漢方生薬と香りの関係Ⅱ
こんにちは、wakaです。
以前書かせて頂いた記事の続きとなります!
生薬にも使われ、フレグランスの原料としても使われている植物は沢山あるので、今回もその生薬をいくつかご紹介します。
生薬と聞くと途端に薬っぽくなるというか、遠く感じるんですけど呼び名が違ったりするだけで、身近な物も多いんですよ!
まずひとつ目は、
☆丁子 ちょうじ (クローブ)
フトモモ科のお花の蕾の部分。
見た目が釘に見えるので丁子と呼ばれています。
スパイスとしても有名でチャイにも使われたりしますよね!
甘くてスパイシー、異国的な香り。タバコやお香に使われている事もあるそうです。
バニラみたいなんですけど、渋みがあります。香水に入っていると雰囲気があってちょっとエキゾチック。
生薬として:丁子、丁香は香りによる健胃作用があります。(良い香りで元気!)
丁子は体を温める属性を持っているので、飲み物でしたりカレーに入っていると良いですね!
体内の巡りを良くしてくれるので、冷え性の方にも嬉しい効果があります。
そしてお次は・・・
☆陳皮 ちんぴ (オレンジピール)
皮という文字が付いているのでわかりやすく、オレンジの皮ですね!
皮をドライにして刻んで使われる事が多いです。
フレグランスで使われる時には、(オレンジピール)と呼ばれたり、これをジャムにしたオレンジマーマレードというものがあったりします。
爽快感があり、皮のほろ苦さが心地よく感じる事が出来ますよね。
そして芳香剤としてもおすすめですので、お家の香りとして取り入れてみてください!
生薬として:香りによる健胃作用、血流改善、ストレス抑制など
やっぱりミカンの皮は良い香りがしますよね!
胃腸の弱い日本人には手に入りやすいとてもありがたい生薬ですね〜!!
お茶に入っている事も多いですし、料理にも使いやすいのではないでしょうか。
そして最後は….
☆沈香 じんこう (アガーウッド)
ジンチョウゲ科の樹木。英語でアガーウッドと呼びます。
字の如く水に沈む木です。だからといって持ち上げた時に重い!という事ではありせん。
沈香の中でも最高級と言われているのが伽羅です。
お香としてよく使われていますよね。
昔は戦場に行く前に武将たちが香りを焚いたそうです。
香道でしたり、儀式などのイメージもあるので香水に入っていたりすると、落ち着きを感じる事が出来たり、神聖な気持ちになるのかもしれません。
私が持っている香水にも入っていますが、頭の中がまとまらない日は夜寝る前に軽くシュッとします。
余談ですが、今は和紙のお香などもあって親しみやすくなっていておすすめですよ!
生薬として:鎮静、健胃、強壮
呼吸機能を助けたり、鎮静作用により神経の緊張を和らげたりします。
やっぱり落ち着く効果なんですねぇ。
いかがでしたでしょうか。
またこの続きは自分の忘備録としてやろうと思います!
・・・昨日から私は台風のせいで頭痛がひどいのですが、皆さんも刺激物はなるべく控えてお過ごし下さいね
それではまた!
wakaでした。
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