっても、最短当日中に意思決定を行えるほどのスピードです😱

永守さんも孫さんも意思決定のスピードが異常なほど速いことで有名で、経営の世界で長く活躍できているのもそのスピード感が大いに関係していると思われます。


一方で、カリスマ型には巨大な弱点が潜んでいます。
それが「後継者問題」です。

カリスマ型経営者は、その突出した才能のせいで後継者が全然見つからないのです🙄
孫さんも10年くらい前に、自己の後継者を育てるためにソフトバンクアカデミアという経営者の学校を開講しましたが、今のところ後継者らしい人は育っておらず、未だに孫さんが自ら経営を担っています。

永守さんもついこの間、自分で指名した後継者を降格させて、自分がCEOに返り咲くという通常では考えにくい意思決定をしたことで様々なニュースに取り上げられました。



このように、カリスマ型は、一代限りの経営で終わるリスクを抱えていて、この問題はカリスマ経営者の能力が高ければ高いほど大きなリスクとなってのしかかってきます。
中小企業の後継者問題の多くもこれが原因で、カリスマ性の強い経営者が多いがゆえに、後継者が全然見つからないのです。
その上で、経営者自身も死ぬまで現役でいたいという欲求が非常に強い人が多く、後継者に譲ると言いつつあれこれと口出しして、結局実質的な経営を行ってしまいがちです。

そのため、カリスマ型の経営者が経営する企業は、経営者が倒れればその時点でほぼ終わりです。
孫さんや永守さんが倒れた場合、ソフトバンクや日本電産の株式は暴落するでしょう🤔

カリスマ経営者として世界的に有名だったスティーブ・ジョブズがティム・クックに引き継いだように、上手く後継者を見つけ出さない限りは永続性が望めない類型です。

THEワンマン経営



(2)エリート型


続いてエリート型。
この類型は、THE秀才と呼ばれるような高度な学歴や経歴を持ったピカピカ人材が経営者になった類型です。

例えば、灘や開成などを経て、東京一工又は早慶に行き、海外の有名大学院で修士号を取ったあとに大手企業を経てマッキンゼーやBCG又はゴールドマン・サックス等で勤務した後、何かしらの出来事があってベンチャー企業を創業みたいなよく聞くあれです。

この類型の経営者の多くは、自分が天才又は秀才であることを自覚していて、原則として自分が一番賢い、一番考えていると思っています
実際その通りで、一般的な経営者層の知能レベルを遥かに凌駕しているので、基本的には誰よりも深く思考していますし、幅広い知見を有している人が多いです。

もちろん「自分が一番!」と考えている人ばかりではないですが、そういう思想が根底にあることが多いです。
なぜなら、この類型の経営者の多くが、負けたことが殆ど無いからです。

生まれながらにして比較的裕福な家庭で育ち、子供の頃から神童として扱われ、周りにそういう天才児たちが多い環境で育つので、常に強者の道を歩むことができます。
途中で心が折れない限り、戦闘力はドンドン上がっていき、なかなか一般人に負けることはありません。
受験でも試験でもビジネスでもずっと最上位層に属して生きています。

私の知る限り、この類型の経営者の多くが、自分と似たような経歴の人を組織に呼び込む傾向があります。
好んで選んでいるといってもいいくらいです。
ゆえに、組織内の平均的な学力が高くなり、結果的に資金調達や提携等が容易になり、業績も上がりやすい状態になります。

この類型の経営者で最も有名な人は大前研一さんだと思います。
今となってはカリスマ型でもあります😁



大前さんの簡易的な経歴は以下の通りです。
早稲田大学→東京工業大学修士→MIT博士→日立製作所→マッキンゼー(日本支社長)→独立。
まさしくって感じですね。

そんな大前さんが経営している株式会社ビジネス・ブレークスルーの取締役陣を見てみましょう。

柴田 巌さん:京大工学部→京大修士→英国London School of Economics & Political Science (MSc)→米国Northwestern大学Kellogg Graduate School of Management (MBA)

門永 宗之助さん:東京大学工学部→MIT修士→マッキンゼー

廣瀬 光雄さん:慶應法→米国ボストンカレッジ大学院→大日本印刷米国法人社長→ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人代表

宇田 左近さん:東大工学部→東大修士→マッキンゼー

ね?(笑)
もう説明不要だと思います。


エリート型の経営者が運営する企業の多くでは、取締役陣も大抵キラキラしたエリート型の経歴を歩んでいます。
最初は友人知人を誘って創業するでしょうから当然のことだとは思いますが、実は従業員にもそういう経歴の方がたくさんいることが多いです。

妬み僻みの対象になってしまうかもしれないので、会社名はこれ以上挙げませんが、ベンチャー界隈でもその傾向は非常に強いです。
エリート型の経営者の会社では、明確に学歴による制限を設けて採用活動をしているところもあるくらいです。

この類型の経営者は、自分の周りにも優秀な人材を置くことが多いので、弱点があまりありません。
優秀な人間が多く集まれば、それ相応の知見が集まるので業績を出しやすくなりますし、経歴や学歴によるハロー効果のおかげで資金もたくさん集まりますから事業もスムーズに拡大していけます。

強いて弱点を挙げるとすると、組織の中がキラキラメンバーばかりになりやすいので、人件費がかなり高額になりがちという点でしょうか🤔

あとは、エリート型の経営者の場合、一歩間違うと横柄な態度で従業員に接したり、他人を基本的に見下していたり、馬鹿にしていたりするので、最終的にはワンマン経営に走りがちになります。
その結果、組織内の信頼関係が崩壊しやすいです。
ただ、この点はエリート型だからというよりは、その人の人格的問題です。
エリート型の人たちは負け知らずであるがゆえに自尊心・自己愛が強い人が多いですから、上記のような傾向は強い方だと思います。

中世の貴族社会みたいなものですね🤣

そもそも一般の人と会話が全く噛み合わない人も多いので、我々庶民は関わらない方がいいと思います。

パンがなければお菓子を食べればいいじゃない



(3)ハートフル型


ハートフル型は、温情溢れる優しい人が経営者になった類型です。

この類型の経営者は、自分の利益よりも顧客・従業員の利益を考えて行動することが多いので、本当に多くの人から愛される傾向があります。
本心でどう思っているかはわかりませんが、少なくとも客観的にはそう見える人がハートフル型です。

日本で最も有名なハートフル型経営者はPanasonicの創業者である松下幸之助さんでしょう。



今でも「経営の神様」として崇められています。

松下さんは、松下政経塾という政治や経営の私塾を開校されておりまして、主に政治家が多いですが、錚々たるメンバーを排出しています。



松下さんは、現在の名経営者である稲盛和夫さんにも強い影響を与えたことで有名です。
稲盛さんは超有名人なので説明は不要かと思いますが、念のためご説明しますと、京セラ及びKDDI創業者で、破綻したJALを再建させた日本を代表する経営者です。



稲盛さんもハートフル型の経営者だと私は考えています😁

優しさって大事



(4)ビジョナリー型


ビジョナリー型は、先々に実現したい理想(ビジョン)があり、それをどうしても現実化させたい人が経営者になった類型です。
自分の理想を実現したくて居ても立っても居られなくなった人ですね😁

この類型は後々カリスマ型に変容していくこともあります。
人を動かすのは最終的には志なので、徐々に本人もその高い志に近い人物になっていくのだろうと思います。

ビジョナリー型は、ベンチャー企業の経営者には比較的多い類型で、むしろベンチャー企業の経営者でビジョナリーじゃない人は長く保たないのではないかとすら思います。
それほど中小企業の経営は苦しいので、高い志や理想がないと精神を保てないでしょう。

毎日毎日自分のビジョンを磨き上げて、他人に語り続け、仲間を一人ずつ増やしていく活動がベンチャー経営なのだろうと思います。
CEOが採用に本気じゃない企業の多くは、組織が内部から崩壊していくものです。

今はもう日本を代表するようなカリスマ型経営者ですが、ソフトバンクの孫さんも若い頃はビジョナリーな経営者として有名でした。
まだソフトバンクが何処の馬の骨かわからんような会社と思われていた頃から、いや、もっと前からずっとです🤣
孫さんの自伝を読む限り、10代の頃からぶっ飛んでいらっしゃった方なので、ビジョナリー型特有のユニークさをもっていた人なのだろうと思います。

ビジョナリー型の経営者はとにかく楽しそうに未来の話をします
自分の大好きな分野があって、その分野のことを寝ても覚めても考えて、語り続けているような人です。
こちらが頼みもしないのに語り始めますし、一度話し始めるとしばらく止まりません。

その情熱に影響を受けて、一人、また一人と仲間が増えていきます。
ベンチャー企業にいると時々そういう経営者に出会えるので非常に楽しい思いができます。

ビジョナリー型の経営者の多くは、けして天才ではありません。
どちらかというと抜けているし、自分の専門分野以外のことに関しては無頓着です。
だからこそ、周りに優秀なプロフェッショナルが必要で、そういう人たちに素直に助けを求められる人が後々経営者として成功しているように思います。

一方で、ビジョナリー型なのにあまり上手く行っていないタイプの人は、自分が一番凄いと思いこんでいるタイプの人です。
その分野のことを徹底的に調べ、情報を持っているがゆえに、周りと張り合ってしまって仲間集めが上手にできないのです。
ビジョナリー型に限らず、経営はチームプレイで行うものなので、優秀な人材を獲得できなければその時点で負けが濃厚となります。

ビジョナリー型の最大の弱点になりうるのがこの点(人材獲得)です。
大抵の場合、ビジョナリー型の経営者の言うことは、時代を先取りしすぎていて、現代のことしか考えられない一般人にとっては「頭のおかしい人」にしか見えません🙄
その上、創業初期の段階では知名度も一切ないので仲間探しに苦労します。
それでもなお、ひたすら周りに自分のビジョンを語り続けて、仲間になってほしいと「素直に助けを求め続けた」ビジョナリー型だけが徐々に仲間を集められるのだろうと思います。
ビジョナリー型の経営者はビッグマウスでもあることが多いので、謙虚さをけして忘れないようにしましょう!

力を貸してください!



(5)プロフェッショナル型


プロフェッショナル型は、何らかの分野の専門家が、そのまま事業を拡大させて経営者になった類型です。

大きめの法律事務所の創業弁護士、監査法人の創業会計士、大手病院の開業医などなど。
何らかの分野の専門家であることが原則です。

プレイヤーとして優秀な人が、自分の事業を徐々に拡大させていき、後輩や従業員が増え、大所帯になっていくコースです。
士師業の世界ではよくあるパターンです😁

我々法律分野の人間にとっては神に近い存在として長島安治先生がいらっしゃいます。
先生は現在の4大法律事務所の一つである長島・大野・常松法律事務所の創業者の一人です。



他にも、司法試験に合格後に司法試験指導校「伊藤塾」を立ち上げて、司法試験予備校業界のトップの座に君臨し続けている伊藤真先生などもこの類型といえそうです。
法学部卒なら全員が知っていると言っても過言ではないでしょう。
むしろ伊藤先生を知らないなんて何を学んできたの?と思うほど知名度が高い先生です。



この類型の最大の強みは、もちろん専門性です。
何らかの分野の専門家であるがゆえに、その分野では他の追随を許さないほどの専門性を有しています。
その上で、ビジネスセンスまで有している人が経営者になって成功を収めます。

そして、プロフェッショナル型の経営者は堅実な経営を行う人が多いので、あまり失敗をしません。
少なくとも私の知る限りではまだ大失敗した事例を見たことがないです🤔
自分の専門性を活かして得意分野だけで勝負する人が多いので、負ける可能性が非常に低いのです。
それゆえに強い。

一方で、士師業や専門家であるがゆえに「大きなチャレンジはしない」という人が多いと思います。
自分で確実に勝てると思える領域でしか挑戦をしないので、大成功というケースは珍しいかなと思います。
もちろん、経営者個人は数億~数十億の資産を形成しますが、従業員や他の役員に関してはそこまで大きな成功を勝ち取れないことが多いです。
そのため、プロフェッショナル型の経営者は、その経営者だけが着実かつ継続的な利益を獲得し、大きな資産を形成するという感じです。
個人事業の延長みたいな経営ですね😁

ちなみに、WARCの創業者である山本彰彦もプロフェッショナル型の経営者です。
なお、うちの山本さんは堅実経営というよりはチャレンジャー気質が強いですね。
自分の資産だけが増えていくという感じの経営は今のところしていないです。
むしろ、自分ばっかりリスクを背負っています🤣



山本さんは元々公認会計士で、監査法人→ベンチャーCFOという経歴なのですが、自分の専門領域内(会計・管理部門人材の分野)で事業を創業しました。
ここまではプロフェッショナル型の典型的なコースです。
その後、事業領域を拡大し、今では100人近い従業員を抱えるベンチャー企業の創業者です🙄
若い頃から知っているのでその遍歴を間近で見ていますが、不思議な気持ちです。
山本さん自体は若い頃から根っこは変わってない気がするのですが、少しずつ仲間が増えていって、事業そのものが自然成長し始めたという感じがします。


未だにTシャツで活動する経営者(山本彰彦)



(6)チームプレイ型


最後に、チームプレイ型は、何事もチームで行うことが好きで、常にチームで経営を行うことを徹底している経営者です。

この類型の経営者は、創業もチームで行うことが多いです。
仲の良い仲間と一緒に創業するコースです。
ベンチャー経営者にも一定数存在する類型だと思います。

この類型の強みはチームワーク採用力だろうと思います。
大抵が仲良しチームで創業しているので連携もスムーズで、友人の友人などをリファーラル採用できるため仲間も増えやすいです。

また、社内の雰囲気も良い事が多く、皆が協力的に作業をこなしてくれる組織が多いです。
そのため、組織の問題が発生しづらい点も魅力の一つです。

再度ご登場いただきますが、我らがフリー素材創業者、山本彰彦もチームプレイ型の経営者です。
プロフェッショナル型で、かつ、チームプレイ型なので、比較的珍しいタイプだなと私は思っています。
プロフェッショナル型の場合、通常はチームプレイが苦手なので🤔

WARCは元々山本さんとその仲間で創業したのですが、その仲間の仲間がさらに集まって今のWARCが成り立っています。
社内に公認会計士・税理士が異常に多いのもそのせいです。
私も山本さんが創業者だからこそWARCに所属しています。

山本さんはほとんど怒らない人だし、温厚なので、本当に友だちが多いです。
WARCという組織は、常にチームで活動していて、WARC社内ではそれぞれの事業部の不得手を互いに補い合って事業を進めています。

創業者の山本さん、石倉さんが更に大先輩方を集めて「WARC応援団」というものを結成したのですが、そのメンバーがまた凄いんすよ😱
ちょっとPR Times見てください。



チームプレイ型の経営者は、連携や提携を広げるのが本当に上手なので、安定的なネットワーク経営を行うことが多いです。
協力者をたくさん作っていく経営手法です。
会社間で争い合って競争するという発想よりも、一緒に何かできないかという発想をするので、事業が上手く行きやすいのでしょうね🤔
素晴らしいことです。


一方で弱点もあります。
それは、一度経営陣の仲間割れが起こってしまうと悲惨な状態になりやすいという点です。
それまで仲が良かったがゆえに問題が深刻化しやすく、リファーラル採用で組織を構築しているがゆえに、役員の一部が退陣する際に、そのお仲間も一斉退職ということに発展しやすいです🙄

それゆえ、強みが弱みにもなり得る諸刃の剣感が出てきます。
常日頃からコミュニケーションにコストをかけて、しっかり対話することが重要です。

創業者間の争いは意外と多い



2.どんな経営者と働きたいか

上記のとおり、経営者にも様々なタイプがあります。
今一度おさらいとして一覧を表記します。


(1)カリスマ型
(2)エリート型
(3)ハートフル型
(4)ビジョナリー型
(5)プロフェッショナル型
(6)チームプレイ型


この中で一緒に働きたい経営者タイプはありますか?
そして、一緒に働きたくないタイプはどのタイプですか?😁

そういうことを常日頃から考えることがとても重要だと思っています。
従業員として働く道を選んだ場合、単に生活のためだけに労働をするのは非常につまらないです。
毎日嫌々ながら稼働するのは精神衛生上もよろしくないでしょう。

どうせなら、CEOの夢やビジョンに共感して、その理想の実現に尽力する人生の方が楽しいじゃないですか。
もちろん無理をしない範囲で。

でも、好きでもない経営者のために働くことは難しいと思います。
『この人のために協力したいなぁ』と思えないといけません。

だからこそ、経営者をタイプ別に分類して、自分が好きな経営者はどういう人なのかを考えておくべきだと思います😁
それが就職や転職時に役に立つはずです。

ちなみに、私はそれぞれの類型について、以下のような感想を持っています。


(1)カリスマ型
若いカリスマ型ならば一緒に働きたいと思うことが多いです。
ただ、自己のカリスマ性に陶酔して、横柄になったり、謙虚さを忘れてしまった場合は避けたいところです。
危険信号としては、自社の従業員について「うちの社員はレベルが低い」と言い始めたら赤信号かなと思います。
自分で選んだ社員なのに、それについてレベルが低いと表現し始めたら自分を客観視できないほど過信し始めている状態だと判断します。
自分の人を見る目がないことを棚に上げた発言なので、まずは反省して、採用に全力を出し切ることを考えるべきです。
カリスマ型の中でも極稀に反省が上手な人がいます。
そういう人は大好きです。


(2)エリート型
この類型の経営者の場合、私が手伝う必要性が低いですし、自分で全部できると思うので、私なんぞが組織に入っても所詮この人の劣化版として活動せざるを得なくなります。
そのため、極力避けたいと考えます。
それに、エリート型の人と話が合った経験がほとんどありません。
私は地方ど田舎民なので、育った環境が違いすぎて話が全く噛み合わないことが多いです。
仮にエリート型経営者の会社が有名な企業となり、かつ、報酬が高い会社となる可能性が高くても避けると思います。
一方で、庶民性と謙虚さを忘れないタイプのカリスマ型であれば是非お手伝いしたいと思います。
なお、そういう人は極めて稀です。
心当たりがある人は一人しかいません。
その人は関西の貧しい地域で育った方で、本人の努力だけで高い学歴を手にし、のし上がってきた人なので、今でも謙虚さを忘れずに経営者をなさっています。
そういう人の仕事なら喜んでお手伝いしたいです。


(3)ハートフル型
この類型の経営者とは是非一緒に働きたいです。
ハートフル型の経営者は時々非合理的な行動をすることがありますが、そこにはいつも愛情があって、誰かのために非合理を受け入れる傾向があります。
その行動の度が過ぎると倒産してしまうので危険ではありますが、人間性豊かな人の方が一緒に働いていて楽しいですし、優しい気持ちになれるので私はハートフル型の経営者はとても好きです。
すでに皆さん御存知のとおり、ハートフル型の経営者なんてほとんど存在しません🤣
私も数人しかお会いしたことがないほどレアキャラです。


(4)ビジョナリー型
ビジョナリー型もかなり好きです。
私も未来の話をするのが大好きなので、ビジョナリー型の経営者の話を聞くのはいつも楽しいです。
ただし、単にビジョナリーなだけの人が多いので注意が必要です。
理想を思い描き(妄想に近い)、他人に語るだけなら、ある程度思い込みの激しい人なら誰でもできます。
経営者として結果を出すタイプの人は、その妄想に論理と知性を加えて、しっかりと理想として筋が通ったビジョンを描きます。
そういう経営者の方はあっという間に仲間を集められるので私なんぞ必要ないとは思いますが、出会えたら是非お手伝いしたいところです😁


(5)プロフェッショナル型
職業柄、プロフェッショナル型の経営者には多く出会えます。
弁護士、会計士、税理士、医師など様々なプロフェッショナルがいますが、私はたぶんこういう職業の経営者との相性がよろしくないです🙄
プロフェッショナル型の経営者は着実かつ堅実に経営を行うので、細く長く利益を出し続けます。
それ自体は大変素晴らしいことです。
しかし、それらの成長はすべて予想通りの状態で、あまり予想外が起こりませんし起こしません。
私は山本一派なので、そういう退屈な経営だと十中八九飽きます🤣
プロフェッショナル型の経営者の下で働くくらいなら、より安定性の高い公務員を目指すべきかなと思ったりもします。


(6)チームプレイ型
チームプレイ型の経営者は大好きです。
カリスマ型やエリート型の経営者の多くは、チームプレイを苦手とする人が多いです。
自分で全部やろうとしたり、できると思っていることが多いので、組織内の関係性が悪化しやすい傾向があります。
一方でチームプレイ型の経営者は「自分が一人では何もできない無能であることを知っている」ことが多いので、非常に優秀です。
世界トップクラスの天才なら一人でもやっていけるかもしれませんが、そんな経営者はほとんど存在しません。
ある程度秀才であっても、所詮一匹の人間です。
だからこそ、チームが必要で、チームで活動した方がより多くの利益を獲得できます。
そのことをしっかり理解しているのがチームプレイ型の経営者だと思います。

WARCの山本さんもチームプレイ型の経営者なので、基本的に自分が苦手とする分野は他人に任せますし、頼ります。
そういうところが良いのです。
自分がそこに存在してもいいのだという承認をいただけた気持ちになる。

チームプレイ型の経営者は従業員に存在意義を与えてくれることが多いです😁
『何もできない自分だけど、この会社では必要とされているんだな』という安心感が得られる。
それは一般人である我々にとって、とても喜ばしいことです。


以上が私の見解です。
皆さんはそれぞれの類型についてどういう印象を持っていますか?
一度考えてみると良いかも知れません。



おわりに

ということで今日は経営者をタイプ別に分類し、類型化してみました😁
もちろん類型はこれだけではないと思いますし、細かく分けるといくらでも類型化できると思いますが、ひとまず記憶しやすい数にとどめてみました。

世の中には様々な経営者がいて、会社数だけ変な経営者がいます(笑)
どんな変人が好きか一度考えてみて、転職や就職の参考にしてみてくださいませ。


ではまた書きます🎵


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著者:瀧田 桜司(たきた はるかず)
役職:株式会社WARC 法務兼メディア編集長
専門:法学、経営学、心理学
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